ジョン・ディクスン・カー/カーター・ディクスン
アメリカの作家。1906年生まれ。〈不可能犯罪の作家〉といわれるカーは、 密室トリックを得意とし、 怪奇趣味に彩られた独自の世界を築いている。 本名ではフェル博士、 ディクスン名義ではヘンリ・メリヴェール卿 (H・M) が活躍する。 作風は 『赤後家の殺人』 等初期の密室ものから、 『皇帝のかぎ煙草入れ』 など中期の心理トリックもの、 そして 『死の館の謎』 等晩年の歴史ものへと変遷した。 1977年歿。
婚約者の父を殺したと疑われるイヴ。部屋に侵入した前夫のせいでアリバイを主張できない彼女は、絶体絶命の窮地に陥る。女王クリスティを驚嘆させた巨匠カー不朽の本格編。
パリの蝋人形館に消えた令嬢、発見された二つの死体。娘はなぜ殺されたのか? 瀟洒な装いにメフィストフェレスの冷徹さと知性を隠すバンコランの名推理。本邦初の完訳版。
不可解な連続帽子盗難事件と、盗まれたポオの未発表原稿──。霧のロンドンの怪事件の謎に挑む名探偵フェル博士。驚天動地の真相とは? 巨匠カーの代表作、新訳で登場!
舞台は十七世紀のロンドン。治安判事エドマンド・ゴドフリーの死が国家を揺るがす大事件へと発展し……。不可能犯罪の巨匠J・D・カーが英国史上最大の謎に挑む歴史ミステリ。
大西洋をイギリスへ向かう豪華客船の中で起きる、宝石盗難とどんちゃん騒ぎの数々。その裏に隠された真相を暴く、フェル博士の名推理。巨匠カー初期の快作、新版で登場。
シェイクスピア劇の上演中に響いた石弓の音。矢は観劇中だった往年の名女優を貫いていた。この大胆不敵な犯行はいかにして可能となったのか? フェル博士が事件の謎に挑む。
全員が互いに手を取り合っている降霊会の最中、縛られたままの心霊研究家が殺される。密室状況下で死んでいた男は自殺かと思われたが、死体の周囲に……
今は亡き〈不可能犯罪の巨匠〉ディクスン・カーの、長編小説以外の精華を集大成した一大コレクション。ことに、傑作怪奇譚をはじめ、ラジオ・ドラマ……
一九一二年の十月。作家のジム・ブレイクはハーパー社の依頼でニュー・オーリンズへと向かった。下院議員候補で、同姓のクレイ・ブレイクを取材するためだった……
月光が大ロンドンの街を淡く照らしている。数百年の風雨に黒ずんだ赤煉瓦の時計師の家、その屋根の上にうごめく人影。天窓の下の部屋では、完全殺人の計画が……
カーの死後の調査と研究に依って発掘された、若かりし日の作品群や、ラジオ・ドラマを集大成した待望のコレクション。処女短編「死者を飲むかのように……」を筆頭に
ブレンダは愕然とした。雨上がりのテニスコートには被害者と発見者である自分自身の足跡しか残ってはいなかったのだ。犯人にされることを恐れた彼女は……
猫が鼠をなぶるように、冷酷に人を裁くことで知られた高等法院の判事の別荘で判事の娘の婚約者が殺された。現場にいたのは判事ただ一人。法の鬼ともいうべき……
時は一八六九年。ニューヨークからもどったキット・ファレルは、ロンドンに着いた早早、奇怪な事態に遭遇する。そして彼の目前の密室状況下で……
チャターハム牢獄の長官をつとめるスタバース家の者は、代々、首の骨を折って死ぬという伝説があった。これを裏づけるかのように、今しも相続をおえた嗣子マルティンが謎の死をとげた。……
夜霧のロンドンを、喉を切られた黒人運転手の死体がハンドルを握る自動車が滑る! 17世紀イギリスの首切役人〈ジャック・ケッチ〉と幻の町〈ルイネーション街〉が現代のロンドンに甦った。
刑事たちが見張るクラブの中で、新婚初夜の公爵が無惨な首なし死体となって発見された。しかも、現場からは犯人の姿が忽然と消えていた! 夜歩く人狼がパリの街中に出現……
1927年のニューオーリンズ。過去に奇怪な事件の起きたことで〈死の館〉の異名をもつデリース館に、またも発生した不可思議な事件。歴史推理巨編。
カー短編の精髄を集めたコレクション、本巻にはフェル博士、H・M(ヘンリ・メルヴィル卿)、マーチ大佐といった名探偵が一堂に会する。内容も、隠し場所トリック……
友人と賭をし、南アフリカからの無銭旅行に出た新進作家のケントは、何とかロンドンには着いたものの、一文なしになっていた。約束の日が明日にせまっているというのに……































