2024.09.01
【9月1日更新】9月2日(月)開催の第15回創元SF短編賞贈呈式&トークイベントにつきまして【このイベントは終了しました】
【9月1日更新】9/2の贈呈式開催および、台風10号の影響に伴う登壇者変更・懇親会中止につきまして
9月2日(月)の第15回創元SF短編賞の贈呈式&トークイベントは実施いたします。
なお、選考委員の飛浩隆先生は、悪天候による交通機関への影響を考慮し、登壇を見合わせることとなりました。当日は飛先生からお預かりしたメッセージを編集部が代読させていただきます。
また、イベント終了後に予定しておりました、出演者を交えた懇親会につきましては中止とさせていただきます。
9月2日、東京・飯田橋にて、第15回創元SF短編賞の贈呈式+トークイベントを行います。リアル開催は5年ぶりとなります。開場18時半、開演19時、入場無料・予約不要。
出演者として、「喪われた感情のしずく」(『紙魚の手帖 vol.18』掲載)で第15回創元SF短編賞を受賞された稲田一声氏、選考委員の飛浩隆先生、宮澤伊織先生、小浜徹也(東京創元社編集部)をお迎えして、選考経過をあますところなく公開!
さらには初短編集『銀河風帆走』を上梓したばかりの宮西建礼先生と、『ホロニック:ガール』を刊行された高島雄哉先生によるトークも。ファン必見のイベントです。
また、終了後に、出演者を交えた懇親会(会費制・当日参加受付・先着30名)を行います。
また、受賞者・出演者へのご質問を募集しております。こちらからご入力くださいませ。
日時:2024年9月2日(月)19:00~20:30/開場18:30
会場:インテリジェントロビー・ルコ(JR飯田橋駅西口より徒歩3分、メトロ飯田橋駅B4b出口より徒歩1分)
入場料:無料
座席数:約70席 ※観覧者多数の場合は立ち見となりますのでご了承ください。
第15回創元SF短編賞は、飛浩隆先生、宮澤伊織先生、小浜徹也(東京創元社編集部)を選考委員に迎えて4月22日に最終選考会を行い、正賞受賞作として稲田一声「喪われた感情のしずく」を選出いたしました。受賞作は8月16日刊行の『紙魚の手帖 vol.18』に掲載されています。また、各電子書籍ストアにて、単体の電子書籍版としても販売予定です。
また、宮西建礼先生の初短編集『銀河風帆走』(創元日本SF叢書)は8月22日刊行。高島雄哉先生の新刊『ホロニック:ガール』(創元SF文庫)は好評発売中です。
書籍は当日、会場でも販売いたします。
『紙魚の手帖 vol.18』 |
『銀河風帆走』 |
『ホロニック:ガール』 |
また、第16回創元SF短編賞も応募受付中です。詳細は公式ページをご覧ください。
2024.08.23
イラストレーター・嶽まいこ先生の個展が東京・西荻窪で開催されます(8月28日~9月15日)【このイベントは終了しました】
アガサ・クリスティ『チムニーズ館の秘密』(創元推理文庫)や大矢博子『クリスティを読む!』(東京創元社/単行本)などの装画を描かれたイラストレーターの嶽まいこ先生の個展が、8月28日より東京・西荻窪の「ヨロコビto」で開催されます。
お近くにおいでの際はぜひ足をお運びください。
嶽まいこ展「窓辺の白昼夢」
日時:8月28日(水)~9月15日(日)
平日 11:30-19:30 /土日祝日 11:00-19:30 ※月曜休廊
会場:ヨロコビto
東京都杉並区西荻南3-21-7
https://yorocobito-g.com/
2024.08.16
【8月30日更新】上條一輝『深淵のテレパス』出版記念トークイベントが東京・六本木と池袋で開催されます(8月27日、8月31日)【このイベントは終了しました】
創元ホラー長編賞受賞作の上條一輝『深淵のテレパス』(四六判並製/税込定価1,650円)出版記念トークイベントが、8月27日(火)に東京・六本木の文喫にて開催されます。
観覧は現地参加と配信の2種類がお選びいただけますが、いずれも申し込みが必要です。サイン本つきチケットもございますので、詳細はpeatixのイベントページでご確認ください。
ご参加、お待ちしております。
