2019年4月アーカイブ
2019.04.23
第10回創元SF短編賞 受賞作決定
東京創元社が主催する短編SFの新人賞である、第10回創元SF短編賞の受賞作を決定いたしました。創元SF短編賞のページでご確認ください。
http://www.tsogen.co.jp/award/sfss/10th/
2019.04.19
東京創元社 採用情報をマイナビで公開しました
マイナビにて採用情報を公開しました。
会社情報・先輩インタビュー等を掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
また、書類の応募につきましては、下記リンクより詳細をご確認の上、ご応募ください。
応募締め切りは5月9日(木)必着(持参不可)です。
問い合わせ先
株式会社東京創元社 総務部
TEL : 03-3268-8201
2019.04.15
イラストレーター・丹地陽子先生の個展が東京・西荻窪で開催されます(4月25日~5月6日)【このイベントは終了しました】
小社刊の大崎梢『配達赤ずきん』や小林泰三『アリス殺し』、堀内公太郎『タイトルはそこにある』、ドロシー・L・セイヤーズ『ピーター卿の事件簿』など装画を多数手掛けるイラストレーター・丹地陽子先生の「眼鏡」をテーマにした個展が、東京・西荻窪の書店&ギャラリー〈URESICA〉で開催されます。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
丹地陽子 個展「めがね」
日時:2019年4月25日(木)~5月6日(月)
12:00~20:00 ※4月30日(火)5月1日(水)休み
会場:URESICA
〒167-0042 東京都杉並区西荻北2-27-9
TEL:03-5382-0599
詳細については公式サイトをご覧ください。
http://www.uresica.com/
2019.04.15
第10回創元SF短編賞 最終候補作発表
東京創元社が主催する短編SFの新人賞である、第10回創元SF短編賞の二次選考結果(最終候補作)を発表いたしました。創元SF短編賞のページでご確認ください。
http://www.tsogen.co.jp/award/sfss/10th/
2019.04.15
アンソニー・ホロヴィッツ/山田蘭訳『カササギ殺人事件』が第10回翻訳ミステリー大賞と第7回翻訳ミステリー読者賞をダブル受賞しました
4月14日におこなわれた第10回翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンションにおいて、公開開票の結果、アンソニー・ホロヴィッツ/山田蘭訳『カササギ殺人事件』(創元推理文庫)が第10回翻訳ミステリー大賞に選ばれました。
また、同時に発表された第7回翻訳ミステリー読者賞も受賞し、ダブル受賞となりました。
2019.04.12
東京創元社の「創元 初夏のホンまつり2019@東神楽坂」開催! ※スタンプラリー対象イベント【このイベントは終了しました】
来る6月6日(木)、7日(金)の二日間、東京・飯田橋の東京創元社本社において、「創元 初夏のホンまつり2019@東神楽坂」を開催いたします!
「創元 初夏のホンまつり@東神楽坂」とは、東京創元社本社屋内駐車場をリアル書店として、自社単行本・文庫の流通品目全点、オリジナルグッズなどの販売を行うものです。
【東京創元社 「創元 初夏のホンまつり2019 @東神楽坂」】
◇日時:2019年6月6日(木)12時~19時、7日(金)12時~19時
◇場所:東京創元社本社 屋内駐車場
東京都新宿区新小川町1-5
Googleマップ
※本社社屋は立ち入り禁止とさせていただきます。
【開催内容】
◇東京創元社の流通在庫全点販売(1,000点以上)
◇文庫創刊60周年フェア対象書籍の販売
◇オリジナルグッズ販売
◇特別ゲストによるサイン会開催
など
■「サイン会開催のお知らせ」(5/7追加)
ホンまつりが行われる6月6日、6月7日にゲストをお招きしてサイン会を開催いたします。
サイン会以外にも「ゲスト オススメの10冊」の販売を予定しています。(購入者にはゲストの先生の特別名刺をプレゼントいたします)
詳細は下記の通りです。
ゲスト :廣嶋玲子先生
日時 :6月6日(木)
会場 :東京創元社本社 特設スペース
時間 :16:00~18:00
対象書籍:
【文庫】
『妖怪の子預かります』
『うそつきの娘』
『妖たちの四季』
『半妖の子』
『妖怪姫、婿をとる』
『鳥籠の家』
『猫の姫、狩りをする』
『妖怪奉行所の多忙な毎日』
『弥助、命を狙われる』(先行販売)
※サイン対象の書籍は当日「ホンまつり」で購入していただいた廣嶋先生の著作限定とさせていただきます。
当日は6月13日発売予定の『弥助、命を狙われる』を先行販売いたします。奮ってご参加下さい!
