― ミステリ―
【創立70周年記念】川野芽生、嶋津輝、田中啓文、酉島伝法、町田そのこ、米澤穂信読切。アン・クリーヴス特集。川出正樹『ミステリ・ライブラリ・インヴェスティゲ―ション』出張版ほか。
文化祭前日に生徒会副会長が密室の謎に直面する学園もの「ライオンの嘘」、名探偵凛堂星史郎推理譚「小さいものから消えよ」など五編。著者初の〈日常の謎〉、文庫オリジナル。
大正8年、記者・可能勝郎は、取材のため世田谷村の富豪・守泉家にやってきた。その最中、死体消失、衆人環視下の殺人など、不可能犯罪に巻き込まれる! 傑作長編ミステリ。
愛媛で起きた学生の事故死と、30年後に東京で起きた資産家殺人。2つの事件に隠された秘密とは? 日本推理作家協会賞受賞作家が新境地を切り開く、慟哭と郷愁のミステリ。
柳田国男、種田山頭火、宮武外骨、南方熊楠、そして平井太郎……。民俗学の隠れた偉人・中山太郎が出会った、魅力溢れる人々。『三人書房』に続く、滋味溢れるミステリ。
第34回鮎川哲也賞選評、および第2回創元ミステリ短編賞選評&受賞作掲載。本邦初訳短編掲載などで贈る、ジョン・コナリー特集。古矢永塔子、嶋津輝読み切り掲載ほか。
取材する予定の量子学研究所所長がビルから落下した事件に、偶然居合わせた宮田と静香。『邪馬台国はどこですか?』に連なるシリーズ最新長編。創立70周年記念文庫書き下ろし。
平成を賑わせた名探偵・五狐焚風と助手の鳴宮夕暮。中年になってごく普通の日常を生きる二人は、ある告発を切っ掛けに過去に解決した事件を振り返る巡礼の旅に出る。
上京して七年、突然の故郷からの連絡は、兄の死の報せだった。震災で捨てた家族と兄に何があったのか? ぼくは一人調べ始める。注目の著者が贈る衝撃作、遂に文庫化。
プロ野球史上最大の逆転劇を演じた選手が再集結、試合の再現とインタビューで番組作りする──。あの試合の裏で起きていた事件の真実とは? 驚愕の真相を描くミステリ。
必読作『白薔薇殺人事件』冒頭先行掲載や、ブックガイドなどで贈る、初夏の翻訳ミステリ特集。大倉崇裕、川野芽生読切掲載。第24回本格ミステリ大賞全選評、一挙掲載ほか。
過疎の村に伝わる独自の妖怪伝説と「クトル信仰」と呼ばれる謎の教義。村の名家を襲う不可能犯罪の真相とは?『影踏亭の怪談』の新鋭が贈る妖怪×本格ミステリ!
手話通訳士の資格を得た荒井尚人は、警察時代に立ち会った殺人事件の容疑者と再び出会う。コーダの手話通訳士・荒井尚人“最初の事件”を描く、待望の第一巻。大幅改稿の決定版。
突然始まった、老人による執拗なつきまとい。警察も周囲の男たちも真剣に取り合わない出来事が、すべての始まりだった──『死刑にいたる病』の著者による戦慄のミステリ!
綾部蓮は、私たちにとって遠い国の王様のような存在だった。若くして自ら命を絶った天才――彼と出会った人々に齎される謎と恩寵を忘れ難い余韻とともに描き出す連作長編。
伸び悩む若手刑事たちにアドバイスを与えるために人事課から派遣される謎の男、向井。彼の過去と刑事たちの直面したある事件とが交錯して、向井の真実が浮かび上がる。著者の警察小説中でも異色の一冊。
第三十三回鮎川哲也賞選評、および第一回創元ミステリ短編賞選評&受賞作掲載。本誌初登場・新野剛志、連載スタート。今村昌弘による〈明智恭介〉シリーズ最新短編ほか。
見た者を惹きつける稀代の人形作家・常世三姉妹。彼女たちには、人体そのものを人形の素材にしているとの噂もあり……。『名探偵の証明』の市川哲也が、満を持して贈る長編ミステリ。
就活生と老図書修復家の再出発や、ワルツさんと電子図書館司書との対立を描く短編、書き下ろしなどを収録。近未来の図書館を舞台に、本を愛し守る人々を描くシリーズ第2弾。
浅ノ宮遼/眞庵、北山猛邦、京橋史織、久青玩具堂、大和浩則で贈る、特集「初夏のミステリ読切 5つの謎迷宮」。本誌初登場! 熊倉献によるコミック新連載スタートほか。