ケリー・リンク、ジョイス・キャロル・オーツら当代の幻想文学の名手が書き下ろした、シャーリイ・ジャクスン賞、ブラム・ストーカー賞受賞のトリビュート・アンソロジー。
怪奇小説の名翻訳家・平井呈一が愛した名品11編を収録。E・T・A・ホフマン「古城物語」ほか、M・R・ジェイムズ、A・ブラックウッドらの傑作ほかハーンの随筆で贈る。
朝鮮戦争から帰還した黒人兵士アティカスは、白人とともに消えた父を探して謎の町アー
ダムを目指す。二百年にわたるアメリカの闇の歴史と魔術的闘争を連作形式で描く傑作。
旧い邸宅に現われる幼い少年の幽霊、下宿先で立て続く謎の怪異、廃船のなかで過ごす恐怖の一夜……選りすぐりの聖夜怪談13編を収録する。
日本史の闇に君臨する〈鬼〉の物語は、いまも絶えることなく語り継がれている。そんな鬼たちの怖ろしくも哀しい伝説を愛してやまない作家による〈鬼〉文学入門のアンソロジー!
特異な妖怪伝説が伝わる愛媛県山間部の小村・赤虫村を訪れた怪談作家の呻木叫子は、名家で続く不可能犯罪に関わることに。第十七回ミステリーズ!新人賞受賞者による初長編。
相次ぐ凄惨な死体の発見。裏には「とらすの会」という団体が関わっているらしいのだが──。『ほねがらみ』『異端の祝祭』で話題を呼んだホラー界の新星が描く、美しい異常。
日本の新旧文豪たちによる吸血鬼小説と名作翻訳の集大成。文人たちが織りなす、紅蓮の血と哀切な宿命の饗宴。須永による手書き掌篇と深井國による吸血絵物語を特別収録!
『吸血鬼ドラキュラ』に先駆けて発表された吸血鬼小説に焦点を当てた画期的アンソロジー。バイロン、ポリドリによる名作の新訳、伝説の大著『吸血鬼ヴァーニー』抄訳ほか10篇を収録。
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実話怪談作家・呻木叫子が遭遇した四つの異様な事件──怪談と謎解きの融合の先にある真の恐怖を描く、第十七回ミステリーズ!新人賞受賞作を含む、ホラー×ミステリの最前線。
ラヴクラフトに影響を与えたことでも知られる著者の代表作「パンの大神」ほか、「輝く金字塔」「赤い手」「白魔」など初期作に加え、作品解題も充実。平井呈一入魂の名訳で贈る。
旧友の館を訪ねたジャックが目にしたのは,窶れ果てた友人と彼の亡き妻の残した奇怪な手記だった。表題作「図書室の怪」等4編を収録。クラシックな香り高い英国怪奇幻想譚。
明治末期から昭和初頭、文壇を席巻した怪談ブーム。本書には日本怪奇実話史を彩る巨匠たちの代表作を収録。虚実のあわいに開花した恐怖と戦慄の花々を、さあ愛でたまえ!
伝説の〈世界恐怖小説全集〉最終巻のために、英米怪奇小説翻訳の巨匠・平井呈一が編訳した幻のアンソロジー『屍衣の花嫁』が再臨。古き佳き大英帝国の気風が横溢する怪談集。
あの惨劇のあった洋館に、身代わり殺人を願う「強欲な羊たち」はいまだ絶えない。承認欲求の女、復讐の女など、狂気の羊たちの饗宴。著者が原点に立ち返って描く、恐怖連作。
江戸川乱歩が絶賛したことで知られる「奇妙な味」を代表する表題作を中心に、人間心理に潜む不安と恐怖を描き上げた名匠の傑作13篇を収録する。
彼岸と此岸、死者と生者のあわいに思いを凝らす作家たちの手で生み出された新時代の怪談文芸。平成の三十余年間に誕生した名作を、全三巻に精選収録する至高のアンソロジー。
20世紀から21世紀への転換期にあって、平成日本の怪奇小説シーンは日本人の深淵へ肉迫する。平成時代生まれの怪奇小説の名作を、全三巻に精選収録するアンソロジー第二弾。
『吸血鬼ドラキュラ』『吸血鬼カーミラ』『怪奇小説傑作集』など、怪奇小説の名作の翻訳、編纂で注目を集めた斯界の第一人者・平井呈一の仕事を一望する。