ゲスト :坂木司先生
日時 :6月7日(金)
会場 :東京創元社 特設スペース
時間 :16:00~18:00
対象書籍:
【文庫】
『青空の卵』
『仔羊の巣』
『動物園の鳥』
『切れない糸』
『何が困るかって』
覆面作家の坂木先生につきましては進行の都合上、事前予約制にいたします。
(満数に達したため応募を終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。)
参加を希望される方は予約フォームよりお申し込み下さい。
尚、サイン会は先着100名様までとさせていただきます。
※サインしていただける書籍は、お一人様1冊までとさせていただきます。
※サイン対象の書籍は当日「ホンまつり」で購入していただいた坂木先生の著作限定とさせていただきます。
※今回のサイン会はお一人様予約1件とさせていただきます。複数回のお申込みは出来ません。
※お電話等、予約フォーム以外でのお申込みは受け付けておりません。
※定員になり次第、予約受付を終了させていただきます。予めご了承ください。
「Trick+Trap」の伝説企画が復活いたします。奮ってご応募下さい!
■「くらりのぬり絵コンテスト」(5/10追加)
「創元 初夏のホンまつり」を記念して、東京創元社公式マスコットキャラクター「くらり」のぬり絵をご用意いたしました。
ホンまつり当日、皆様のぬり絵を店内に飾らせていただきます。
また、素敵なぬり絵をお送りいただいた方の中から
・「くらり賞」
・「廣嶋玲子 一日店長賞」(6/6)
・「坂木司 一日店長賞」(6/8)
を1名ずつ選ばせていただき、受賞した方には東京創元社オリジナルグッズをプレゼントさせていただきます。
ぜひ、くらりを可愛く色付けしてお送りください。
【参加方法】
1. 以下のリンクをクリックしてくらりのぬり絵をダウンロードしてください。
・くらりのぬり絵(PDF:99kb)
2. くらりのぬり絵を印刷してください。
(A4の大きさを基本にしていますが、A4以外の大きさでもかまいません)
3. ぬり絵を塗る
画材の指定などはございません。
4. ぬり絵を東京創元社に送る
送付方法は以下の2通りとなります。
1. 郵便で送る
宛先:〒162-0814 東京都新宿区新小川町1-5 くらりぬり絵係
期限:2019年6月3日(月)必着
必要事項:
・郵便番号
・ご住所
・お名前
・ハンドル名(ぬり絵掲示、および賞品当選の際に使わせていただくお名前。本名と同様の場合は不要。)
・ぬり絵のタイトル(必須ではありません)
※お送りいただいたぬり絵はご返却できませんのでご了承ください。
2. データで送る
以下のフォームに必要事項を記載し、ぬり絵をスキャンまたは撮影したものを添付してお送りください。
期限:2019年6月3日(月)17時まで
くらりぬり絵コンテスト応募フォーム
※データの大きさは3Mb以内でお願いいたします。
※当日は印刷したものを展示させていただきますので印刷しやすいものをご用意ください。
※ぬり絵コンテストは今回から事前に申し込まれた作品のみ展示させていただきます。
ホンまつり当日はぬり絵を描くスペースを設けておりませんので予めご了承下さい。
【賞について】
「創元 初夏のホンまつり」当日に、一日店長としてご来場いただく先生に、それぞれ1名ずつお気に入りのくらりぬり絵を選んでいただきます。
また、それとは別に「くらり賞」として1名を選ばせていただきます。
各賞に選ばれた方々については、東京創元社オリジナルグッズをお送りさせていただきますので、応募の際は住所・氏名をお忘れなきようお願いいたします。
■「くらりのぬいぐるみ」の物販のお知らせ(5/20追加)
創元 初夏のホンまつりでは「くらりのぬいぐるみ」を販売いたします。販売価格は3,600円です。
また、くらりのぬいぐるみ専用の「ホームズ衣装」も販売価格6,000円でご購入いただけますので、是非ぬいぐるみと一緒にお買い求め下さい!