■上條一輝『深淵のテレパス』出版記念トークイベント
「文喫の深淵にとびきりの闇を」~ホラーの原体験・最前線を語る~
日時:8月27日(火)19:00開始
会場:文喫 六本木
登壇者:上條一輝(作家、創元ホラー長編賞受賞者)
梨(作家)
頓花聖太郎(株式会社 闇 代表)
申込: https://peatix.com/event/4075698
また、すでにご案内しているとおり、8月31日(土)にも東京・池袋のジュンク堂書店池袋本店にて刊行記念トークイベント&サイン会をおこないます。こちらも現地観覧と配信があり、サイン本つきチケットもご用意しております。ふるってご参加ください。
■上條一輝『深淵のテレパス』刊行記念トークイベント&サイン会
上條一輝さん×原宿さん 「深淵を覗く、そして楽しみ尽くす」
日時:2024年8月31日(土)14:00~15:30
会場:ジュンク堂書店池袋本店 9階イベントスペース
登壇者:上條一輝(作家、創元ホラー長編賞受賞者)、原宿(Webメディア「オモコロ」編集長)
申込: https://online.maruzenjunkudo.co.jp/products/j70019-240831?variant=43887538897082
8月30日17:00追記:こちらのイベントは現時点では予定どおり開催する予定です。来場されるお客様はお気をつけてお越しください。今後予定に変更が生じた場合はあらためてお知らせいたします。
2024.08.08
第2回創元ミステリ短編賞が決定しました
東京創元社が主催する短編ミステリの新人賞である、第2回創元ミステリ短編賞が決定しました。
詳細は下記リンクより、創元ミステリ短編賞のページでご確認ください。
http://www.tsogen.co.jp/award/sogenmystery/
2024.07.11
作家イスマイル・カダレ逝去
2024年7月1日、アルバニアの代表的作家イスマイル・カダレが首都ティラナの病院で亡くなりました。88歳でした。
カダレは1936年1月28日生まれ。第二次世界大戦の戦没者たちの遺骨回収のためにアルバニアを訪れた将軍を主人公とする『死者の軍隊の将軍』(1963)、山岳地帯で続く仇討ちの連鎖を描く『砕かれた四月』(1980)、夢の蒐集と分析を通じて国民を支配する専制国家を舞台とした『夢宮殿』(1981)などの長編で高い評価を獲得し、2005年には第一回国際ブッカー賞を受賞しました(ノーベル文学賞候補として名前が上がるのも毎年のことになっていました)。
代表長編『夢宮殿』は1994年に東京創元社の叢書〈海外文学セレクション〉の第一回配本作品として刊行され、現在は文庫レーベル〈創元ライブラリ〉の一冊として販売されています。
その作品群はアルバニアの特異な政治的状況を色濃く反映しつつも、同時に高い普遍性を備えており、世界中の読者に愛読されてきました。
どうぞ安らかにお眠りください。
●英ガーディアン紙の追悼記事
https://www.theguardian.com/books/2024/jul/01/ismail-kadare-obituary
●仏ル・モンド紙の追悼記事
https://www.lemonde.fr/disparitions/article/2024/07/01/ismail-kadare-le-grand-ecrivain-albanais-est-mort-a-88-ans_6245801_3382.html
●仏フィガロ紙の追悼記事
https://www.lefigaro.fr/livres/deces-de-l-ecrivain-albanais-ismail-kadare-a-l-age-de-88-ans-20240701
2024.07.09
創元推理文庫2024年復刊フェア書目が決定しました【2024年9月下旬開催予定】
東京創元社では、品切れ中の文庫作品を対象として、毎年”復刊フェア”を開催しています。
本年の復刊フェアは、2024年9月下旬より開催を予定しております。
