カメンゲキジョウノサツジン

仮面劇場の殺人

ジョン・ディクスン・カー
田口俊樹


仮面劇場の殺人

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
ギディオン・フェル博士シリーズ

ギディオン・フェル博士シリーズ

判型:文庫判
ページ数:462ページ
初版:2003年9月26日

ISBN:978-4-488-11827-3
Cコード:C0197
文庫コード:M-カ-1-33

装画:山田維史


内容紹介

かつて、舞台で俳優が急死するなど不幸の続いた仮面劇場。そこでいま、新たに結成された劇団が初公演を控えていた。演目は因縁の『ロミオとジュリエット』。過去との符合に得体の知れぬ不安が漂う初公演前夜、悲劇は起きた。何者かの放った石弓の矢が、観劇中だった往年の名女優の体を貫いたのだ。フェル博士がアメリカで遭遇した難事件。


ジョン・ディクスン・カー/カーター・ディクスン

1906年アメリカ、ペンシルヴェニア州生まれ。1930年に予審判事アンリ・バンコランが登場する『夜歩く』を発表。ギディオン・フェル博士シリーズの『帽子収集狂事件』、ノンシリーズの『皇帝のかぎ煙草入れ』のほか、カーター・ディクスン名義によるヘンリ・メリヴェール卿シリーズ『ユダの窓』など、オールタイム・ベスト級の傑作を次々とものし、熱狂的な読者を獲得。〈不可能犯罪の巨匠〉と呼ばれる。77年没。


田口俊樹

(タグチトシキ )

1950年生まれ、早稲田大学第一文学部卒。英米文学翻訳家。主な訳書、D・ハメット「血の収穫」、R・マクドナルド「動く標的」、R・チャンドラー「長い別れ」、B・テラン「その犬の歩むところ」、L・ブロック「死への祈り」他多数。