・6月6日(木)先着50名様(ぬいぐるみはお一人様1個限り、衣装はお一人様1着限り)
・6月7日(金)先着50名様(ぬいぐるみはお一人様1個限り、衣装はお一人様1着限り)
となっております。初日にお買い上げいただいた方は翌日にはご購入できません。あらかじめご了承下さい。
※これらのグッズに関しては後日、新たに開設する弊社のオンラインショップでも販売の予定がございます。
■新作オリジナルグッズ販売!(5/21追加)
最新グッズ情報第1弾
バッグやお財布に付けてもよし! 部屋に飾ってもよし! くらりのアクリルキーホルダーが出来ました。
販売価格はいずれも800円です。購入数の限定はいたしません。数に限りがございますので、あらかじめご了承下さい。
■スタンプラリー企画始動!(5/24追加)
文庫創刊60周年を記念して、今年はスタンプラリー企画を行います。
早速ホンまつりからスタートしますので、ぜひお買い物ついでにお楽しみください!
スタンプラリーの詳細は下記の通りです。
くらりスタンプラリーとは……、
・東京創元社が係わるイベントで開催します。
・期間は2019年6月の「初夏のホンまつり」から2020年3月までを予定しています。
・スタンプラリーを行うイベントについては、公式HP「お知らせ欄」で事前に「スタンプラリー対象イベント」と掲載します。
・スタンプは全部で3種類あります。1つのイベントで、押印できるスタンプは1種だけです。
・お持ちの手帳などにスタンプを押印しても構いません。ただし、プレゼントをお渡しできるのはこの台紙に押印された場合に限ります。
・スタンプラリー達成の景品は、特製缶バッジです。
・3種のスタンプを集めた方は東京創元社のスタッフにお声掛けください。スタッフ確認印押印後、その場で特製缶バッジをお渡しします。
※本イベントは「初夏のホンまつり」のみを対象としているものではなく、複数回のイベントを対象にご参加いただく企画です。
■新作オリジナルグッズ販売!(5/28追加)
最新グッズ情報第2弾
大事なメモやメッセージもくらりと一緒!
くらりの付箋を販売いたします。
販売価格は1個500円です。数に限りがございますので、あらかじめご了承下さい。
■購入者特典くらりオリジナルブックカバー(6/4追加)
今年も会場で書籍を購入いただいたお客様にホンまつり限定くらりオリジナルブックカバー(紙カバー)をプレゼントいたします。今回は、文庫と単行本と絵柄が違います。
文庫は、文庫創刊60周年イラストをあしらった周年記念バージョン、単行本はくらりのジャンル別イラストとアイコンを使った市松模様となっております。
ぜひ、両方ゲットしてください!
*購入した書籍の数をお渡しします(1書籍につき1枚)。
*数に限りがございます。なくなり次第配布終了となります。
*対象書籍は流通在庫商品となります(汚損本は対象外です)。
ホンまつりの詳細につきましては今後順次公開いたします。
どうぞお楽しみに!
