テニスコートノサツジン

テニスコートの殺人

  【新訳版】

ジョン・ディクスン・カー
三角和代


テニスコートの殺人

ジャンル
海外ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
ギディオン・フェル博士シリーズ

判型:文庫判
ページ数:344ページ
初版:2014年7月25日

ISBN:978-4-488-11837-2
Cコード:C0197
文庫コード:M-カ-1-22

装画:榊原一樹
装幀:折原若緒/フォーマット:本山木犀


内容紹介

雨上がりのテニスコート、中央付近で仰向けに倒れた絞殺死体。足跡は被害者のものと、殺された男の婚約者ブレンダが死体まで往復したものだけ。だが彼女は断じて殺していないという。では殺人者は、走り幅跳びの世界記録並みに跳躍したのだろうか? “奇跡の”殺人に挑むのは、名探偵フェル博士。驚天動地のトリックが炸裂する巨匠の逸品! 『テニスコートの謎』改題・新訳版。解説=大矢博子

*第5位『IN★POCKET』2014年文庫翻訳ミステリーベスト10/読者部門



ジョン・ディクスン・カー/カーター・ディクスン

1906年アメリカ、ペンシルヴェニア州生まれ。1930年に予審判事アンリ・バンコランが登場する『夜歩く』を発表。ギディオン・フェル博士シリーズの『帽子収集狂事件』、ノンシリーズの『皇帝のかぎ煙草入れ』のほか、カーター・ディクスン名義によるヘンリ・メリヴェール卿シリーズ『ユダの窓』など、オールタイム・ベスト級の傑作を次々とものし、熱狂的な読者を獲得。〈不可能犯罪の巨匠〉と呼ばれる。77年没。


三角和代

(ミスミカズヨ )

西南学院大学文学部外国語学科卒。英米文学翻訳家。カー「帽子収集狂事件」、ブラウン「シナモンとガンパウダー」、グレアム「罪の壁」、タートン「イヴリン嬢は七回殺される」など訳書多数。