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2023年4月アーカイブ

2023.04.25

第14回創元SF短編賞 受賞作決定

 

【正賞】阿部登龍「竜は黙して翔ぶ」

 

選考委員に宮澤伊織先生を迎え、東京創元社・小浜徹也を加えて2023年4月25日に東京創元社会議室で行なった最終選考会の結果、受賞作を上記のとおり決定いたしました。
※受賞作は最終選考会前の改稿時に改題いたしました。
※山田正紀先生は急なご病気のため、残念ながら今回は選考委員をご辞退されることとなりました(現在はご退院されております)。

 

受賞作は8月刊行予定の『紙魚の手帖vol.12』に収録したのち、単体の電子書籍として刊行し、また朗読音源化して配信いたします。

 

選評は、近日中に『Web東京創元社マガジン』に掲載いたします。

 

創元SF短編賞のページ

 




2023.04.19

作家アン・ペリー逝去

 

 
2023年4月10日、本格的な時代・歴史ミステリの名手として知られる作家アン・ペリーが84歳で亡くなりました。

1938年イギリス、ロンドンで生まれたアン・ペリーは、1979年にトーマス・ピット警部が活躍するシリーズ第一作The Cater Street Hangmanで作家デビューしました。ヴィクトリア朝を舞台に、当時の風俗や人々の姿をリアルに描きつつ、謎解きの要素を取り入れた作風はイギリス・アメリカで人気を博し、ベストセラー作家となりました。2000年、短編「英雄たち」でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀短編賞を、2009年にアガサ賞の生涯功労賞を受賞しています。

創元推理文庫からは元警官モンクと看護婦ヘスターの活躍を描く〈ウィリアム・モンク〉シリーズから、『見知らぬ顔』『災いの黒衣』『護りと裏切り』『偽証裁判』を刊行しました。『護りと裏切り』はアメリカン・ミステリ賞の最優秀伝統ミステリ賞を受賞しており、非常に高い評価を受けています。

アン・ペリーの物語の魅力は、ヴィクトリア朝時代のロンドンの生活がいきいきと描写されていることです。そして、ひとびとの普段の営みや、登場人物たちが語るさりげない人物評などにも、殺人事件の謎を解く手がかりが隠されています。

心からご冥福をお祈りいたします。
 

2023.04.18

弥生小夜子『蝶の墓標』サイン本ネット販売のお知らせ


【サイン本販売のお申し込みは締め切りました】
5月31日発売の弥生小夜子『蝶の墓標』(四六判上製/税込定価1,870円)の著者サイン本を、ネット予約販売いたします!

 

当サイトを通して『蝶の墓標』をお買いあげいただく方へのサービスです。ご応募の締切は4月25日17時といたしますが、先着順で満数になりしだい受付を締め切らせていただきます。なお、お1人様1冊限りとさせていただきます。あらかじめご了承ください。


サイン本のお申し込みはこちらから。

※サイン本専用の楽天ブックスのページからのお申し込みとなります。

 

『蝶の墓標』内容紹介◆
夫と離婚し単身小学二年生の息子を育てている塾講師・八木里花は、自分がある女性から多額の遺産を残されていると弁護士に知らされる。だが、相続にはひとつ条件があった。里花の母親違いの姉、夏野(かや)の死の真相を突き止めることだ――蝶のように脆い心臓と芙蓉のように鮮やかな痣を持ち、高校生でみずから死を選んだ美しい姉。多くの謎を残して散った少女をめぐる愛憎と献身を流麗な筆致で描く、鮎川哲也賞優秀賞受賞者による待望の受賞第一作長編。

 

著者紹介
弥生小夜子(やよい・さよこ)
1972年神奈川県生まれ。白百合女子大学卒。第1回および第5回創元ファンタジイ新人賞の最終候補となった後、第30回鮎川哲也賞に投じた『風よ僕らの前髪を』で、印象的な人物造形とそれぞれの心の綾を鮮明に描く筆力、卓越した文章表現が高い評価を受け、優秀賞を受賞しデビュー。

 

※サイン本ネット販売の詳細・お申し込みについては、こちらをご覧ください。

お届けは2023年6月上旬になる予定です。あらかじめご了承ください。

 




Web東京創元社マガジン

2023.04.14

久永実木彦『わたしたちの怪獣』サイン本ネット販売のお知らせ


【サイン本販売のお申し込みは締め切りました】
5月31日発売の久永実木彦『わたしたちの怪獣』(四六判仮フランス装/税込定価1,980円)の著者サイン本を、ネット予約販売いたします!

