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2020年10月アーカイブ

2020.10.29

イラストレーター・有村佳奈先生の個展が東京・信濃町で開催されます(11月3日~8日)【このイベントは終了しました】

小社刊の千田理緒『五色の殺人者』の装画を手がけられたイラストレーター・有村佳奈先生の個展が、東京・信濃町の「アートコンプレックスセンター」で開催されます。お近くにお越しの際は、ぜひ足をお運びください。

 

 

有村佳奈個展
「Welcome to Daydream ―ようこそ、白昼夢へー」
日時:2020年11月3日(火)~11月8日(日)
11:00-19:00 (最終日は17:00まで)
会場:アートコンプレックスセンター
東京都新宿区大京町12-9 2F ACT1
TEL:03-3341-3253

詳細については公式サイトをご覧ください。
https://www.gallerycomplex.com/schedule/ACT201/arimura_kana.html

 




東京創元社のWebマガジン|Webミステリーズ!

2020.10.26

『言語の七番目の機能』(東京創元社)著者ローラン・ビネ氏オンライン講演会のお知らせ(10月27日)【このイベントは終了しました】

 

 

東京創元社より好評発売中の『言語の七番目の機能』『HHhH』(ともに単行本)著者のローラン・ビネ氏が、関西学院大学文学部の招聘によりオンライン講演会を10月27日(火)16:50よりおこないます。こちらは在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本、アリアンス・フランセーズ主催の「読書の秋2020」企画のひとつで、事前申し込みをすればどなたでも無料で視聴できます。

 

アンスティチュ・フランセ東京のホームページで公開されているビネ氏単独でのビデオインタビュー(日本語字幕つき)はこちら。あわせてご覧ください。
https://www.institutfrancais.jp/tokyo/agenda/binet/

 

ローラン・ビネを迎えて フィクションと歴史叙述
日時:10月27日(火)16:50-18:20
出演:ローラン・ビネ(作家)
通訳:久保昭博(関西学院大学教授)
料金:無料 ※事前申し込みの必要あり
配信:Zoom Webinar(ズームウェビナー)

 

事前申し込み・詳細ページはこちらです。
https://peraichi.com/landing_pages/view/binet2020

 

2020.10.23

方丈貴恵『孤島の来訪者』サイン本ネット販売のお知らせ

【サイン本販売のお申し込みは締め切りました】

 

11月28日発売の方丈貴恵『孤島の来訪者』(四六判上製/税込定価1,980円)の著者サイン本を、ネット予約販売いたします!

 

 

当サイトを通して『孤島の来訪者』をお買いあげいただく方へのサービスです。ご応募の締切は10月30日17時といたしますが、先着順で満数になりしだい受付を締め切らせていただきます。なお、お1人様1冊限りとさせていただきます。あらかじめご了承ください。


サイン本のお申し込みはこちらから。

※サイン本専用の楽天ブックスのページからのお申し込みとなります。

 

『孤島の来訪者』内容紹介◆
謀殺された幼馴染みの復讐のため、テレビ局のADとなった竜泉佑樹。ターゲットの3名を含む9名で曰くつき無人島のロケに参加した佑樹だったが、初日からターゲットの一人が殺されているのを発見する。自らが手を下すはずが、一体何者の仕業なのか? しかも、その犯行には人ではない何かが絡み、佑樹たちの中に紛れ込んでしまった!? 疑心暗鬼の中、またしても佑樹のターゲットが殺害され……。『時空旅行者の砂時計』で話題を浚った著者が贈る、予測不能な本格ミステリ長編。

 

著者紹介
方丈貴恵(ホウジョウキエ )

1984年兵庫県生まれ。京都大学卒。在学時は京都大学推理小説研究会に所属。『時空旅行者の砂時計』で、第29回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。

 

お届けは2020年11月下旬になる予定です。あらかじめご了承ください。

 




東京創元社のWebマガジン|Webミステリーズ!

2020.10.23

【プレスリリース】史上初、来場者なしでの開催となった第30回鮎川哲也賞および第17回ミステリーズ!新人賞授賞式の模様をYouTubeで無料配信!

