― ミステリ―
かつての詩人仲間達は、なぜ死ななければならなかったのか。生きることと詩作の両立に悩む孤独な探偵は、仲間の死にまつわる謎を探り始めるが。気鋭の著者が描くミステリ長編。
なぜ犯人は、音楽学科のコンサート会場のステージを泡だらけにしたのか? 聴き屋体質にして名探偵の柏木君と愉快な仲間達が、推理を繰り広げる軽快な連作ミステリ第二弾!
無能な部下や恐るべき黒川夫人、そしてはた迷惑な元ライバルの首席監察官に頭を抱えながら、小劇団事務所荒らしの捜査をする黒川鈴木刑事だが……。大好評ミステリ第三弾。
新宿に本社を構える不動産営業マンの澤村聡志。美人トップセールスが新パートナーになったけれど、二人の担当物件にはおかしな謎が?! 心あたたまる不動産屋ミステリ。
1961年夏,神奈川県の田舎町で「事件」は起こった。最初はどこにでもある、ありふれた殺人のように思われたが――。日本文学史に名を刻む不朽の裁判小説を決定版で贈る。
三軒茶屋から二駅、住宅街にひっそりと佇む「藤屋質店」。陶製人形や絵画など持ち込まれる品物と、訪れる人々が交差する。美術品への造詣の深い元学芸員の奮闘を描く連作集。
「どうでしょう。今年一年、このクラスのみんなで“ゲーム”をしませんか?」先生の提案が、すべての始まりだった──。気鋭が圧倒的筆力で描ききった入魂の傑作長編。
「どうでしょう。今年一年、このクラスのみんなで“ゲーム”をしませんか?」先生の提案が、すべての始まりだった──。気鋭が圧倒的筆力で描ききった入魂の傑作長編。
男を利用し贅沢な生活を送るめぐみ。しかし何者かに次々と狙われ、彼女自身の過去の罪を告発する手紙が届く――。いったい誰が? 今注目の新鋭が放つ渾身の長編ミステリ!
運行しているはずのない深夜バスに乗って、男は摩訶不思議な光景に遭遇した──高い評価を受けた表題作ほか、あの手この手で謎解きの面白さを描く著者再デビューの作品集。
村の危機を救うべく、「烏目役」となった八尾清次郎。眼科医を目指す彼が、危機の原因を探るために「水守」と呼ばれる少女を訪ねる――。大正時代の北海道を描く清艶なミステリ。
明治12年。鉄道局長の命を受け、技手見習と元八丁堀同心のコンビが、逢坂山トンネルの鉄道工事で続発する妨害事件に挑む! 時代ミステリの旗手が贈る、本格鉄道ミステリ。
怪奇居酒屋での謎のゾンビの死、ゴミ屋敷に隠された秘密。ほしがりやの兄と苦労人の妹が、お宝をゲットしに行く先々で巻き込まれた事件に挑む。ポップで楽しい連作ミステリ。
因習に縛られた古い港町で起きた失踪事件。事件に人生を狂わされた青年は、真相を求めて過去と対峙する。『雪の鉄樹』で最注目の気鋭が濃密な人間ドラマを描く、最高傑作!
昭和九年、銀座のバーで交わされる奇妙な噂話を端緒に、帝都・東京を震撼せしめる一大事件の幕が開く。絢爛と狂騒に彩られた帝都の三十時間を活写した長篇探偵小説。
売れない怪奇小説家が招かれた奇妙な町。到着早々彼は謎の封印を解いてしまう。現れたのは暴虐極まりない少女――コミカルであたたかくて怖くて切ない、奇談+ミステリ連作長編。
世界的な大企業が開催する、超能力者採用試験。参加者の青年と少女は1通しかない採用通知書を奪うため、策略を駆使して騙し合いに挑む。気鋭が贈るノンストップ・ミステリ。
東京消防庁の変わり者火災調査官と、正義感あふれる消防小隊長。彼らは都内で連続して起こる、現場にダ・ヴィンチの模写絵が残される放火事件の謎を追う。渾身のミステリ。
天文学者に招待され、孤島に集まった六人の男女を襲う殺人事件。犯人は、この六人のなかにいる……奇蹟の島の殺人事件を、俊英が満を持して描いた快作、早くも文庫で登場!
ある日、望の後輩・有斗の家族が息子ひとりを残して姿を消した。神楽坂で起きた事件にお蔦さんが立ち上がる! 粋と人情、望が作る美味しい料理が堪能できるシリーズ第二弾。