 

当サイトを通して『わたしたちの怪獣』をお買いあげいただく方へのサービスです。ご応募の締切は4月21日17時といたしますが、先着順で満数になりしだい受付を締め切らせていただきます。なお、お1人様1冊限りとさせていただきます。あらかじめご了承ください。


サイン本のお申し込みはこちらから。

※サイン本専用の楽天ブックスのページからのお申し込みとなります。

 

『わたしたちの怪獣』内容紹介◆
高校生のつかさが家に帰ると、妹が父を殺していた。テレビからは東京湾に怪獣が出現したというニュースが流れている。つかさは妹を守るため、父の死体を棄てに東京にいくことを思いつく(「わたしたちの怪獣」)。
伝説的な“Z級”映画の上映会中、街にゾンビが出現。参加者たちは館内に籠城しようとするが……(「アタック・オブ・ザ・キラー・トマトを観ながら」)。『七十四秒の旋律と孤独』の久永実木彦、驚異の新境地。

 

著者紹介
久永実木彦(ひさなが・みきひこ)
東京都出身。2017年、「七十四秒の旋律と孤独」で第8回創元SF短編賞を受賞。19年より、株式会社RRJによる朗読音源配信サイトのWebラジオ〈読んで実木彦〉にてパーソナリティをつとめる。

 

※サイン本ネット販売の詳細・お申し込みについては、こちらをご覧ください。

お届けは2023年6月上旬になる予定です。あらかじめご了承ください。

 




Web東京創元社マガジン

2023.04.14

第54回星雲賞参考候補作に東京創元社の作品が多数選出されました

4月13日(木)に第54回星雲賞の参考候補作が発表されました。同賞は、日本SF大会参加登録者によるファン投票で決定される、優秀なSF作品およびSF活動に贈られる賞であり、日本のSFおよび周辺ジャンルのアワードとしては最も長い歴史を持つ賞です。

 

第54回星雲賞の投票は4月13日~5月31日におこなわれ、受賞作の発表と贈賞式は2023年8月5日に第61回日本SF大会「Sci-con2023」(会場:埼玉県さいたま市 浦和コミュニティセンター)でおこなわれる予定です。詳細は下記リンク先をご確認ください。

 

第61回日本SF大会「Sci-con2023」
第54回星雲賞 参考候補作一覧ページ

 

今回、東京創元社の刊行作品で選出されたのは、以下の作品です。

 

【日本短編部門】

シュレーディンガーの少女

●松崎有理「シュレーディンガーの少女」/『シュレーディンガーの少女』(創元SF文庫)
すべての65歳に例外なく、プログラムされた死が訪れる世界。肥満者たちをテレビスタジオに集め、公開デスゲームを開催する健康至上主義社会。あらゆる数学を市民に禁じ、違反者を捕らえては刑に処している王国。はたまた日々の食卓から、秋刀魚が消え失せてしまった未来──様々なディストピア世界でたくましく生きのびる女性たちを描いた、コミカルでちょっぴりダークな短編集。著者あとがき=松崎有理

 

 

 

 

 

【海外長編部門】

銀河帝国の興亡1

●アイザック・アシモフ/鍛治靖子訳『銀河帝国の興亡』全3巻(創元SF文庫)

【ヒューゴー賞受賞シリーズ】2500万の惑星を擁する銀河帝国に没落の影が兆していた。心理歴史学者ハリ・セルダンは3万年に及ぶ暗黒時代の到来を予見、それを阻止することは不可能だが期間を短縮することはできるとし、銀河のすべてを記す『銀河百科事典』の編纂に着手した。やがて首都を追われた彼は、辺境の星テルミヌスを銀河文明再興の拠点〈ファウンデーション〉とすることを宣した。歴史に名を刻む三部作。

 

 

 

 

 

【海外短編部門】

紙魚の手帖 vol.02

●アレステア・レナルズ/中原尚哉訳「人形芝居」/『創られた心 AIロボットSF傑作選』(創元SF文庫)
人工的な心や生命。ゴーレム、オートマトン、ロボット、アンドロイド、ボット、人工知能――人間ではないが人間によく似た機械、人間のために注文に応じてつくられた物体というアイディアは、はるか古代よりわたしたちを魅了しつづけてきた。そしていま、その長い歴史に連なる最新のアンソロジーがここに登場する。ケン・リュウ、ピーター・ワッツ、アレステア・レナルズら、2021年ヒューゴー賞短編部門候補作を含む16の物語を収録。
※電子版には扉絵カラー版が収録されています。

 

 

 

 

パワードスーツSF傑作選 この地獄の片隅に

●アダム=トロイ・カストロ&ジュディ・B・カストロ/小野田和子訳「見知らぬ神々」/『黄金の人工太陽 巨大宇宙SF傑作選』(創元SF文庫)
SFとファンタジーの基本はセンス・オブ・ワンダーだ。そして並はずれたセンス・オブ・ワンダーを味わえるのは、超人的なヒーローが宇宙の命運をかけて銀河のかなたで恐ろしい敵と戦う物語だ(序文より)――常識はずれの宇宙航行生物、謎だらけの巨大異星構造物、銀河をまるごと吹き飛ばす規模の超爆弾。ジャック・キャンベルら充実の執筆陣による、SFならではの圧倒的スケールで繰り広げられる物語18編を集めた傑作選。解説=堺三保
※電子版には扉絵カラー版が収録されています。

 

 

 




2023.04.11

雛倉さりえ『アイリス』サイン本ネット販売のお知らせ


 
【サイン本販売のお申し込みは締め切りました】
5月19日発売の雛倉さりえ『アイリス』(四六判仮フランス装/税込定価1,760円)の著者サイン本を、ネット予約販売いたします!

