2016年2月アーカイブ
2016.02.26
長沢樹『武蔵野アンダーワールド・セブン ―意地悪な幽霊―』サイン本ネット販売のお知らせ
【サイン本販売のお申し込みは締め切りました】
3月22日発売予定の長沢樹先生『武蔵野アンダーワールド・セブン ―意地悪な幽霊―』(東京創元社/四六判丸フランス装/税込定価1,944円)のサイン本を、ネットで予約販売いたします。
当サイトを通して『武蔵野アンダーワールド・セブン ―意地悪な幽霊―』をお買いあげいただく方へのサービスです。ご応募の締切は3月4日17時といたしますが、先着順で満数になりしだい受付を締め切らせていただきます。お1人様1冊までとなっております。あらかじめご了承ください。
サイン本のお申し込みはこちらから。
※ブックサービスを通じてのお申し込みとなります。
※サイン本ネット販売の詳細・お申し込みについては、こちらをご覧ください。
お届けは2016年3月下旬になる予定です。あらかじめご了承ください。
2016.02.23
東京国際文芸フェスティバル後夜祭「東川篤哉先生トークショー」が代官山で開催されます(3月7日)【このイベントは終了しました】
小社刊の『館島』が大好評発売中で、4月発売の雑誌〈ミステリーズ!〉vol.76より待望の長編新連載がスタートする東川篤哉先生のトークショーが、3月7日に代官山・蔦屋書店でひらかれます。東川先生に自由に質問できるコーナーももうけられた貴重な機会ですので、お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
東京国際文芸フェスティバル後夜祭「東川篤哉のなんでも質問箱」
日時:2016年3月7日(月)
開場18:30/開演19:00
会場:代官山 蔦屋書店 1号館2階イベントスペース
東京都渋谷区猿楽町16-15
料金:1500円(1ドリンクつき)
ご予約&お問い合わせ:03-3770-2525(朝7:00~深夜26:00)
詳細については以下の公式サイトをご覧ください。オンライン予約も可能です。
http://real.tsite.jp/daikanyama/event/2016/02/post-61.html
2016.02.22
ウンベルト・エーコ氏追悼 橋本勝雄
小説『薔薇の名前』の著者ウンベルト・エーコ氏が2月19日の夜、ミラノの自宅で亡くなったとの知らせが届きました。1月5日は84歳の誕生日でした。2年前に癌の診断を受けたと報じられています。葬儀は23日15時からミラノのスフォルツェスコ城で行われるようです。
今回、邦訳『プラハの墓地』の完成をお伝えし、ご挨拶する機会を期待していた訳者として、驚きと悲しみに加えて、もっと早く訳稿を仕上げたかったと後悔の念が募ります。体調がすぐれないと聞いたことはありましたが、昨年8月、翻訳についての相談にお返事いただいた時には病気のことなどまったく知りませんでしたし、年末に出版社「テセウスの船」創立のニュースを知り、これから新天地でさらにご活躍されるものと信じていましたので、突然の訃報に悲しむばかりです。
再現する世界や扱うテーマに応じてさまざまな文体を使い分けるエーコですが、小説、研究書に共通して言えることは、複雑で難解なことがらについて、思いがけない事例と明晰な論理を使って読者の関心と省察を促す巧みな話術ではないかと思います。
きまって言及されるその博覧強記にしても、知識をひけらかすためではなく、知ること、自分で考えること、そしてその知識自体を疑うことがどれほど重要でかつ面白いかを伝えるためにありました。たとえばロングセラーとなった『論文作法』と文学パロディ『ウンベルト・エーコの文体練習』のように、アカデミックな厳格さと自由な遊び心が自然と両立するのも、そうした批判的精神によるのかもしれません。
どの小説にも登場する、さまざまな引用と長い列挙、脱線に思える描写は、一見すると読みにくいものに見えて、実際には物語世界を構築する舞台装置として計算され、「読みにくさ」も含めた読者に対する効果を考えて書かれています。つねに時代考証と読者の理解しやすさに心を配りながら作品を書くという意味で、読者論の理論家らしい作家だという気がします。