記念すべき第30回鮎川哲也賞および第17回ミステリーズ!新人賞授賞式は、新型コロナウイルス感染症の影響から、残念ながら受賞者及び選考委員のみ出席での開催となりました。
東京創元社ではその模様をYouTubeの「東京創元社チャンネル」にて10月23日から無料配信いたします。

 

後列左から、大倉崇裕先生、東川篤哉先生、米澤穂信先生 、前列左から、大和浩則さん、千田理緒さん、弥生小夜子さん

 

第30回という記念すべき鮎川哲也賞の授賞式が、史上初、来場者なしでの開催となってしまったことは大変残念でしたが、千田理緒さんの『五色の殺人者』(応募時の『誤認五色』から改題)は、選考委員の満場一致で受賞作に選ばれた、鮎川哲也賞の名に相応しい、本格ミステリです。
同書は10月10日に刊行され、すでに多くの読者からも高い評価を得ています。
また優秀賞に選ばれた弥生小夜子さんの『風よ僕らの前髪を』も選考委員からの高い評価を受け、改稿の上、来年の刊行を予定しています。

 

 

第17回ミステリーズ!新人賞は、第3回(2006年)以来、14年ぶりの二作同時受賞となりました。
「嚙む老人」で受賞となった大和浩則さんは御出席でしたが、「影踏亭の怪談」で受賞されたもうひとりの受賞者である大島清昭さんは、ご都合により御欠席で、ビデオメッセージで受賞のお言葉をいただいております。
なお、受賞作二編は、現在発売中の『ミステリーズ! Vol.103』に掲載されています。

 

 

ミステリの新時代を担う受賞者のお言葉や、選考委員の先生方の御選評など、約50分にわたる授賞式の模様をぜひお楽しみください。

 

 

2020年 鮎川哲也賞・ミステリーズ新人賞贈呈式・式次第

 

1:第30回鮎川哲也賞贈呈式
選評 東川篤哉先生(選考委員・作家)
欠席した選考委員からのメッセージ(加納朋子先生・辻真先先生)
賞金・賞状授与 社長・渋谷健太郎
正賞贈呈 取締役・小林甘奈
花束贈呈 編集部員
受賞者あいさつ 千田理緒さん
花束贈呈 編集部員
優秀賞受賞者あいさつ 弥生小夜子さん
2:第17回ミステリーズ!新人賞贈呈式
選評 米澤穂信先生(選考委員・作家)
選考委員からのお言葉 大倉崇裕先生
欠席した選考委員からのメッセージ(大崎梢先生)
賞金・賞状授与 社長・渋谷健太郎
正賞贈呈 大倉崇裕先生(選考委員・作家)
花束贈呈 編集部員
受賞者あいさつ 大島清昭さん ※動画メッセージ
受賞者あいさつ 大和浩則さん
3:東京創元社社長あいさつ

 

鮎川哲也賞およびミステリーズ!新人賞についての詳細は、以下のサイトでご覧ください。
どちらの新人賞も現在募集中となっております。
奮ってご応募ください。

 

 

 

2020.10.20

【プレスリリース】「首里の馬」で第163回芥川賞を受賞した高山羽根子の受賞後第一作、初の書き下ろし長編『暗闇にレンズ』刊行! 即重版!

この時代の我々にとって大切なものになるように、ずっと先にも大切なものになるようにと考えながら、それでも楽しみながら書いた一冊です。――高山羽根子

2010年「うどん、キツネつきの」で第1回創元SF短編賞の佳作でデビューし、2016年「太陽の側の島」で第2回林芙美子賞を受賞、そして2020年に「首里の馬」で第163回芥川賞受賞とSFから純文学まで幅広く活躍する、今もっとも注目を集める書き手のひとり、高山羽根子。
その高山羽根子の初の書き下ろし長編『暗闇にレンズ』が2020年9月に東京創元社から刊行。
刊行前にプルーフを読んだ多くの書店員からも絶賛の声があがり、その話題性から刊行後即重版となりました。
新時代の感性が送り出す、映画と映像にまつわる壮大な偽史と、時代に翻弄されつつもレンズをのぞき続けた“一族”の物語をぜひご堪能ください。

