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2021年5月アーカイブ

2021.05.27

第18回ミステリーズ!新人賞の一次選考結果を発表しました

 
東京創元社が主催する短編ミステリの新人賞である、第18回ミステリーズ!新人賞の一次選考結果を公開しました。
詳細は下記リンクより、ミステリーズ!新人賞のページでご確認ください。
http://www.tsogen.co.jp/award/mysteries/
 
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2021.05.25

【プレスリリース】宝塚歌劇の舞台公演でも話題! ポール・ギャリコの傑作ファンタジイ『ほんものの魔法使』が大反響につき続々重版決定!

 

 
ポール・ギャリコ『ほんものの魔法使』が初版部数を増数→発売前重版→発売後も立て続けに2度の重版を決定!異例のペースで4刷到達!
種も仕掛けもある奇術を排他的に守り抜く魔法都市で育った少女が“ほんものの魔法”と出会うファンタジイの名作『ほんものの魔法使』(ポール・ギャリコ/矢川澄子訳)の復刊が決定し大きな話題を呼んでいます。
5月10日の発売以降も大きく売上を伸ばし、このほど4刷目の重版が決定するなど、その勢いはまだまだ続きそうです。

 
■発売1週間余りで4度の重版
名作として名高い『ほんものの魔法使』ですが、近年では入手困難な状況が続いていました。しかし宝塚歌劇での舞台化が決定したことで急激に注目が集まりました。
創元推理文庫からの復刊をリリースした際には多くの反響が寄せられ、大手通販サイトには予約が殺到し、文庫ランキングの1位を獲得。版元の東京創元社では当初の初版部数から増数することを決定しました。
しかしその後も予約は伸び続け、一般書店からの事前注文も多数寄せられたことから、刊行前にもかかわらず重版を決定しました。緊急事態宣言下の発売となりましたが、売り上げは絶好調。刊行直後と舞台公演スタート時にも重版を決定。異例のペースで版を重ねています。

 
■復刊のきっかけは宝塚歌劇ファンの社員による熱い希望
もともと東京創元社の刊行物ではなかった『ほんものの魔法使』。創元推理文庫からの刊行が決まったきっかけは、東京創元社内の宝塚歌劇ファンで構成する「ヅカ部」による熱い推薦でした。企画立案から急ピッチで作業を進めての緊急復刊に至る流れは、こちらの記事に詳しく記してあります。

 
発売前重版! ポール・ギャリコ/矢川澄子訳『ほんものの魔法使』が創元推理文庫から復刊するまで
http://www.webmysteries.jp/archives/26388007.html

 
■プレゼントにもうってつけの素敵な作品。今後の展開も注目です。
宝塚での舞台公演がスタートし、今後は神奈川でも公演が予定されています。まだまだ話題が続きそうです。著者のポール・ギャリコは『雪のひとひら』『ジェニィ』などで知られる作家。この『ほんものの魔法使』もメジャータイトルに比肩する素敵な物語です。くらはしれい氏の装画も愛らしく温かみがあり、大切な人や頑張っている人への贈り物にもおすすめの一冊です。

 
これからも『ほんものの魔法使』にご注目ください。

 
◆書誌情報
書名:『ほんものの魔法使』(ほんもののまほうつかい)
著者:ポール・ギャリコ/矢川澄子訳
本体価格:880円(税込価格:968円)
ISBN:978-4-488-56002-7
判型:文庫判
装画:くらはしれい
装幀:東京創元社装幀室

 
内容紹介:
魔術師――――時に奇術師や手品師とも呼ばれる人々が住まう都市マジェイア。偉大なる魔術師の娘ながら周囲からできそこない扱いされていた少女ジェインの前に、ある日ふしぎな青年があらわれる。ものいう犬モプシーとはるばる山のむこうから旅してきたという彼は、魔術師ながら肩書きのない“ただのアダム”と名乗る。魔術師名匠組合への加入を希望するアダムのために、ジェインは助手となって審査会に臨むことに。そこで彼女が目の当たりにしたのは、種も仕掛けもない“ほんものの魔法”だった。矢川澄子の名訳で贈る、色褪せぬファンタジイの名作。解説=井辻朱美

 
■宝塚歌劇 公演情報
雪組公演 ロマンス『ほんものの魔法使』
脚本・演出:木村信司
主演:朝美 絢
開催劇場/公演期間:
宝塚バウホール
2021年5月21日(金)~6月1日(火)
KAAT神奈川芸術劇場
2021年6月8日(火)~6月16日(水)
詳しくは宝塚歌劇ホームページをご覧ください。
https://kageki.hankyu.co.jp/

 
【会社概要】
株式会社 東京創元社
〒162-0814
東京都新宿区新小川町1-5
http://www.tsogen.co.jp

 
【お問い合わせ先】
tss@tsogen.co.jp

2021.05.20

【プレスリリース】今村昌弘『屍人荘の殺人』『魔眼の匣の殺人』に続くシリーズ第3弾『兇人邸の殺人』、2021年7月29日刊行決定&予約受付開始!