2019.04.10
イラストレーター・千海博美先生と辻恵先生が参加される展覧会が東京・神宮前で開催されます(4月19日~5月1日)【このイベントは終了しました】
東京創元社の雑誌〈ミステリーズ!〉の表紙をはじめ石川宗生『半分世界』やG・K・チェスタトン『ポンド氏の逆説』の装画を手掛けている千海博美先生と、芦原すなお『ハムレット殺人事件』の装画を手掛けている辻恵先生が参加される展覧会が、4月19日より東京・神宮前で開催されます。作品の展示に加え、関連書籍も販売されています。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
■「鈴木成一が選んだ10人」展
日時:2019年4月19日(金)~5月1日(水)
12:00-19:00
会場:ペーターズショップ アンド ギャラリー
〒150-0001 渋谷区神宮前2-31-18
Tel. 03-3475-4947
2019.04.09
アンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件』が2019年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位に選ばれました
2019.04.08
門田充宏『追憶の杜』サイン本ネット販売のお知らせ
【サイン本販売のお申し込みは締め切りました】
5月11日発売の門田充宏『追憶の杜』(創元日本SF叢書/四六判仮フランス装/税込定価1,944円)の著者サイン本を、ネット予約販売いたします!
当サイトを通して『追憶の杜』をお買いあげいただく方へのサービスです。ご応募の締切は4月15日17時といたしますが、先着順で満数になりしだい受付を締め切らせていただきます。なお、お1人様1冊限りとさせていただきます。あらかじめご了承ください。
サイン本のお申し込みはこちらから。
※サイン本専用の楽天ブックスのページからのお申し込みとなります。
◆『追憶の杜』内容紹介◆
人間の記憶をレコーディングし、他人にも分かるよう翻訳する技術を生みだした会社・九龍。創業者の不二が病に倒れてからも精力的に事業を拡大していたが、記憶データをめぐって起きたいくつかの事件により、世間から非難と疑いの目が向けられていた。九龍に所属する記憶翻訳者(インタープリタ)の珊瑚は、恩師の不二と大切な居場所である九龍を守るため、事件の真相を探ろうとするが……。デビュー作『風牙』に連なる中編集。
著者紹介
門田充宏(もんでん・みつひろ )
1967年北海道根室市生まれ。3歳から11歳までは大阪、その後北海道に戻って根室と小樽で育ち、高校卒業以降は東京在住。一橋大学社会学部卒、2018年現在会社員。
2014年、「風牙」で第5回創元SF短編賞を受賞(高島雄哉「ランドスケープと夏の定理」と同時受賞)。Twitterアカウントは@gtfld。
※サイン本ネット販売の詳細・お申し込みについては、こちらをご覧ください。
お届けは2019年5月中旬になる予定です。あらかじめご了承ください。
2019.04.08
新刊刊行記念 大前粟生×谷崎由依×酉島伝法トークイベント(5/6 大阪)【このイベントは終了しました】
書肆侃侃房より大前粟生さんの新刊『私と鰐と妹の部屋』が刊行されました。
新刊刊行記念トークイベントの対談者として、酉島伝法さん、谷崎由衣さんが登壇されます。ほぼ同時期に刊行された、それぞれの新刊(『宿借りの星』(東京創元社)、『藁の王』(新潮社))を中心にトークを予定しています。
詳細は書店HPをご確認ください。
梅田 蔦屋書店