さらに教育者としての情熱と、周囲を楽しませるユーモアは、エーコを知る誰もが語る魅力でした。訳者もボローニャ大学に留学していた1994年、ちょうど出版された小説『前日島』について質問する機会に恵まれ、丁寧な対応に感激したのを覚えています。
エーコはその年の開講記念講義で、『シオン賢者の議定書』を含めた偽証や偽説が歴史に与えた影響について語っていました。『フーコーの振り子』以来の偽書と陰謀論をめぐるこの考察は、のちに評論「虚偽の力」へと発展し、さらに『プラハの墓地』に続きます。その翻訳を担当させていただけたことに不思議な縁を感じます。
覚悟はしていたものの予想以上に翻訳作業は難しいものでしたが、それだけに各所でさまざまな驚きと発見があり、悩みながらも楽しい経験でした。
訳者として、そして多数の著作を通じて学んだ読者のひとりとして、直接伝えられないことは残念でなりませんが、本作に託されたメッセージが日本の読者に届くことを願いつつ、訳書とともに、Grazie, professoreのことばを捧げたいと思います。先生、ありがとうございました。
2016.02.19
鳥飼否宇『死と砂時計』、平石貴樹『松谷警部と三ノ輪の鏡』が第16回本格ミステリ大賞候補に選出されました
第16回本格ミステリ大賞の候補作品が発表され、東京創元社より刊行された鳥飼否宇『死と砂時計』と平石貴樹『松谷警部と三ノ輪の鏡』の二作品が小説部門で選出されました。候補作品は下記のとおりになります。
○小説部門候補作品(タイトル50音順)
大山誠一郎『赤い博物館』(文藝春秋)
鳥飼否宇『死と砂時計』(東京創元社)
井上真偽『その可能性はすでに考えた』(講談社)
平石貴樹『松谷警部と三ノ輪の鏡』(東京創元社)
深水黎一郎『ミステリー・アリーナ』(原書房)
○評論・研究部門候補作品(タイトル50音順)
一田和樹ほか『サイバーミステリ宣言!』(角川書店)
権田萬治『謎と恐怖の楽園で ミステリー批評55年』(光文社)
小森収『本の窓から 小森収ミステリ評論集』(論創社)
浅木原忍『ミステリ読者のための連城三紀彦全作品ガイド 増補改訂版』(Rhythm Five)
野村宏平『乱歩ワールド大全』(洋泉社)
大賞は5月12日(木)、光文社でおこなわれる開票式で決定します。
本格ミステリ作家クラブ公式サイト
http://honkaku.com/
2016.02.19
紅玉いづき『現代詩人探偵』サイン本ネット販売のお知らせ
【満数に達したため、予約受付終了致しました。】
3月12日発売予定の紅玉いづき先生『現代詩人探偵』(ミステリ・フロンティア/四六判仮フランス装/税込定価1,620円)のサイン本を、ネットで予約販売いたします。
当サイトを通して『現代詩人探偵』をお買いあげいただく方へのサービスです。ご応募の締切は2月26日17時といたしますが、先着順で満数になりしだい受付を締め切らせていただきます。お1人様1冊までとなっております。あらかじめご了承ください。
サイン本のお申し込みはこちらから。
※ブックサービスを通じてのお申し込みとなります。
※サイン本ネット販売の詳細・お申し込みについては、こちらをご覧ください。
お届けは2016年3月中旬になる予定です。あらかじめご了承ください。
2016.02.15
『WORLD MYSTERY TOUR 世界の名探偵グッズプレゼント e-honミステリーキャンペーン』
出版取次会社トーハンが運営する「オンライン書店 e-hon」にて、『WORLD MYSTERY TOUR 世界の名探偵グッズプレゼント e-honミステリーキャンペーン』を2月15日より開催中です。
当キャンペーンでは、e-honサイト上にて世界のミステリー本を紹介しており、更に、総勢500名様に世界の名探偵や国にちなんだ景品を抽選でプレゼントしています。
ミステリーが有名なアメリカやイギリスに留まらず、北欧やアジア、南米等のミステリー本も紹介しており、もちろん、東京創元社の商品も多数取り揃えています!