 

 

【内容紹介】
高校生の「わたし」は親友の「彼女」と監視カメラだらけの街を歩き、携帯端末の小さなレンズをかざして世界を切り取る。かつて「わたし」の母や、祖母や、曾祖母たちがしてきたのと同じように。そうして切り取られた世界の一部は、あるときには教育や娯楽のために、またあるときには兵器として戦争や紛争、弾圧のために用いられた――映画と映像にまつわる壮大な偽史と、時代に翻弄されつつもレンズをのぞき続けた“一族”の物語。

 

 

●書店員さん、激賞!!●(書店名五十音順)

構成が面白く、登場人物も魅力的で面白く読んだ。
(紀伊國屋書店富山店 藤井翔子さん)

 

自分が知らなかっただけで史実なんじゃ……とリアルに怖かった。ほんとうにすごいものを読んだな、と呆然としました。
(TSUTAYA中万々店 山中由貴さん)

 

緩やかな速度で回り始めた物語が、どんどんスピードアップし、気づくと手に汗握るほどの緊張感をまとわりつかせながらやがて迎える結末を息を呑みつつ読了しました。
(BOOKPORT鶴見店 渡辺美由希さん)

 

何も気負うことなくレンズを人に向けたり、人から向けられたりすることが当たり前になった現代で、改めて「映像」が持つ影響力や可能性について考えさせられた。
(BOOKSなかだ掛尾本店 斉藤兼子さん)

 

数多の運命に翻弄されながら、それぞれの時代を生きる人々の信念と強さに感動しました。
(明文堂書店富山新庄経堂店 野口陽子さん)

 

多角的な視点から浮かびあがる一族の物語は力強く、私を鼓舞してくれる。そして読み終えた時、静かに喜びに満ちた気持ちになる。
(八重洲ブックセンター宇都宮パセオ店 高野典子さん)

 

現代と過去とこれからの未来がフィルムとなって頭に入ってきました。この壮大な嘘の映像小説をぜひ「観て」ほしいなと思いました!
(山下書店大塚店 吉田智子さん)

 

 

【著者紹介】
高山羽根子(たかやま・はねこ)
1975年富山県生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科卒。2010年、「うどん キツネつきの」で第1回創元SF短編賞佳作となる。14年、同作を標題とした短編集『うどん キツネつきの』(東京創元社)で書籍デビュー。同書は第36回日本SF大賞最終候補に選出された。16年、「太陽の側の島」で第2回林芙美子文学賞を受賞。19年「居た場所」で第160回芥川賞候補、「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」で第161回芥川賞候補。20年「首里の馬」で第163回芥川龍之介賞を受賞。

 

【書誌情報】

 

2020.10.14

東京創元社の国内ファンタジイはこんなに凄い! 国内ファンタジイ特設ページできました。

東京創元社といえば、ミステリを思い浮かべられる方が多いと思いますが、実はファンタジイも沢山刊行しているのです。

 

大人気の田中芳樹〈ヴィクトリア朝怪奇冒険譚三部作〉、乾石智子〈オーリエラントの魔道師〉シリーズや、廣嶋玲子〈妖怪の子預かります〉シリーズをはじめ、傑作名作が目白押し。

 

その数あるファンタジイ作品を、特設ページでは傾向別に整理して、見やすく紹介しています。

内容紹介が面白そうだから、著者のファンだから、カバーが素敵だから……、きっかけは何でもいいんです。お気に入りの一冊がきっと見つかるはず。

 

是非東京創元社国内ファンタジイの特設ページをご覧ください!

 

東京創元社の国内ファンタジイ

 

 

2020.10.12

川澄浩平『探偵は友人ではない』サイン本ネット販売のお知らせ

【サイン本販売のお申し込みは締め切りました】

 

11月11日発売の川澄浩平『探偵は友人ではない』(四六判上製/税込定価1,650円)の著者サイン本を、ネット予約販売いたします!