開催日時:2019年 05月06日(月) 19:00~20:30(開場18:30)
参加方法:参加費1,500円(税込)を梅田 蔦屋書店オンラインショッピングまたは店頭にてお申し込みください。
定員80名様
問い合わせ先:umeda_event@ccc.co.jp
書店HP:【イベント】『私と鰐と妹の部屋』刊行記念 大前粟生×谷崎由依×酉島伝法トークイベント 「鰐と王と星の部屋 現代文学のこと」
2019.04.07
第50回星雲賞参考候補作に東京創元社の作品が多数選出されました
4月7日(日)に第50回星雲賞の参考候補作が発表されました。同賞は、日本SF大会参加登録者によるファン投票で決定される、優秀なSF作品およびSF活動に贈られる賞であり、日本のSFおよび周辺ジャンルのアワードとしては最も長い歴史を持つ賞です。
第50回星雲賞の投票は4月7日~5月31日におこなわれ、受賞作発表および贈賞式は7月27日に第58回日本SF大会「彩こん」(会場・埼玉県さいたま市 ソニックシティ)でおこなわれる予定です。詳細は下記リンク先をご確認ください。
●第58回日本SF大会「彩こん」公式サイト
https://www.scicon.jp/
●第50回星雲賞 参考候補作一覧・投票ページ
http://www.sf-fan.gr.jp/vote2019/
今回、東京創元社の刊行作品で選出されたのは、以下の7作品です。
【日本長編部門】
●高島雄哉『ランドスケープと夏の定理』(創元日本SF叢書)
ぼくらが到達した宇宙と知性のすべて
地球随一の天才物理学者である気の強い姉に、なにかにつけて振りまわされるぼく。大学四年生だった夏に日本でおこなわれた「あの実験」から三年、ぼくはまたしても姉に呼び出された。向かった先は宇宙空間――ラグランジュポイントL2に浮かぶ国際研究施設だ。姉はそこで誰にも知られることなく、宇宙論に関するある途轍もない実験を準備していた。第五回創元SF短編賞を受賞した表題作にはじまる全三話。瀬名秀明が「日本SFの歴史を次の五十年に受け渡す傑作」と激賞した、新時代の理論派ハードSF。著者あとがき/解説=堺三保
●勝山海百合『厨師、怪しい鍋と旅をする』(単行本)
無類の面白さに満ちた美食中華幻想譚!
優れた厨師(ちゅうし)を輩出することで有名な斉家村(せいかそん)に生まれた見習い料理人・斉鎌(せいれん)は、ある日見知らぬ男から不思議な鍋を借り受ける。しかしそれは煮炊きをしないでいると腹を空かして動物や人間を襲い始める、とんでもない鍋であった。鍋を返すまで故郷に帰ることは叶わない──流浪の身となった斉鎌は、鍋とむらに代々伝わる霊力を持った包丁を頼りに、戦場の飯炊き場、もののけの棲み家、名家の隠居所などで腕を揮いつつ、鍋の元の主を捜し歩くが……
若き厨師と怪しい鍋が旅の途上で出会う人々と不思議、そして料理。無類の面白さに満ちた美食中華幻想譚!
【日本短編部門】
●八島游舷「天駆せよ法勝寺」(電子書籍)
第9回創元SF短編賞受賞
驚天動地の仏教スペースオペラ!
巨大な九重塔・法勝寺は、仏教発祥の星・閻浮提を代表する星寺にして最新鋭航行機能を備えた飛塔である。三十九光年離れた星の大仏の御開帳に向かうため、七名の宇宙僧を乗せ、四十九日の旅に出るが……飛行中の法勝寺を怪異現象が襲う。日経「星新一賞」と「創元SF短編賞」を連続受賞した新鋭が放つ、驚天動地の仏教スペースオペラ! 加藤直之によるカラー挿絵2点を収録。
●宮内悠介「トランジスタ技術の圧縮」/『超動く家にて 宮内悠介短編集』収録(創元日本SF叢書)
俊英の知られざるもうひとつの顔を目撃せよ!