 

 
デビュー作にして、『このミステリーがすごい!』をはじめとする主要ミステリランキングで3冠達成、本格ミステリ大賞を受賞。さらには本屋大賞第3位に選ばれ、映画化・コミカライズもされた『屍人荘の殺人』
死の予言とミステリの組み合わせに挑み、各ミステリランキングベスト3に連続ランクインしたシリーズ第2弾『魔眼の匣の殺人』
いま最も続編を待たれるシリーズとなった今村昌弘先生の最新作のタイトルと刊行日が決定しました!
 
タイトルは『兇人邸(きょうじんてい)の殺人』
 
刊行日は2021年7月29日となります。
 
【内容紹介】
『魔眼の匣の殺人』から数ヶ月後――。神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と剣崎比留子が突然の依頼で連れて行かれた先は、“生ける廃墟”として人気を博す地方テーマパークだった。園内にそびえる異様な建物「兇人邸」に、比留子たちが追う班目機関の研究成果が隠されているという。深夜、依頼主たちとともに兇人邸に潜入した二人を、“異形の存在”による無慈悲な殺戮が待ち受けていた。待望のシリーズ第3弾、ついに刊行!
 
【今村昌弘先生より、読者の皆様へ】
大変お待たせしてしまいましたが、剣崎比留子シリーズの第三作をお届けできそうです。今回も班目機関の研究に絡んだ事件を描くことになりましたが、その中で強く感じたのは、私は特殊な設定によるトリックよりも、それによって生じる奇妙な論理や行動の必然性を描くのが好きらしいということです。
今作で葉村と比留子はこれまでの本格ミステリにない状況に巻きこまれ、その行動で探偵と助手の本質を自らに問うことになります。ぜひ彼らの選択から目を離さず、そして皆さん自身が最後まで思考を止めることなく読み進めていただきたい。
 
それでは兇人邸にてお待ちしております。
 
◆書誌情報
書名:『兇人邸の殺人』(きょうじんていのさつじん)
著者:今村昌弘(いまむら・まさひろ)
本体価格:1,700円(税込価格:1,870円)
ISBN:978-4-488-02845-9
判型:四六判上製
 
◆今村昌弘プロフィール
1985年長崎県生まれ。岡山大学卒。2017年『屍人荘の殺人』で第27回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作は『このミステリーがすごい!』、〈週刊文春〉ミステリーベスト10、『本格ミステリ・ベスト10』で第1位を獲得し、第18回本格ミステリ大賞[小説部門]を受賞、第15回本屋大賞第3位に選出。映画化、コミカライズもされた。シリーズ第2弾『魔眼の匣の殺人』も各ミステリランキングベスト3に連続ランクイン。2021年、テレビドラマ『ネメシス』に脚本協力として参加。いま最も注目される期待の俊英。
 
『屍人荘の殺人』(創元推理文庫)
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488466114

 
『魔眼の匣の殺人』(単行本/四六判上製)
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488027964

 
【会社概要】
株式会社 東京創元社
〒162-0814
東京都新宿区新小川町1-5
http://www.tsogen.co.jp
 
【お問い合わせ先】
tss@tsogen.co.jp
 

2021.05.19

マーサ・ウェルズ/中原尚哉訳『マーダーボット・ダイアリー』(創元SF文庫)が第7回日本翻訳大賞を受賞しました

 

 
5月18日(火)に発表されたとおり、5月16日(日)におこなわれた選考会の結果、マーサ・ウェルズ/中原尚哉訳『マーダーボット・ダイアリー』(創元SF文庫)が第7回日本翻訳大賞を受賞いたしました(ユーディット・シャランスキー/細井直子訳『失われたいくつかの物の目録』河出書房新社と同時受賞)。
 
受賞作『マーダーボット・ダイアリー』の続編となる『マーダーボット・ダイアリー ネットワーク・エフェクト(仮)』Network Effectは、引きつづき中原尚哉訳で創元SF文庫より2021年内に刊行予定です。
 