 

当サイトを通して『探偵は友人ではない』をお買いあげいただく方へのサービスです。ご応募の締切は10月19日17時といたしますが、先着順で満数になりしだい受付を締め切らせていただきます。なお、お1人様1冊限りとさせていただきます。あらかじめご了承ください。


サイン本のお申し込みはこちらから。

※サイン本専用の楽天ブックスのページからのお申し込みとなります。

 

『探偵は友人ではない』内容紹介◆
わたし、海砂真史(うみすなまふみ)の幼馴染み・鳥飼歩(とりかいあゆむ)はなぜか中学校に通っておらず、頭は切れるが自由気儘な性格で、素直じゃない。でも、奇妙な謎に遭遇して困ったわたしがお菓子を持って訪ねていくと、話を聞くだけで解決してくれた。彼は変人だけど、頼りになる名探偵なのだ。
歩の元に次々と新たな謎――洋菓子店の暗号クイズや美術室での奇妙な出来事――を持ち込む日々のなかで、ふと思う。依頼人と探偵として繫がっているわたしたちは、友人とは言えない。でも、謎がなくたって会いたいと思った場合、どうすればいいのだろう?
ささやかな謎を通して少年少女の心の機微を描いた、第28回鮎川哲也賞『探偵は教室にいない』、待望のシリーズ第2弾!

 

著者紹介
川澄浩平(カワスミコウヘイ )

1986年北海道生まれ。北海道在住。北海学園大学卒。漫画原作者として活躍したのち、2018年に第28回鮎川哲也賞を受賞、受賞作を改題した『探偵は教室にいない』でデビュー。ささやかな日常の謎を通して、少年少女の心の機微を瑞々しい筆致で描き、好評を博した。

 

※サイン本ネット販売の詳細・お申し込みについては、こちらをご覧ください。

お届けは2020年10月下旬になる予定です。あらかじめご了承ください。

 




東京創元社のWebマガジン|Webミステリーズ!

2020.10.12

乾石智子『イスランの白琥珀』サイン本ネット販売のお知らせ

【サイン本販売のお申し込みは締め切りました】

 

 

11月11日発売の乾石智子『イスランの白琥珀』(四六判仮フランス装/税込定価2,200円)の著者サイン本を、ネット予約販売いたします!

 

当サイトを通して『イスランの白琥珀』をお買いあげいただく方へのサービスです。ご応募の締切は10月19日17時といたしますが、先着順で満数になりしだい受付を締め切らせていただきます。なお、お1人様1冊限りとさせていただきます。あらかじめご了承ください。


サイン本のお申し込みはこちらから。

※サイン本専用の楽天ブックスのページからのお申し込みとなります。

 

『イスランの白琥珀』内容紹介◆
国母イスランにその才を見いだされた大魔道師ヴュルナイ。いまわのきわのイスランに国の行く末を託されたものの、王族の後継者争いで裏切りにあい、その名声も地に堕ちた。それから数十年、国の中枢には欲にまみれた連中がはびこり、存亡の危機に。密かにオーヴァイディンと名を変えて生きていたヴュルナイは、無実の罪で捕らえられた若い女族長を助けるが……。魔道帝国イスリル中興の祖を描く〈オーリエラントの魔道師〉最新作。

 

著者紹介
乾石智子(イヌイシトモコ )

山形県生まれ。山形大学卒業。山形県在住。1999年教育総研ファンタジー大賞受賞。スターウルフで目を覚まし、コナン・ザ・バーバリアンから最初の一歩を助けてもらった。著作に『夜の写本師』『魔道師の月』『太陽の石』『オーリエラントの魔道師たち』『沈黙の書』『闇の虹水晶』『ディアスと月の誓約』『竜鏡の占人』 がある。

 

※サイン本ネット販売の詳細・お申し込みについては、こちらをご覧ください。

お届けは2020年10月下旬になる予定です。あらかじめご了承ください。

 




東京創元社のWebマガジン|Webミステリーズ!

