2014年本屋大賞翻訳小説部門第1位

エイチ・エイチ・エイチ・エイチ

HHhH

  【単行本版】

プラハ、1942年

ローラン・ビネ
高橋啓


HHhH

ジャンル
一般文芸 > 一般文芸
レーベル
海外文学セレクション

判型:四六判上製
ページ数:394ページ
初版:2013年6月28日

ISBN:978-4-488-01655-5
Cコード:C0097


装幀:Reindeer Design


内容紹介

2010年ゴンクール賞最優秀新人賞受賞作
2014年本屋大賞翻訳小説部門第1位

●佐藤優氏推薦――「2013年に私がいちばん衝撃を受けた作品は『HHhH』だ」

ナチにおけるユダヤ人大量虐殺の首謀者ハイドリヒ。〈金髪の野獣〉と怖れられた彼を暗殺すべくプラハに送り込まれた二人の青年とハイドリヒの運命。ハイドリヒとはいかなる怪物だったのか? ナチとはいったい何だったのか? 登場人物すべてが実在の人物である本書を書きながらビネは、小説を書くということの本質を自らに、そして読者に問いかける。「この緊迫感溢れる小説を私は生涯忘れないだろう」──マリオ・バルガス・リョサ/訳者あとがき=高橋啓

*第1位『2014年 本屋大賞』翻訳小説部門
*第9位『週刊文春 2013年ミステリーベスト10』海外編
*第16位『このミステリーがすごい!2014年版』海外編
*新人賞第5位『ミステリが読みたい!2014年版』海外編

*サントリー・ウイスキー〈知多〉特設サイト内「風と僕の好きなもの」コーナーで紹介されました。
http://www.suntory.co.jp/whisky/chita/life.html



ローラン・ビネ

1972年フランス、パリ生まれ。パリ大学で現代文学を修め、兵役でフランス語教師としてスロヴァキアに赴任し、その後、パリ第三大学、第八大学で教鞭を執る。本書『HHhH──プラハ、1942年』でゴンクール賞最優秀新人賞と、リーヴル・ド・ポッシュ読者大賞を受賞(わが国では本屋大賞・翻訳小説部門第1位、Twitter文学賞・海外編第1位)、『言語の七番目の機能』でアンテラリエ賞とFnac小説大賞、『文明交錯』ではアカデミー・フランセーズ小説大賞を受賞するなど、現代フランス文学界を牽引する存在となっている。


高橋啓

(タカハシケイ )

1953年北海道生まれ。翻訳家。早稲田大学文学部卒。訳書にL・ビネ『言語の七番目の機能』、O・ゲーズ『ヨーゼフ・メンゲレの逃亡』、E・ルイ『エディに別れを告げて』、P・フルネル『編集者とタブレット』、J・ルーボー『麗しのオルタンス』、P・キニャール『アマリアの別荘』等。