今回も、X(旧twitter)で実施したアンケートの結果やお問い合わせに寄せられたご意見を参考にして、書目を決定しました。
今回復刊されますのは、以下の8点です。
「●新カバー」とあるものは、復刊を機にカバーが新しくなります。
7月10日追記:『レディに捧げる殺人物語』も新カバーとなりますので追記しました。
◆ミステリ◆
フランシス・アイルズ/鮎川信夫訳『レディに捧げる殺人物語』 ●新カバー
……リナ・アスガースは、八年近くも夫と暮らしてから、やっと自分が殺人者と結婚したことをさとった……ショッキングな書き出しで始まる本書は、妻を愛し、歓心を得ようとしながら、妻の心とはうらはらな言動をする異常性格の夫に献身的につくす健気な女の不可解な性と、その内心の葛藤を描いて新生面を切り開いた犯罪心理畢生の大作。
ヒラリー・ウォー/法村里絵訳『この町の誰かが』 ●新カバー
ひとりの女子高校生が死体で発見されたとき、平和な町クロックフォードの素顔があらわになる。あの子を殺したのは誰か? 浮かんでは消えていく容疑者たち。焦燥する捜査班。怒りと悲しみ、疑惑と中傷のなか、事件は予測のつかない方向へと展開していく。警察小説の巨匠が全編インタビュー形式で描く《アメリカの悲劇》の構図。
F・W・クロフツ/中村能三訳『フレンチ警部の多忙な休暇』 ●新カバー
旅行社の社員ハリー・モリソンは、ある男から豪華船を用いたイギリス列島巡航の事業計画を聞かされ、協力を申し出る。紆余曲折の末、賭博室を設けた観光船エレニーク号がアイルランド沿岸の名所巡りを開始した。だが穏やかな航海は、モリソンが船主の死体を発見したことで終わり、事件捜査にフレンチ首席警部が名乗りをあげる。アリバイトリックの妙で読者を唸らせる傑作長編。
ドロシー・L・セイヤーズ/浅羽莢子訳『死体をどうぞ』 ●新カバー
砂浜にそびえる岩の上で探偵作家ハリエット・ヴェインが見つけた男は、無惨に喉を掻き切られていた。手元にはひと振りの剃刀。見渡すかぎり、浜には一筋の足跡しか残されていない。やがて潮は満ち、死体は流されるが……? さしものピーター卿も途方に暮れる難事件。幾重もの謎が周到に仕組まれた雄編にして、遊戯精神も旺盛な第7長編!
ビル・S・バリンジャー/矢口誠訳『煙で描いた肖像画』 ●新カバー
古い資料の中から出てきた新聞の切り抜き。それは、ダニーの記憶を刺激した。そこに写っていたのは、十年前に出会った初恋の少女だったのだ。彼女は今どうしているのだろう? ダニーは彼女の消息を追ってみようと思い立つ。青年の物語と交互に語られていくのは、ある悪女の物語。サスペンスの魔術師、バリンジャーの代表作。
パーシヴァル・ワイルド/越前敏弥訳『検死審問-インクエスト-』
リー・スローカム閣下が検死官としてはじめて担当することになったのは、女流作家ミセス・ベネットの屋敷で起きた死亡事件だった。女主人の誕生日を祝うために集まっていた、個性的な関係者の証言から明らかになる事件の真相とは? そして、検死官と陪審員が下した評決は? 全編が検死審問の記録からなるユニークな構成が際立つ本書は、江戸川乱歩が絶賛し、探偵小説ぎらいのチャンドラーをも魅了した才人ワイルドの代表作である。
◆怪奇幻想◆
シンシア・アスキス他/倉阪鬼一郎・南條竹則・西崎憲編訳『淑やかな悪夢 英米女流怪談集』
神経の不調に悩む女にあてがわれた古い子供部屋。そこには、異様な模様の壁紙が貼られていた……。“書かれるべきではなかった、読む者の正気を失わせる小説”と評された、狂気と超自然のあわいに滲み出る恐怖「黄色い壁紙」ほか、デモーニッシュな読後感に震撼すること必至の「宿無しサンディ」等、英米の淑女たちが練達の手で織りなす、本邦初訳の恐怖譚12篇を収めた1冊、文庫化。
◆SF◆
ジェイムズ・P・ホーガン/小隅黎訳『時間泥棒』
ニューヨークじゅうで時間が狂いはじめた。時計がどんどん遅れていくのだ。しかも場所ごとで遅れ方が違う。この異常事態に、著名な物理学者が言うには「異次元世界のエイリアンが我々の時間を少しずつ盗んでいるのです」!? エイリアンだか何だか知らないが、時間がなくなっていくのは本当だ。大騒動の顛末は? 巨匠が贈る時間SFの新機軸!
