ミドリノカプセルノナゾ

緑のカプセルの謎

  【新訳版】

ジョン・ディクスン・カー
三角和代


緑のカプセルの謎

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
ギディオン・フェル博士シリーズ

判型:文庫判
ページ数:332ページ
初版:2016年10月14日

ISBN:978-4-488-11841-9
Cコード:C0197
文庫コード:M-カ-1-12

装画:榊原一樹
装幀:折原若緒/フォーマット:本山木犀


内容紹介

小さな町の菓子店の商品に、毒入りチョコレート・ボンボンがまぜられ、死者が出るという惨事が発生した。一方で村の実業家が、みずからが提案した心理学的なテストの寸劇の最中に殺害される。透明人間のような風体の人物に、青酸入りの緑のカプセルを飲ませられて──。食いちがう証言。事件を記録していた映画撮影機(シネカメラ)の謎。そしてフェル博士の毒殺講義。不朽の名作が新訳で登場。解説=三橋暁


ジョン・ディクスン・カー/カーター・ディクスン

1906年アメリカ、ペンシルヴェニア州生まれ。1930年に予審判事アンリ・バンコランが登場する『夜歩く』を発表。ギディオン・フェル博士シリーズの『帽子収集狂事件』、ノンシリーズの『皇帝のかぎ煙草入れ』のほか、カーター・ディクスン名義によるヘンリ・メリヴェール卿シリーズ『ユダの窓』など、オールタイム・ベスト級の傑作を次々とものし、熱狂的な読者を獲得。〈不可能犯罪の巨匠〉と呼ばれる。77年没。


三角和代

(ミスミカズヨ )

西南学院大学文学部外国語学科卒。英米文学翻訳家。カー「帽子収集狂事件」、ブラウン「シナモンとガンパウダー」、グレアム「罪の壁」、タートン「イヴリン嬢は七回殺される」など訳書多数。