カクシテサツジンヘ

かくして殺人へ

カーター・ディクスン
白須清美


かくして殺人へ

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
ヘンリ・メリヴェール卿シリーズ

判型:文庫判
ページ数:304ページ
初版:2017年1月27日

ISBN:978-4-488-11842-6
Cコード:C0197
文庫コード:M-カ-1-42

装画:ヤマモトマサアキ
幀:折原若緒/フォーマット:本山木犀


内容紹介

処女作がいきなり大当たりしたモニカ・スタントンは、生まれ育った村を出てロンドン近郊の映画スタジオへやってきた。仕事場をあてがわれ脚本執筆に張り切るものの、何度も危ない目に遭うモニカ。硫酸を浴びかけたり銃撃されたり、予告状も舞い込みいよいよ生命の危機である。義憤に駆られた探偵小説作家カートライトは証拠をひっさげてヘンリ・メリヴェール卿に会い、犯人を摘発してくれと談判するが……。灯火管制下の英国を舞台に描かれた、H・M卿活躍譚。解説=霞流一


カーター・ディクスン/ジョン・ディクスン・カー

アメリカの作家。1906年生まれ。〈不可能犯罪の作家〉といわれるカーは、 密室トリックを得意とし、 怪奇趣味に彩られた独自の世界を築いている。 本名ではフェル博士、 ディクスン名義ではヘンリ・メリヴェール卿 (H・M) が活躍する。 作風は 『赤後家の殺人』 等初期の密室ものから、 『皇帝のかぎ煙草入れ』 など中期の心理トリックもの、 そして 『死の館の謎』 等晩年の歴史ものへと変遷した。1977年歿。