大岡昇平
(オオオカショウヘイ )1909年東京都生まれ。京都帝国大学卒。44年に召集されてフィリピンに赴くが、翌年米軍の俘虜となってレイテ島の収容所に送られる。49年に自らの従軍体験を小説にした『俘虜記』を刊行、第1回横光利一賞を受賞する。翌年発表した『武蔵野夫人』は戦後を代表するベストセラーになり、一躍斯界に名を馳せる。52年『野火』が第3回読売文学賞を、61年『花影』が第15回毎日出版文化賞ならびに第8回新潮社文学賞を、72年『レイテ戦記』が第13回毎日芸術賞を、78年『事件』が第31回日本推理作家協会賞を受賞する。88年没。
推理小説愛好家としても有名で、自らE・S・ガードナー『すねた娘』やイーデン・フィルポッツ『赤毛のレッドメーン』の翻訳も手掛けている。
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1961年夏,神奈川県の田舎町で「事件」は起こった。最初はどこにでもある、ありふれた殺人のように思われたが――。日本文学史に名を刻む不朽の裁判小説を決定版で贈る。
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