2020.10.09

【プレスリリース】『銀河英雄伝説』正伝(全10巻)完結より33年、新たな伝説がはじまる! 『銀河英雄伝説列伝1 晴れあがる銀河』(田中芳樹監修) 豪華執筆陣が集結し刊行決定!

全編書き下ろし! 2020年10月30日発売

 

永遠の名作『銀河英雄伝説』を愛してやまぬ作家陣が、正伝・外伝では語られなかったエピソードを紡ぎ出す。
ラインハルトの新婚旅行で起きた椿事、ヤン・ウェンリーの青春時代の思い出、安楽椅子探偵オーベルシュタインの名推理……。
新しい『銀河英雄伝説』の世界へようこそ。
公式トリビュート第1弾。
序文=田中芳樹/収録作家=石持浅海・太田忠司・小川一水・小前亮・高島雄哉・藤井太洋
アニメ「銀河英雄伝説 Die Neue These」の続編制作も決定し、これからも銀河英雄伝説から目が離せません。

 

適切な喩えかどうかわかりませんが、いわば私は「銀河英雄伝説」という名の野球スタジアムを建設しました。
そのスタジアムのなかで、名だたる選手たちが思いのままにプレーし、好打や美技を披露してくれる。そう想像すると、わくわくします。
できあがった本を手にする日が愉しみです。
そして、できるだけ多くの方々が、その愉しみを分かちあい、「銀河英雄伝説の世界がひろがった」と喜んでくださることを、心から祈っております。

――田中芳樹(序文より)

 

 

【内容紹介】
遠未来の宇宙。専制君主が支配する帝国と、独裁に抵抗する自由惑星同盟。そして帝国領でありながら陰で権力を操るフェザーン自治領という銀河の盤面で繰り広げられる英雄たちの闘争と栄光を描いた宇宙叙事詩は、1982年の正伝第1巻刊行から現在に至るまで日本SFの金字塔として永らく読者を魅了しつづけている。『銀河英雄伝説』を愛してやまぬ作家たちが捧げる6編を収録する公式トリビュート短編集。

 

【各話紹介】(全6編、収録順)

「竜神滝(ドラッハ・ヴァッサーフェル)の皇帝陛下」小川一水
「川に釣糸を垂れていらっしゃるときでも、陛下は、鱒ではなく宇宙を釣りあげようとしておいででした」という記述が正伝10巻にある。その背景となった出来事とは……。フェザーンへ新婚旅行に赴いたラインハルトとヒルダ。皇帝夫妻を歓迎する一大イベントブームが巻き起こり、耐えかねたラインハルトは不意に「明日から予はさかな釣りをする」と宣言した。

小川一水(おがわ・いっすい)
1975年、岐阜県生まれ。96年、『まずは一報ポプラパレスより』で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー(河出智紀名義)、2004年に『第六大陸』で、14年に『コロロギ岳から木星トロヤへ』でそれぞれ第35回、第45回星雲賞を受賞。20年に『天冥の標』で第40回日本SF大賞、第51回星雲賞を受賞。他の著作に『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ』などがある。

 

「士官学校生の恋」石持浅海
菓子作りを趣味とする士官学校生が帝国人を祖父に持つ恋人のため、数少ない証言を元に帝国の郷土菓子を作った。だが彼女は「イメージしていた味とどこか違う」と首をひねる――想像の中にしか正解のない味を再現することは可能なのか? アレックス・キャゼルヌ少佐は、後輩ヤン・ウェンリーから聞いた逸話を恋人オルタンスに披露するが……

石持浅海(いしもち・あさみ)
1966年愛媛県生まれ。九州大学卒。2002年、カッパ・ノベルスの新人発掘プロジェクト(KAPPA-ONE)第一期生として、『アイルランドの薔薇』でデビュー。『月の扉』に始まる〈座間味くん〉シリーズ、『扉は閉ざされたまま』に始まる〈碓氷優佳〉シリーズのほか、『水の迷宮』『BG、あるいは死せるカイニス』『温かな手』『フライ・バイ・ワイヤ』など著作多数。

 

