ヴァン・ヘルシングは敗れ、ドラキュラはついに英国を征服した!次々に吸血鬼へ転化する国民。原典の続編とも言うべき傑作。
しんしんと夜も更けるころ、静まり返った部屋でひとり怖い話に読みふける。その醍醐味! 本書は怪談好きな読者諸兄のために編まれた。珠玉の全十三編をとくとご賞味あれ。
あのコナンの生みの親としてあまりに名高い著者ハワードが、畏友H・P・ラヴクラフトに触発されてものした〈クトゥルー神話〉譚の数々。名作「黒の碑」「妖蛆の谷」「大地の妖蛆」……
ジョシュアの目的はひとつ。一族を血の渇きから解放し人間と共存すること。船旅もミシシッピ川沿岸に散った仲間を集めるためだ。だが、いまひとりの血の支配者、邪悪の化身ダモン・ジュリアンが……
ジョシュア・ヨークは謎めいていた。事故で持ち船を失った船長のアブナーに莫大な資金を提供し、壮麗な蒸気船フィーヴァードリーム号を建造させた男。ミシシッピ川での船旅がしたいと言うくせに、……
クトゥルー神話の創造主にして20世紀最高の怪奇小説家ラヴクラフト。本書には、ランドルフ・カーターを主人公とする一連の作品、および、それと関連する初期のダンセイニ風掌編を収録。猫を愛す……
「『ピックマンのモデル』だ」蒐集家のキースが骨董屋で入手した絵を見るなり、友人が叫んだ。絵の片隅に署名がある。R・アプトン・ピックマン。ラヴクラフトの小説に登場する人物……
虚空に黒の光芒を放つ巨星ラヴクラフト。Uボート艦長が深海の底でアトランティスに遭遇する「神殿」、医学生のおぞましい企てを描く「死体蘇生者ハーバート・ウェスト」など8編。
夜ごと華麗な舞台が繰り広げられるオペラ座。だが、その地下では全く別のドラマが進行していた。幽霊騒ぎを端緒に、続発する奇怪な出来事。恋い慕う歌姫を追って……
クトゥルー神話の創造主にして20世紀最高の怪奇小説家ラヴクラフト。ヒマラヤすら圧する未知の大山脈が連なる南極大陸。その禁断の地を舞台に、著者独自の科学志向を結実させ……
ラヴクラフトが多大な影響を受けた鬼才W・H・ホジスンは、異界への憧憬と恐怖を大海原に求めた。本書は、闇の海に聞こえる奇妙な声が、とある島の怪異を語る傑作など全8編。
怪談は語り口がすべてである。そしてその醍醐味は短編にあるといっても過言ではない。怖がるのが好きなあなたに……
英米の怪談を訳しては名匠とうたわれた平井呈一が、最も愛する作品のみを選り抜き、腕に縒りをかけて訳出した〈百物語〉の真打ち……
クトゥルー神話の創造主にして20世紀最後の怪奇小説作家ラヴクラフト。その全貌を明らかにする待望の全集――本巻には、アーカムやアヴドゥル・アルハザードが初めて……
11月も雨の寂しい夜、消えかかる蝋燭の薄明かりの下でそれは誕生した。解剖室などから各器官を寄せ集め、つぎはぎされた体……余りにも有名な不朽の名作。
装画片腕の老船長が語る奇怪な話「胸像たちの晩餐」、コルシカの復讐譚に材をとった「ビロードの首飾りの女」など、『オペラ座の怪人』で知られる文豪の手腕が発揮された恐怖綺譚集。
あれはもう昔のことだ。あの女も探偵も死んでしまったし、モーテルも焼け落ちてしまった。そしていまは、自分が母親ではなくてノーマン・ベイツであることもわかっている……
SFやホラーの世界で古くから親しまれてきた“狂った科学者”を題材に、斯界の第一人者が選ぶ傑作17編。血も凍るホラーからドタバタ喜劇、叙情派ファンタジーまで、初心者もマニアも幅広く楽しめる傑作ぞろい。
「メアリー・バーゲンか……」女性霊能者に追いつめられた連続殺人犯が、いま警官に射殺された。だが男はなぜ彼女の名を呼んだのか。それは新たな大量殺人の前兆だった。捜査を続ける霊能者の胸に、彼女自身の心の闇が蘇る。