ミステリー好きの方はもちろん、そうではない方にもお楽しみいただける内容となっておりますので、ぜひ一度キャンペーンページをご覧ください。
2016.02.15
「SFが読みたい!」2016年版の「ベストSF2015」に東京創元社の作品が多数ランクインしました
発売中の『SFが読みたい!』2016年版(早川書房)において、「ベストSF2015」(対象期間:2014年11月~2015年10月刊行分)に東京創元社の作品が多数ランクインしました。
■国内篇
第3位 宮内悠介『エクソダス症候群』
第7位 高山羽根子『うどん キツネつきの』
■海外篇
第4位 ラヴィ・ティドハー『完璧な夏の日』上下(茂木健 訳)
第8位 マイク・アシュリー『SF雑誌の歴史 黄金期そして革命』(牧眞司 訳)
第10位 ロバート・チャールズ・ウィルスン『楽園炎上』(茂木健 訳)
第11位 ジョン・ヴァーリイ『汝、コンピューターの夢 〈八世界〉全短編1』(大野万紀 訳)
2016.02.10
【プレスリリース】リアーン・モリアーティ『ささやかで大きな嘘』ゲラ版読者モニター&座談会参加者大募集!!
ゲラ版読者モニター&座談会参加者大募集!!
.
ニューヨークタイムズのべストセラーリストでオーストラリア人作家で初の初登場 1位の快挙を成し遂げ31ヶ国で刊行、ニコール・キッドマンプロデュースでドラマ化予定の『ささやかで大きな嘘』が東京創元社から2016年4月に刊行されます。
東京創元社では、いち早くお読みになりたい方を対象に、発売前のゲラ版の読者モニターを募集します。さらに事前座談会で作品について語っていただきたいと思います。
応募期間は、2月10日~17日までとなります。
募集予定人数は30名です。応募多数の場合は抽選となります。
座談会は3月25日(金)都内某所で午後7時からを予定しています。募集予定人数は最大3名です。応募多数の場合は抽選となります。
※ゲラ版は、最終稿前の原稿のコピーになります。印刷・製本されたものではございませんので、ご了承ください。
・応募資格
2月18日ごろにお送りする『ささやかで大きな嘘』のゲラ版をお読みいただき、3月18日(座談会参加希望者は3/11)までに感想などのコメントをいただける方
・応募URL
以下のURLのフォームからお申し込みください。
https://pro.form-mailer.jp/fms/a3643c6074555
・応募期間
2月10日~17日まで
・募集人数
ゲラ版読者モニター:30名(応募多数の場合は抽選となります)
座談会:最大3名まで(応募多数の場合は抽選となります)
座談会は3月25日(金)都内某所で午後7時からを予定しています。
・結果発表
当選者にはメールにてお知らせの上、ご登録いただいたご住所までゲラをお送りさせていただきます。
・コメントについて
コメントは、こちらでご用意させていただくフォームにご記入のうえ、座談会参加ご希望の方は3月11日までに、参加を希望されない方は3月18日までお送りください。
※いただいたコメントは、本の帯、POP、チラシ等の広告・販促物の他、ホームページおよびTwitter等で使用させていただく場合があります。使用する際には別途ご連絡させていただきます。
※ご自身のブログ、Twitter等への書き込み・ご紹介については大歓迎いたしますが、公開時期についてはご相談させていただきます。
■書誌情報
・『ささやかで大きな嘘』上下(創元推理文庫/海外ミステリ)
・著者 :リアーン・モリアーティ
・訳者 :和爾桃子
・ISBN :978-4-488-29704-6
ISBN :978-4-488-29705-3
・ページ数 :上下各368ページ予定
・装丁 :藤田知子
・装画 :水口かよこ
■内容紹介
最初は子供同士のトラブルだった……。海辺の名門幼稚園、その夜のパーティに子供たちの歌声はなく、聞こえるのは罵り言葉と保護者の乱闘の音。そして保護者の一人が死亡した。事故か殺人か? ……事の起こりは六カ月前、シングルマザーのジェーンの息子ジギーにいじめの嫌疑がかかった。本人はきっぱり否定するが、保護者は騒然。ジギーをいじめっ子と決めつける者、ジギーの言葉を信じる者に分かれ、険悪な雰囲気に。ジェーンは園で知り合った二人の友人とともに息子の疑惑をはらそうとする。ニューヨークタイムズベストセラーリスト1位に輝く傑作ミステリ。
■著者紹介
リアーン・モリアーティ(Liane Moriarty)
1966年、豪シドニー生まれ。広告マーケティング業界で起業して数年後、フリーランスのコピーライターに転身。Three Wishes でベストセラー作家の仲間入りをし、The Husband’s Secretは全世界で二百万部近く売れ、ニューヨークタイムズのベストセラー1位、英国年間ベストセラー1位になり、世界三十五カ国語以上で翻訳されている。現在は夫や子どもとともにシドニーに住んでいる。