「深刻に、ぼくはくだらない話を書く必要に迫られていた」
雑誌『トランジスタ技術』を「圧縮」する謎競技をめぐる「トランジスタ技術の圧縮」、ヴァン・ダインの二十則が支配する世界で殺人を企てる男の話「法則」など全16編。日本SF大賞、吉川英治文学新人賞、三島由紀夫賞受賞、直木・芥川両賞の候補になるなど活躍めざましい著者による初の自選短編集。あとがき(著者)/解説=酉島伝法(書籍紹介より)
【海外長編部門】
●アン・レッキー『動乱星系』(赤尾秀子訳、創元SF文庫)
ラドチ圏から遠く離れた、辺境の星系国家。有力政治家の娘イングレイは兄との後継争いで大逆転を狙い、政敵の秘密を握る人物を流刑地から脱走させる。だが引き渡されたのは別人だった。追い詰められた彼女はなりすましをさせるという賭けに出るが、その折も折、隣国有力者の殺人事件が発生。異星種族をも巻き込む一触即発の危機に発展し……ヒューゴー賞、ネビュラ賞、星雲賞など全世界13冠《叛逆航路》ユニバース、待望の新作!
●シルヴァン・ヌーヴェル『巨神覚醒』上下(佐田千織訳、創元SF文庫)
巨大ロボット・テーミスを中核とした国連地球防衛隊の創設から9年。ついに恐れていた事態が訪れた――未知の巨大ロボットが突如、ロンドン中心部に現れたのだ! だがその男性型ロボットは人類の呼びかけにも答えず、ただ不気味にたたずむのみ。恐怖に駆られた人類の強硬策は、かえって空前の大惨事を招く。彼らの意図は? 人智を超えた圧倒的存在に対し、人類の生き残りを賭けた戦いが始まる……。『巨神計画』待望の第二部登場!
●ムア・ラファティ『六つの航跡』上下(茂木健訳、創元SF文庫)
クローンの体で蘇った6人が最初に目にしたのは、自分たちの他殺体だった――2500人分の冷凍睡眠者と人格データを載せた恒星間移民船で、唯一目覚めていた乗組員6人が全員死亡。蘇った彼らは、地球出発後25年間の記憶を消されていた。しかも船のAIも改竄され、再復活は不可能に。全員が他人に明かせない秘密を抱える彼らは、自分自身さえも疑いつつ、真相を探り始めるが……ヒューゴー賞、ネビュラ賞候補の新鋭SF!
2019.04.05
イラストレーター・大塚砂織先生や水沢そら先生が参加される展覧会が東京・神宮前で開催されます(4月9日~21日)【このイベントは終了しました】
小社刊のA・A・ミルン『赤い館の秘密』、藤野恵美『ハルさん』などの装画を手がけられたイラストレーター・大塚砂織先生や、シャンナ・スウェンドソン『ニューヨークの妖精物語』の装画を担当された水沢そら先生などが参加される展覧会が東京・神宮前の〈タンバリン・ギャラリー〉で、4月9日より開催されます。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
「1969 JOURNEY THROUGH THE PAST」
日時:2019年4月9日(火)~4月21日(日)
11:00~19:00(15日は休廊。最終日は18:00まで)
会場:タンバリン・ギャラリー
東京都渋谷区神宮前2-3-24
TEL:03-5770-2331
詳細については以下の公式サイトをご覧ください。
http://tambourin-gallery.com/
2019.04.03
第29回鮎川哲也賞が決定いたしました
2019年4月2日、第29回鮎川哲也賞の最終選考会が、加納朋子・北村薫・辻真先の三選考委員によりおこなわれ、受賞作を下記のとおり決定しました。
【受賞作】
方丈貴恵「時空旅行者の砂時計」
今回の鮎川哲也賞には2018年10月31日の締め切りまでに152作品の応募があり、12月25日に行われた1次選考の結果、17作品が通過しました。また、1月28日に行われた2次選考の結果、次の5作品を最終候補作と決定いたしました。
本能寺かぼちゃ「計画的殺人は死刑」
天堂薫「神薙虚無最後の事件」
方丈貴恵「時空旅行者の砂時計」
才川真澄「ダシェラの黒い月」
亘二舟「駄目でも友と」
鮎川哲也賞の詳細については、以下のページをご覧ください。
http://www.tsogen.co.jp/award/ayukawa/