2022.10.05
作家・津原泰水氏ご逝去
2022年10月2日(日)、かねてより闘病中だった作家の津原泰水(つはら・やすみ)氏の訃報がご家族より伝えられました。58歳でした。葬儀は近親者で営みます。
津原氏は1964年、広島県生まれ、青山学院大学卒業。89年、津原やすみ名義の『星からきたボーイフレンド』で少女小説作家としてデビュー。97年、現名義で発表した『妖都』以降、日本推理作家協会賞候補となった『少年トレチア』、ベストセラーとなった青春小説『ブラバン』など、様々なジャンルを横断する作品を執筆されました。2012年、『11 eleven』が第2回Twitter文学賞国内部門1位となり、14年、同書所収の短篇「五色の舟」がS-Fマガジン “オールタイム・ベストSF” 国内短篇部門1位に選出され、近藤ようこ氏により漫画化されました。同作は14年、第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞しました。〈ルピナス探偵団〉〈幽明志怪〉〈たまさか人形堂〉シリーズのほか、『ペニス』『綺譚集』『赤い竪琴』『バレエ・メカニック』『ヒッキーヒッキーシェイク』『歌うエスカルゴ』など多数のご著書があります。
どうぞ安らかにお休み下さい。