有栖川有栖、北村薫、宮部みゆき──当代きっての読書家である三人が、それぞれの“とっておき”を時間をかけて選びぬいた、短編小説を読む愉しみの詰まったアンソロジー。
有栖川有栖、北村薫、宮部みゆき──当代きっての読書家である三人が、それぞれの“とっておき”を時間をかけて選びぬいた、短編小説を読む愉しみの詰まったアンソロジー。
1999年のアイルランド。頻発する武装強盗の特捜班に入った刑事のバニーと相棒のグリンゴをめぐる忘れがたい事件。『平凡すぎて殺される』に連なる、衝撃の過去編が登場!
ひったくりの犯人を突きとめたはずが、いったい私たちは何に巻き込まれたのか。『パラ・スター』で注目を浴びた俊英が〈犯罪と私たち〉を真摯かつ巧緻に描く、壮大な力作。
昭和36年秋、生放送のドラマ脚本を手がけることになった風早勝利。終了直前に主演女優が殺害! 勝利と那珂一兵は、真相に辿りつけるのか? 昭和三部作、完結篇。
読書家好みに改造された地下室で、死体が忽然と現れて……。ミステリへの愛に満ちた、『壁から死体?』に続くシリーズ第2弾!
軽犯罪から足を洗い、まともな人生をおくるために車でアメリカを旅するデルとルイーズ。しかし次々に事件に巻き込まれ……。チャーミングな恋人たちを描く連作ミステリ短編集。
菊の御料所で発生した不可能犯罪を調査するのは、権刑部卿・明智小壱郎光秀と、陰陽師・安倍天晴。魔術が存在する“日の本”を舞台に贈る傑作本格ミステリ。
ベルリン国際映画祭で、女性が惨殺される予定外の映像が上映され大パニックに。しかも女性は市長の娘。映像内に残された「19」の意味は? 大人気ドイツ・ミステリ第2弾!
中高一貫の女子校で相次ぐ女生徒の墜落死、遺された未発表の小説、密室殺人、そして「ヘビイチゴ・サナトリウム」――少女期の心理のゆらぎを鮮烈に描出した長編ミステリ。
16歳の少年は自転車で学校を出たきり消息を絶った。姉と警部の二視点で語られる、錯綜する失踪事件の捜査。犯人当ての名手が読者の盲点を鮮やかに突く、傑作本格ミステリ!
人を殺し、車を盗み、少女ふたりがオーストラリアを駆ける道中、謎は尽きない。背後に迫るのは誰か。助手席の彼女は何を隠しているのか。文学賞受賞のクライムサスペンス!
殺人未遂事件の容疑者は”この世に存在しない人間”だった──強行犯係の里穂子と特命対策室の羽山が執念の捜査の末に辿り着いた胸を衝く真相とは。辻堂ミステリの到達点にして大藪春彦賞受賞作。
太平洋戦争末期の大阪・船場の豪商一族を襲う惨劇。東京から嫁いだ軍人の娘は単身事件の謎解きに挑む。第75回日本推理作家協会賞・第22回本格ミステリ大賞W受賞。
アメリカ研修帰りの河田刑事が、夕飯直前という絶妙なタイミングでやって来た、難事件のお土産付きで。シリーズ第三弾、『わが身世にふる、じじわかし』改題・新装版。
『ミミズクとオリーブ』につづく第二弾は、密室内での吹き矢による毒殺事件など、安楽椅子探偵ものの魅力を十二分に発揮した連作推理。『嫁洗い池』改題・新装版。
美味しい郷土料理を供しながら、夫の友人が持ち込んだ問題を次々と解決してしまう八王子の郊外に住む作家の奥さん。直木賞作家が描く、傑作シリーズを新装版で。
あなたのことは、最初から疑っていました──罪を犯した者たちの前に、死神めいた風貌の警部が立ちはだかる。〈刑事コロンボ〉の衣鉢を継ぐ、大人気倒叙ミステリシリーズ!
ベルリン大聖堂に吊り下げられた牧師。殺された彼女の首には、カバーに「17」と刻まれた鍵がかけられていた。本国でシリーズ累計43万部、疾走感抜群のドイツ・ミステリ!
自分と瓜ふたつの男と入れ替わったジョン。連れて行かれた相手の家では、経営する工場は経営が危うく、家族間はぎくしゃくしていた……。名手による予測不能なサスペンス。