【会社概要】
株式会社 東京創元社
〒162-0814
東京都新宿区新小川町1-5
http://www.tsogen.co.jp
【お問い合わせ先】
tel 03-3268-8202(fax 8240)
tss@tsogen.co.jp
2016.02.05
本と翻訳の話をしましょう。翻訳者・山田順子×田内志文トークイベント開催決定!(3月4日 神楽坂)【このイベントは終了しました】
2016年3月4日、神楽坂で本と翻訳についてのトークイベントを開催いたします。
『肩胛骨は翼のなごり』など、ミステリ、ファンタジー、SF、ヤングアダルト等多方面で活躍されている翻訳者の山田順子先生と、古典ファンタジーの新訳のほか『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』『失われたものたちの本』などの文芸・ファンタジー作品を精力的に発掘し翻訳されている田内志文先生をお迎えして、おふたりの最新訳書である『火打箱』『12人の蒐集家/ティーショップ』と『10の奇妙な話』(2月13日発売)を中心に、翻訳への取り組み方や裏話などをたっぷり語っていただきます。田内先生による『10の奇妙な話』短編の朗読も予定しております。
さまざまなジャンルについてお話が聞ける貴重な機会ですので、ぜひいらしてください。
みなさまのご参加、心よりお待ちしております!
【イベント概要】
・日時:2016年3月4日(金) 18:00受付開始、18:30本会開始(約1時間半を予定しています)
・会場:神楽坂 キイトス茶房
大江戸線牛込神楽坂駅より2分、東西線神楽坂駅より5分、JR飯田橋駅より15分
東京都新宿区箪笥町25 野吾ビル 2F
TEL:03-5206-6657
http://kiitosryo.blog46.fc2.com/
・参加費:1000円(1ドリンクつき)
・定員:25名
・参加方法:以下のフォームに必要事項をご記入ください。
・その他:会場で本の販売もおこないます。ご希望の方は、イベント終了後に先生方にサインをいただくことも可能です。
・お問い合わせ:tss@tsogen.co.jp/編集部 佐々木(03-3268-8204)
2016.02.05
第26回鮎川哲也賞2次選考結果発表
東京創元社が主催する長編ミステリの新人賞である、第26回鮎川哲也賞の2次選考結果を発表しました。
鮎川哲也賞のページでご確認ください。
http://www.tsogen.co.jp/award/ayukawa/26th/
2016.02.03
山本弘『世界が終わる前に BISビブリオバトル部』サイン本ネット販売のお知らせ
【サイン本販売のお申し込みは締め切りました】
2月27日発売予定の山本弘先生『世界が終わる前に BISビブリオバトル部』(四六判並製/税込定価1,944円)のサイン本を、ネットで予約販売いたします。
当サイトを通して『世界が終わる前に BISビブリオバトル部』をお買いあげいただく方へのサービスです。ご応募の締切は2月10日17時といたしますが、先着順で満数になりしだい受付を締め切らせていただきます。お1人様1冊までとなっております。あらかじめご了承ください。
サイン本のお申し込みはこちらから。
※ブックサービスを通じてのお申し込みとなります。
※サイン本ネット販売の詳細・お申し込みについては、こちらをご覧ください。
お届けは2016年3月上旬になる予定です。あらかじめご了承ください。
2016.02.02
イラストレーター・佐久間真人先生の個展が東京・銀座でひらかれます(2月8日~14日)【このイベントは終了しました】
小社刊のエドワード・D・ホック〈怪盗ニック全仕事〉や千街晶之『原作と映像の交叉光線』、アンソロジー〈蝦蟇倉市事件〉単行本版装画および地図作成、伊坂幸太郎『夜の国のクーパー』文庫版帯イラストなど、装画を多数手がけているイラストレーター・佐久間真人先生の個展が東京・銀座の〈ギャラリー銀座〉でひらかれます。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
佐久間真人展「となりの駅の猫のこと」
日時:2016年2月8日(月)~2月14日(日)
11:00~19:00(会期中無休、最終日は17:00まで)
会場:ギャラリー銀座
東京都中央区銀座2-13-12 1階
TEL:03-3541-6655
詳細については以下の公式サイトをご覧ください。
http://www.rr.iij4u.or.jp/~gallery/