ニューヨークきっての女探偵リリアン・ペンテコスト。そしてわたしは、サーカス団員だったところを助手にスカウトされたウィロウジーン・パーカー。わたしたちの活動を紹介するのにいちばんの事件は、1945年に大邸宅の閉ざされた書斎で起きた、あのコリンズ殺人事件だろう──。母と娘ほども歳の離れた探偵と助手の女性コンビの活躍を描く、ミステリの魅力満載のデビュー作! 訳者あとがき=法村里絵
スティーヴン・スポッツウッド
劇作家、ジャーナリスト、教育者として活躍したのち、『幸運は死者に味方する』で小説家としてデビューする。現在は作家である妻のジェシカ・スポッツウッドとワシントンDCに暮らす。
法村里絵
(ノリムラリエ )1957年、東京都に生まれる。女子美術短期大学卒。主な訳書にウォー「失踪当時の服装は」「生まれながらの犠牲者」、ハワード「遭難信号」、スポッツウッド「幸運は死者に味方する」、ラーム「英国屋敷の二通の遺書」などがある。