ハチュウルイカンノサツジン

爬虫類館の殺人

  【新訳版】

カーター・ディクスン
白須清美


爬虫類館の殺人

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
ヘンリ・メリヴェール卿シリーズ

判型:文庫判
ページ数:320ページ
初版:2025年6月20日

ISBN:978-4-488-11852-5
Cコード:C0197
文庫コード:M-カ-1-27

装画:ヤマモトマサアキ
装幀:折原若緒/フォーマット:本山木犀


内容紹介

第二次大戦下のロンドン。世界のヘビやトカゲを集めた爬虫類館が名物の動物園は、空襲の脅威により閉園を迫られていた。ある夜、園内の一室で園長と一匹のヘビがガス中毒で死亡する。部屋は扉と窓すべてが内側から厳重に目張りされた密室で、状況からは自殺としか思えない。だが……? 名探偵ヘンリ・メリヴェール卿が看破した驚愕の真相とは──不可能犯罪の巨匠、中期の傑作。解説=大山誠一郎


カーター・ディクスン/ジョン・ディクスン・カー

アメリカ、ペンシルヴェニア州生まれ(1906-77)。本名ジョン・ディクスン・カー。1930年に予審判事アンリ・バンコランを探偵役とした『夜歩く』を発表。以後、ギディオン・フェル博士シリーズの『帽子収集狂事件』『曲がった蝶番』、ノンシリーズの『皇帝のかぎ煙草入れ』(以上カー名義)、ヘンリ・メリヴェール卿シリーズの『黒死荘の殺人』『ユダの窓』など、オールタイム・ベスト級の傑作を次々とものし、熱狂的な読者を獲得。〈不可能犯罪の巨匠〉と呼ばれる。


白須清美

(シラスキヨミ )

1969年山梨県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家。訳書にイネス「霧と雪」、クェンティン「迷走パズル」「俳優パズル」「人形パズル」「女郎蜘蛛」、バークリー「服用禁止」、ディクスン「かくして殺人へ」等がある。