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祖父が亡くなり、七年ぶりに故郷に還ったシルヴィアを待っていたのは、鬱蒼とした森に抱かれたリン屋敷と、曾曾曾祖母の手記だった。森に棲むのは美しくも怖ろしい女王とその眷属。祖母が主宰する村の女たちの繊維ギルドは、リン屋敷を森に棲むものたちから護っているという。あわてて都会に戻ろうとするシルヴィア。だが、従弟タイラーが消えて取り替えっ子が現れて……。『冬に薔薇』に続く、詩人マキリップの幻想に満ちた妖精譚。訳者あとがき=原島文世
パトリシア・A・マキリップ
1948年米オレゴン州セーラム生まれ。独特の繊細で幻想的な描写と、魅力的な登場人物で根強いファンが多い、現代ファンタジー界を代表する作家。世界幻想文学大賞、ローカス賞ファンタジー部門、ミソピーイク賞などファンタジー関連の著名な賞を数多く受賞している。2022年没。
http://www.patriciamckillip.com/
原島文世
(ハラシマフミヨ )群馬県生まれ。英米文学翻訳家。主な訳書にクラーク「ピラネージ」、マグワイア「不思議の国の少女たち」、キングフィッシャー「パン焼き魔法のモーナ、街を救う」、リード「ザ・ブラック・キッズ」などがある。