※いずれも2024年7月9日時点では購入できません。
また、復刊フェアとは別に、創立70周年フェアの著名人・作家による「私のオススメ文庫」でも以下の書籍を記念復刊しています。
こちらの2点は現在発売中で、書店にない場合は取り寄せ注文も可能です(『ゴースト・ハント』はこれから入荷する書店もございます)。
◆4月開催フェア復刊作品◆
ジョナサン・キャロル/浅羽莢子訳『我らが影の声』 ●新カバー
【澤村伊智推薦】聞け。幸福な日々と偽りの自分が、静かに確実に崩れ落ちる音を。
兄が死んだのは、ぼくが十三のときだった。線路を渡ろうとして転び、第三軌条に触れて感電死したのだ。いや、それは嘘、ほんとはぼくが……。ぼくは今、ウィーンで作家活動をしている。映画狂のすてきな夫婦とも知り合い、毎日が楽しくてしかたない。兄のことも遠い昔の話になった。それなのに──キャロルの作品中、最も恐ろしい結末。決して誰にも、結末を明かさないで下さい。
◆7月開催フェア復刊作品◆
H・R・ウェイクフィールド/鈴木克昌他訳『ゴースト・ハント』
【月村了衛推薦】正統派英国怪奇小説、最後の昏き光輝の書。深夜の書斎で恐怖の読書に戦き給え。
幽霊屋敷訪問の様子を実況するラジオ番組のリポーターが訪れたのは、30人にも及ぶ自殺者を出したという異様な来歴を秘めた邸宅だった……。極限の恐怖を凝縮した代表作「ゴースト・ハント」他、瀟洒な田舎の別荘(カントリー・ハウス)の怪異譚「暗黒の場所」など本邦初訳作5篇を含む、正統的な英国怪奇小説最後の書き手と謳われる名手・ウェイクフィールドの逸品18篇を集成した、初の文庫版傑作選。
2024.07.04
第2回創元ミステリ短編賞の最終候補作が決定しました
東京創元社が主催する短編ミステリの新人賞である、第2回創元ミステリ短編賞の最終候補作が決定しました。
詳細は下記リンクより、創元ミステリ短編賞のページでご確認ください。
http://www.tsogen.co.jp/award/sogenmystery/
2024.06.27
第2回創元ミステリ短編賞の二次選考結果を発表しました
東京創元社が主催する短編ミステリの新人賞である、第2回創元ミステリ短編賞の二次選考結果を発表しました。
詳細は下記リンクより、創元ミステリ短編賞のページでご確認ください。
http://www.tsogen.co.jp/award/sogenmystery/
2024.06.26
東京創元社 編集部アルバイト募集のお知らせ
東京創元社では編集部アルバイトを募集いたします。
応募規定につきましては、下記URLから採用情報のページをご参照ください。
https://www.tsogen.co.jp/kaisha/saiyou_johou.html
2024.06.14
「このホラーがすごい!2024年版」に東京創元社の作品が多数ランクインしました
発売中の『このホラーがすごい!2024年版』(宝島社)に東京創元社の刊行作品が多数ランクインしました。
海外編では、ジェフリー・フォード『最後の三角形』が第6位、アンソロジー『ロンドン幽霊譚傑作集』が第7位、同じくアンソロジー『穏やかな死者たち』が第10位と、ベスト10に3作品がランクイン。
国内編では、久永実木彦『わたしたちの怪獣』が第8位に選ばれました。
両部門20位までのランクイン作品は以下のとおりです。
■海外編
第6位 『最後の三角形 ジェフリー・フォード短篇傑作選』ジェフリー・フォード/谷垣暁美編訳
第7位 『ロンドン幽霊譚傑作集』W・コリンズ、E・ネズビット他/夏来健次編訳
第10位 『穏やかな死者たち シャーリイ・ジャクスン・トリビュート』エレン・ダトロウ編/渡辺庸子、市田泉他訳
第11位 『迷いの谷 平井呈一怪談翻訳集成』A・ブラックウッド他/平井呈一訳
第17位 『九月と七月の姉妹』デイジー・ジョンソン/市田泉訳
第19位 『呪いを解く者』フランシス・ハーディング/児玉敦子訳
■国内編
第8位 『わたしたちの怪獣』久永実木彦