- ミステリ
- 本格ミステリ
- 警察小説
- 歴史ミステリ
- サスペンス
- ハードボイルド
- 倒叙推理
- 青春ミステリ
- コージー
- 犯罪小説
- ロマンティック・ミステリ
- ユーモア・ミステリ
- パスティーシュ
- 連作短編集
- 短編集
- アンソロジー
- 評論・研究
- 少年・少女探偵
- スパイ小説
- エスピオナージュ
- 冒険小説
- 冒険
- 時代冒険
- バラエティ
- ユーモア
- 法廷もの
- スリラー
- 怪奇スリラー
- 海洋冒険
- 評伝
定価:1,430円 (本体価格:1,300円)
※未刊・近刊の商品につきましてはオンライン書店でお取り扱いしていない場合がございます
消えた本の謎に挑む名探偵、毒を盛られた愛書家が蔵書に書き残したアンダーラインの真相、売れっ子作家の妻を殺したい男が仕掛けるアリバイトリック、編集者からの原稿依頼書を誤って受け取った女による奇妙な犯罪の顛末(てんまつ)……。現代英国を代表するミステリ作家にして愛好家であるマーティン・エドワーズが巨匠たちの名品から「本」をテーマに精選した、十六編の傑作ミステリ! 解説=小山正
G・D・H&M・コール「作家に授ける殺人講義」(A Lesson in Crime)
E・C・ベントリー「救いの天使」(Trent and the Ministering Angel)
ニコラス・ブレイク「暗殺者クラブ」(A Slice of Bad Luck)
S・C・ロバーツ「メガテリウム・クラブの奇妙な盗難事件」(The Strange Case of the Megatherium Thefts )
フィリップ・マクドナルド「殺意の家」(Malice Domestic)
A・A・ミルン「荒っぽいゲーム」(A Savage Game)
ジュリアン・シモンズ「本の中の手がかり」(The Clue in the Book)
グラディス・ミッチェル「ある原稿」(The Manuscript)
ロイ・ヴィカーズ「ある男とその姑」(A Man and His Mother-in-Law)
マイケル・イネス「灰色の幽霊」(Grey's Ghost)
クリスチアナ・ブランド「拝啓、編集者様」(Dear Mr. Editor...)
マージョリー・ブレムナー「あらかじめの殺人」(Murder in Advance)
ヴィクター・カニング「性格(キャラクター)の問題」(A Question of Character)
ジョン・クリーシー「名誉の書」(The Book of Honour)
エドマンド・クリスピン「きみが執筆で忙しいのはわかってるけれど、ちょっとお邪魔してもかまわないだろうって思ったんだ」(We Know You're Busy Writing, But We Thought You Wouldn't Mind If We Just Dropped in for a Minute.)
ナイオ・マーシュ「章と節」(Chapter and Verse)
クリスチアナ・ブランド
1907年マラヤ(現在のマレーシアの一部)生まれ。イギリスに帰国後の17歳のとき父が破産。自活のため保母兼家庭教師やモデル、ダンサーなどさまざまな職業を転々とする。1941年、『ハイヒールの死』 で本格的に作家デビュー。以後『緑は危険』『ジェゼベルの死』『はなれわざ』『招かれざる客たちのビュッフェ』など、オールタイムベスト級の傑作を次々と発表し、女流ミステリ作家としての確固たる地歩を築く。また、1972年から73年までCWA(英国推理作家協会)の会長を務めた。1988年没。
マーティン・エドワーズ
ミステリ作家・評論家。1955年イギリス生まれ。評論『探偵小説の黄金時代』(国書刊行会)でアメリカ探偵作家クラブ賞、アガサ賞などを受賞。英国推理作家協会の会長をつとめ、2020年には英国推理作家協会賞ダイヤモンド・ダガー(巨匠賞)を受賞した。23年に邦訳刊行された長編ミステリ『処刑台広場の女』(ハヤカワ・ミステリ文庫)は『このミステリーがすごい! 2024年版』海外編の3位に輝くなど、日本でも高い評価を得る。アンソロジーの編纂者としても精力的に活動している。
深町眞理子
(フカマチマリコ )1931年生まれ。1951年都立忍岡高校卒業。英米文学翻訳家。訳書にドイル『シャーロック・ホームズの冒険』、クリスティ『ABC殺人事件』、ブランド『招かれざる客たちのビュッフェ』、ジャクスン『くじ』などが、著書に『翻訳者の仕事部屋』がある。