「ティエリー・ボナール最後の戦い」小前亮
謎の奇襲によって基地を壊滅させられた自由惑星同盟。同盟の航路情報が帝国軍に漏洩しているのか、それとも第三勢力フェザーンの陰謀か? 疑心暗鬼うずまくさなかに招集されたのは、剽悍かつ生真面目なウランフ少将と、彼と好対照の性格を持つティエリー・ボナール。さっそく彼らは調査を始めるが、そこに第二の襲撃の報がもたらされる。

小前亮(こまえ・りょう)
1976年、島根県出身。東京大学大学院修了。2005年に歴史小説『李世民』でデビュー。主に歴史小説の分野で活躍する。その他の著作に〈三国志〉〈真田十勇士〉〈新選組戦記〉シリーズほか、『賢弟と逆臣と』『劉裕』『添乗員さん、気をつけて』『星の旅人』などがある。

 

「星たちの舞台」高島雄哉
卒業を3か月後に控えた士官候補生ヤン・ウェンリーは親友のラップに頼まれ、音楽学校生ヒュパティアが企画する演劇の舞台に出演することに。ヒュパティアは学寮の廃止に対抗するべく、かつて士官学校での学科存続運動の旗振り役だったヤンの手を借りたいと考えたのだという。ヤンは自分と同じ姓を持つ1600年前の物理学者を演じることになるが。

高島雄哉(たかしま・ゆうや)
1977生まれ。東京大学卒、東京藝術大学卒。2014年、第5回創元SF短編賞を「ランドスケープと夏の定理」で受賞。同題の短編集のほか、『エンタングル・ガール』などの著作がある。16年の劇場用アニメーション『ゼーガペインADP』ではSF考証を担当、以降『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』『ブルバスター』など多くの作品に参加している。

 

「レナーテは語る」太田忠司
帝国軍の情報処理課に勤務するレナーテは、ある晩同僚の女性イェシカが睡眠薬の過剰摂取のため自室で死亡しているのを発見する。だが、現場にやってきた上司のオーベルシュタインは、即座にその死が自殺に偽装されたものであることを看破した。あくまでも冷徹を貫く上司に反発を覚えながらも、レナーテは真実を探り当てることを亡き友人に誓う。

太田忠司(おおた・ただし)
1959年愛知県生まれ。名古屋工業大学卒業。81年、「帰郷」が「星新一ショートショート・コンテスト」で優秀作に選ばれる。2004年発表の『黄金蝶ひとり』で第21回うつのみやこども賞受賞。〈少年探偵・狩野俊介〉〈ミステリなふたり〉などシリーズ作品のほか、『奇談蒐集家』『遺品博物館』『猿神』など多数の著作がある。

 

「晴れあがる銀河」藤井太洋
帝国暦3年。皇帝ゴールデンバウムの勅令により、帝国軍航路局のシュテファン・アトウッド少尉は、惑星オーディンを中心に据えた「帝国基準の」銀河航路図を作成することになる。黒人女性技術者のカメリア・ランカフと金髪碧眼のホンダ・スマイリーを従え、新しい航路を購入するべく訪れたのは、ローレンス・ラープ三世という地球出身者が経営する商会だった。

藤井太洋(ふじい・たいよう)
1971年鹿児島県生まれ。国際基督教大学中退。2012年、電子書籍のセルフ・パブリッシングで発表した『Gene Mapper』が注目を集め、翌年本格的にデビュー。15年に『オービタル・クラウド』で第35回日本SF大賞と第46回星雲賞を、19年に『ハロー・ワールド』で第40回吉川英治文学新人賞を受賞。他の著作に『東京の子』『ワン・モア・ヌーク』などがある。

 

【書誌情報】

  • 書名:銀河英雄伝説列伝1 晴れあがる銀河
  • レーベル:創元SF文庫
  • ページ数:416ページ
  • 価格:990円(本体価格:900円)
  • ISBN:978-4-488-72517-4
  • Cコード:C0193
  • 分類コード:SF-た-1-17

 

