
2022.10.13
イラストレーター・Noribou(唐仁原教久)氏ご逝去
2022年7月6日に、『紙魚の手帖』表紙と本文イラストを担当していたイラストレーターのNoribou(のりぼう)氏こと、唐仁原教久(とうじんばら・のりひさ)氏が71歳で逝去されました。今までNoribou氏が唐仁原氏であると公にはしておりませんでしたが、現在発売中の『紙魚の手帖 vol.07 OCTOBER 2022』にて、ご遺族の許諾のもと公表させていただきました。
Noribou氏は1950年、鹿児島県薩摩川内(さつませんだい)市生まれ。大阪芸術大学デザイン科卒。新潮文庫の太宰治作品の装幀や、無印良品のポスターといった、装幀・雑誌・広告などを幅広く手掛け、アート・ディレクターとしても活躍。俳優の故・高倉健さんと共に刊行した絵本『南極のペンギン』でも注目を集めました。著書に『雨のち晴れて、山日和(やまびより)』などがあります。
また、1985年に表参道でHB GALLERYを開廊。展覧会の場を提供したり、コンペを開催して新人を発掘したりと、多くのイラストレーターと交流してきました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。