 

当サイトを通して『アイリス』をお買いあげいただく方へのサービスです。ご応募の締切は4月18日17時といたしますが、先着順で満数になりしだい受付を締め切らせていただきます。なお、お1人様1冊限りとさせていただきます。あらかじめご了承ください。


サイン本のお申し込みはこちらから。

※サイン本専用の楽天ブックスのページからのお申し込みとなります。

 

『アイリス』内容紹介◆

子役として映画『アイリス』に出演し、脚光を浴びた瞳介は、その後役者として成功できずに高校卒業前に芸能界をやめた。だが、映画で妹役を演じ、現在は女優として活躍する浮遊子との関係は絶てずにいる。『アイリス』の栄光が、彼を過去へと縛りつけていた。そしてそれは、監督の漆谷も同じだった。28歳で撮った『アイリス』は数々の賞を受賞したが、彼自身はどれだけ評価を得ても、デビュー作を超えられないという葛藤を抱えていた。ひとつの映画が変えた俳優と監督の未来。人生の絶頂の、その先の物語。

 

著者紹介
雛倉さりえ(ひなくら・さりえ)
1995年滋賀県生まれ。近畿大学文芸学部卒、早稲田大学大学院文学研究科卒。第11回「女による女のためのR-18文学賞」に応募した「ジェリー・フィッシュ」が最終候補に選出されデビュー。同作は映画化された。著作に『ジェリー・フィッシュ』『ジゼルの叫び』『もう二度と食べることのない果実の味を』『森をひらいて』がある。

 

※サイン本ネット販売の詳細・お申し込みについては、こちらをご覧ください。

お届けは2023年5月下旬になる予定です。あらかじめご了承ください。

 




東京創元社のWebマガジン|Webミステリーズ!

2023.04.11

東京創元社ゆかりのイラストレーターが多数出展する「装画の仕事」展が東京・北青山で開催されます(4月11日~22日)【このイベントは終了しました】

  

 

2022年から2023年にかけて描いたイラストとその絵が装画として使われた書籍をあわせて展示する「装画の仕事」展が、東京・北青山の「GALLERY DAZZLE(ギャラリー・ダズル)」で開催されます。
 
東京創元社とゆかりのあるイラストレーターも多数参加されています。小社の刊行物からはマクドネル『平凡すぎて殺される』(岡野賢介氏)、ラーマー『マーダー・ミステリ・ブッククラブ』(おぐらきょうこ氏)、ブラウン『シナモンとガンパウダー』(松島由林氏)の原画が展示されるとのことですので、お近くにおいでの際は、ぜひ足をお運びください。
 
「装画の仕事」
日時:2023年4月11日(火)~4月22日(土)
12:00~19:00(最終日は17時まで)
会場:GALLERY DAZZLE
東京都港区北青山2-12-20-101
TEL:03-3746-4670
 
詳細については公式サイトをご覧ください。
http://gallery-dazzle.com/

 

 

2023.04.07

第1回創元ミステリ短編賞の応募を締め切りました

東京創元社が主催する短編ミステリの新人賞である、第1回創元ミステリ短編賞は、2023年3月31日をもちまして受付を締め切らせていただきました。
 
応募総数は438作品でした。今回も多数のご応募をいただき、誠にありがとうございました。
 
今後の選考経過につきましては、随時創元ミステリ短編賞のページでお知らせいたします。
http://www.tsogen.co.jp/award/sogenmystery/
 

2023.04.04

第33回鮎川哲也賞が決定いたしました

2023年3月30日、第33回鮎川哲也賞の最終選考会が、辻真先・東川篤哉・麻耶雄嵩の三選考委員によりおこなわれ、下記のとおり決定しました。
選考経過等の詳細は『紙魚の手帖 vol.13』に掲載予定です。

 

【受賞作】
岡本 好貴「北海は死に満ちて」

【優秀賞】
小松 立人「そして誰もいなくなるのか」

 

今回の鮎川哲也賞には2022年10月31日の締め切りまでに186作品の応募があり、12月19日におこなわれた1次選考の結果、22作品が通過いたしました。また、2023年1月28日に行われた2次選考の結果、次の5作品を最終候補作と決定いたしました。

 

矢崎紺「IN NOMINE」
小松立人「そして誰もいなくなるのか」
河原采「追杉一途と四つの失恋」
三日市零「シュープリーム・カクテル」
岡本好貴「北海は死に満ちて」

 

鮎川哲也賞の詳細については、以下のページをご覧ください。
http://www.tsogen.co.jp/award/ayukawa/

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