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2022.05.13

作家パトリシア・A・マキリップ逝去

 

 
2022年5月6日、ファンタジイの名手として知られる米国の作家パトリシア・A・マキリップが74歳で亡くなりました。
 
1948年2月29日米国オレゴン州セイラムで生まれたマキリップは、 1974年に刊行された最初の長編『妖女サイベルの呼び声』で世界幻想文学大賞、〈イルスの竪琴〉3部作の第3部『風の竪琴弾き』(1979)でローカス賞ファンタジイ長編部門、『影のオンブリア』(2002)で世界幻想文学大賞、『夏至の森』(2006)ではミソピーイク賞を受賞したほか、数多くの賞にノミネートされ、独特の美しい世界観や、詩的な文章表現で多くの読者を魅了してきました。
創元推理文庫からも、『オドの魔法学校』『茨文字の魔法』『ホアズブレスの龍追い人』『冬の薔薇』〈イルスの竪琴〉3部作など、いくつもの作品を刊行いたしました。
 
幻想的でありながらリアルな異世界の素晴らしさ、物語の構成の見事さ、キャラクター造形(特に女性!!)の魅力は、他の追随をゆるさないものがあります。
もう彼女の紡ぎ出す新たな物語を読むことができないかと思うと、本当に残念でなりません。
心からご冥福をお祈りいたします。