チュウシ、アヤシイナベトタビヲスル

厨師、怪しい鍋と旅をする

勝山海百合


厨師、怪しい鍋と旅をする

ジャンル
ファンタジイ > 連作短編集

判型:四六判仮フランス装
ページ数:286ページ
初版:2018年11月30日

ISBN:978-4-488-02794-0
Cコード:C0093

装画:片山若子
装幀:東京創元社装幀室


内容紹介

優れた厨師(ちゅうし)を輩出することで有名な斉家村(せいかそん)に生まれた見習い料理人・斉鎌(せいれん)は、ある日見知らぬ男から不思議な鍋を借り受ける。しかしそれは煮炊きをしないでいると腹を空かして動物や人間を襲い始める、とんでもない鍋であった。鍋を返すまで故郷に帰ることは叶わない──流浪の身となった斉鎌は、鍋とむらに代々伝わる霊力を持った包丁を頼りに、戦場の飯炊き場、もののけの棲み家、名家の隠居所などで腕を揮いつつ、鍋の元の主を捜し歩くが……
若き厨師と怪しい鍋が旅の途上で出会う人々と不思議、そして料理。無類の面白さに満ちた美食中華幻想譚!


勝山海百合

(カツヤマウミユリ )

岩手県生まれ。2006年「軍馬の帰還」で第四回ビーケーワン怪談大賞を受賞。また翌07年に「竜岩石」で第2回『幽』怪談文学賞短編部門優秀賞を受賞し、同作を含めた短編集『竜岩石とただならぬ娘』により本格的にデビューを果たす。11年、『さざなみの国』で第23回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。主な著作として『玉工乙女』『狂書伝』ほか、現代語訳を手がけた『只野真葛の奥州ばなし』などがある。