アニメ「銀河英雄伝説 Die Neue These」続編 制作決定!
◆公式サイト◆
https://gineiden-anime.com/

2020.10.09

イラストレーター・庄野ナホコ先生の個展が東京・西荻窪で開催されます(10月15日~26日)【このイベントは終了しました】

 

東京創元社でレイ・ヴクサヴィッチ『月の部屋で会いましょう』やケイト・アトキンソン『世界が終わるわけではなく』などのカバーイラストを手がけられたイラストレーター・庄野ナホコ先生の個展が、10月15日より東京・西荻窪の「URESICA」で開催されます。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

 

庄野ナホコ 個展「夜の国」
日時:10月15日(木)~10月26日(月) 12:00~19:00(火水休み)
会場:URESICA
東京都杉並区西荻北2-27-9
TEL:03-5382-0599
詳細は公式ホームページをごらんください。
http://uresica.com/

 

2020.10.05

イラストレーター・樋口たつ乃先生の個展が東京・神宮前で開催されます(10月16日~21日)【このイベントは終了しました】

 

東京創元社でジャック・ルーボー『麗しのオルタンス』『誘拐されたオルタンス』のカバーイラストを手がけられたイラストレーター・樋口たつ乃先生の個展が、10月16日より東京・神宮前の「HB Gallery」で開催されます。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

 

樋口たつ乃 個展「Life」
日時:10月16日(金)~10月21日(水) 11:00~19:00(最終日は17:00まで)
会場:HB Gallery
東京都渋谷区神宮前4-5-4 原宿エノモトビル1階
TEL:03-5474-2325
詳細は公式ホームページをごらんください。
http://www.hbgallery.com/

 

2020.10.01

深緑野分『戦場のコックたち』がノミネート! 2020年啓文堂書店 文庫大賞候補作フェア開催中!

戦場のコックたち

啓文堂書店様では、2020年啓文堂書店 文庫大賞候補作フェアが10月1日より開始されました。

 

「啓文堂大賞」は各出版社と啓文堂書店様のジャンル担当の推薦により選定された10~15作品の候補作を、啓文堂書店様全店で「候補作フェア」として1ヶ月間販売し、その中で最も売上の多い作品が大賞受賞作となります。

 

選りすぐりの候補作品のうちの一つに東京創元社より刊行のj深緑野分先生の『戦場のコックたち』が選出されました。

 

ぜひこの機会に、啓文堂書店様まで足をお運びください。
皆様の応援、よろしくお願いいたします。

 

その他の候補作など、詳細はこちら
2020年啓文堂書店 文庫大賞候補作フェア




推理小説の月刊Webマガジン|Webミステリーズ!

2020.10.01

『言語の七番目の機能』著者ローラン・ビネ氏と作家・平野啓一郎氏によるオンライン対談のお知らせ(10月31日)【このイベントは終了しました】

 

 

東京創元社より好評発売中の『言語の七番目の機能』『HHhH』(ともに単行本)著者のローラン・ビネ氏が、作家・平野啓一郎氏とのオンライン対談を10月31日(土)夜におこないます。こちらは在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本、アリアンス・フランセーズ主催の「読書の秋2020」企画のひとつで、どなたでも無料で視聴できます。仏日ふたりの作家の対談をぜひご覧ください。

また、それに先立ちましてビネ氏単独でのビデオインタビュー(日本語字幕つき)が、アンスティチュ・フランセ東京のホームページで公開されています。こちらもあわせてご覧ください。
https://www.institutfrancais.jp/tokyo/agenda/binet/

オンライン対談 ローラン・ビネと平野啓一郎
日時:10月31日(土)18:00-19:30
出演:ローラン・ビネ(作家)
平野啓一郎(作家)
佐々木敦(文芸評論家)※司会
料金:無料
配信:配信先によって対応言語が異なります。
日本語:アンスティチュ・フランセ日本 公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/user/instituttokyo/featured
フランス語:アンスティチュ・フランセ日本 公式Facebookページ
https://www.facebook.com/IFJTokyo

さらなる詳細はアンスティチュ・フランセ東京のホームページでご確認ください。
https://www.institutfrancais.jp/tokyo/agenda/binet/