赤い館で主の兄が殺され、主は行方不明に。友人を訪ねてきた青年が素人探偵となり事件を調べるが。『クマのプーさん』で有名なミルンが書いた唯一の探偵小説、新訳決定版。
A・A・ミルン
1882年イギリス、ロンドン生まれ。本名アラン・アレキサンダー・ミルン。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで学ぶ。英国のユーモア誌『パンチ』に投稿し、後には編集に携わるようになる。その後、作家として独立。代表作は『赤い館の秘密』のほか『クマのプーさん』『プー横丁にたった家』 。1956年没。
山田順子
(ヤマダジュンコ )1948年福岡県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業。主な訳書に、アーモンド『肩胛骨は翼のなごり』、キング『スタンド・バイ・ミー』、クリスティ『ミス・マープル最初の事件』、リグズ『ハヤブサが守る家』、プルマン『マハラジャのルビー』など。