パリカラキタシンシ

パリから来た紳士

ジョン・ディクスン・カー
宇野利泰


パリから来た紳士

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
カー短編全集 3

判型:文庫判
ページ数:390ページ
初版:1974年5月17日

ISBN:978-4-488-11803-7
Cコード:C0197
文庫コード:M-カ-1-3



内容紹介

カー短編の精髄を集めたコレクション、本巻にはフェル博士、H・M(ヘンリ・メルヴィル卿)、マーチ大佐といった名探偵が一堂に会する。内容も、隠し場所トリック、不可能犯罪、怪奇趣味、ユーモア、歴史興味、エスピオナージュなど多彩をきわめ、カーの全貌を知るうえに必読の1巻。殊に「パリから来た紳士」は、著者の数ある短編の中でも最高傑作といえよう。解説=中島河太郎


目次

「パリから来た紳士」
「見えぬ手の殺人」
「ことわざ殺人事件」
「とりちがえた問題」
「外交官的な、あまりにも外交官的な」
「ウィリアム・ウィルソンの職業」
「空部屋」
「黒いキャビネット」
「奇蹟を解く男」


ジョン・ディクスン・カー/カーター・ディクスン

1906年アメリカ、ペンシルヴェニア州生まれ。1930年に予審判事アンリ・バンコランが登場する『夜歩く』を発表。ギディオン・フェル博士シリーズの『帽子収集狂事件』、ノンシリーズの『皇帝のかぎ煙草入れ』のほか、カーター・ディクスン名義によるヘンリ・メリヴェール卿シリーズ『ユダの窓』など、オールタイム・ベスト級の傑作を次々とものし、熱狂的な読者を獲得。〈不可能犯罪の巨匠〉と呼ばれる。77年没。