授賞式は6月~7月にオンライン上で開催予定です。また、5月25日(火)20時ごろよりTBSラジオ「アフター6ジャンクション」にて放送される翻訳大賞特集に、受賞者の中原尚哉先生と細井直子先生、選考委員の柴田元幸先生が出演されます。
 
さらなる詳細については、日本翻訳大賞のホームページをご覧ください。
https://besttranslationaward.wordpress.com/

 

2021.05.14

イラストレーター・いとうあつき先生の個展が東京・神宮前で開催されます(5月20日~30日)【このイベントは終了しました】

 

 

 
東京創元社で方丈貴恵『孤島の来訪者』(単行本)、スポッツウッド『幸運は死者に味方する』(創元推理文庫)のカバーイラストを手がけられたイラストレーター・いとうあつき先生の個展が、5月20日より東京・神宮前の「ACG_Labo」にて開催されます。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
 
いとうあつき 個展「Ambivalent」
日時:5月20日(木)~30日(日) 12:00~20:00 ※26日(水)休廊
会場:ACG_Labo
東京都渋谷区神宮前4-25-7-2F
 
詳細は公式ホームページの特設サイトをごらんください。
https://www.acgateway.com/ex_ia/

 

2021.05.14

櫻田智也『蝉かえる』(東京創元社)が第21回本格ミステリ大賞〈小説部門〉を受賞しました

 

 
5月14日、第21回本格ミステリ大賞の開票式がおこなわれ、東京創元社より刊行された櫻田智也『蟬かえる』(ミステリ・フロンティア/単行本)が、〈小説部門〉を受賞いたしました。
 
櫻田智也先生は1977年北海道生まれ。2013年に「サーチライトと誘蛾灯」で第10回ミステリーズ!新人賞を受賞してデビュー。17年に受賞作を表題作にした連作短編集『サーチライトと誘蛾灯』(創元推理文庫)を刊行します。『蟬かえる』は先月、第74回日本推理作家協会賞〈長編及び連作短編集部門〉の栄冠に輝いたのに続いて、ダブル受賞となりました。櫻田先生、おめでとうございます。
 
そのほかの受賞作などについては、本格ミステリ作家クラブのホームページをご覧ください。
http://honkaku.com/
 
※『蝉かえる』書名の「蝉」の字は、正しくは「虫へんに憚るの右側の『蟬』」となります。

 

2021.05.13

市川憂人『ボーンヤードは語らない』サイン本ネット販売のお知らせ

 
【サイン本販売のお申し込みは締め切りました】
 
6月21日発売の市川憂人『ボーンヤードは語らない』(四六判上製/税込定価1,980円)の著者サイン本を、ネット予約販売いたします!

当サイトを通して『ボーンヤードは語らない』をお買いあげいただく方へのサービスです。ご応募の締切は5月20日17時といたしますが、先着順で満数になりしだい受付を締め切らせていただきます。なお、お1人様1冊限りとさせていただきます。あらかじめご了承ください。


サイン本のお申し込みはこちらから。

※サイン本専用の楽天ブックスのページからのお申し込みとなります。

 

『ボーンヤードは語らない』内容紹介◆

U国A州の空軍基地にある『飛行機の墓場(ボーンヤード)』で、兵士の変死体が発見された。謎めいた死の状況、浮かび上がる軍用機部品の横流し疑惑。空軍少佐のジョンは、士官候補生時代のある心残りから、フラッグスタッフ署の刑事・マリアと漣へ非公式に事件解決への協力を依頼する。実は引き受けたマリアたちの胸中にも、それぞれの過去――若き日に対峙した事件への、苦い後悔があった。

高校生の漣が遭遇した、雪密室の殺人。ハイスクール時代のマリアが挑んだ、雨の夜の墜落事件の謎。そして、過去の後悔から刑事となったマリアと漣がバディを組んだ、“始まりの事件”とは? 大人気シリーズ第四弾は、主要キャラクターたちの過去を描いた初の短編集!

 

著者紹介
市川憂人(いちかわ・ゆうと)
1976年神奈川県生まれ。東京大学卒。在学時は文芸サークル・東京大学新月お茶の会に所属。2016年『ジェリーフィッシュは凍らない』で第26回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作は各種年末ミステリベストにランクインし、話題を呼んだ。他の著作に『ブルーローズは眠らない』『グラスバードは還らない』『神とさざなみの密室』『揺籠のアディポクル』がある。

 

※サイン本ネット販売の詳細・お申し込みについては、こちらをご覧ください。

お届けは2021年6月下旬になる予定です。あらかじめご了承ください。

 




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