
2021.04.23
櫻田智也『蝉かえる』(東京創元社)が第74回日本推理作家協会賞〈長編及び連作短編集部門〉を受賞しました
4月22日、第74回日本推理作家協会賞の選考会がおこなわれ、東京創元社より刊行された櫻田智也『蝉かえる』(ミステリ・フロンティア/単行本)が、〈長編及び連作短編集部門〉を受賞いたしました(坂上泉『インビジブル』と同時受賞)。
櫻田智也先生は1977年北海道生まれ。2013年に「サーチライトと誘蛾灯」で第10回ミステリーズ!新人賞を受賞してデビュー。17年に受賞作を表題作にした連作短編集『サーチライトと誘蛾灯』(創元推理文庫)を刊行します。日本推理作家協会賞には18年の第71回に同書収録の「火事と標本」が、20年の第73回に『蝉かえる』収録の「コマチグモ」がそれぞれ〈短編部門〉の候補に選出されており、三度目のノミネートでの受賞となりました。櫻田先生、おめでとうございます。
そのほかの受賞作などについては、日本推理作家協会のホームページをご覧ください。
http://www.mystery.or.jp/
※『蝉かえる』書名の「蝉」の字は、正しくは「虫へんに憚るの右側の『蟬』」となります。