追悼 エドワード・D・ホック。〈サム・ホーソーンの事件簿〉新作短編掲載。2号連続掲載第2弾。高城高、最新読切&エッセイ。隔号連載、大倉崇裕、田中啓文、吉崎せいむほか。
老舗の和菓子屋で働く女性とショコラティエの男性が出合う、お菓子をめぐって起きる謎。小松左京賞受賞作家がさまざまな人間模様とプロの矜持を凛とした筆致で描いた快作登場。
自分で自分を「分割」して「マイナス」になったサトシ。大学生となった彼に、「プラス」が送る謎の警告とは? 乱歩賞受賞の気鋭が贈る、おかしな多重人格(?)成長小説!
渋谷の片隅で、夜な夜な若者が集う店〈club indigo〉。若者たちとともに、様々な事件も持ち込まれ、ホスト探偵団が渋谷の街を駆け巡る! クールな文体で注目の著者デビュー作。
木野塚佐平60歳。元警視庁、ただし経理課、の経歴を活かして探偵事務所を開くが……。依頼は金魚に犬に菊にまつわる事件ばかり。抱腹絶倒、ユーモアハードボイルドの決定版。
傑作集『X橋付近』が2007年度「このミス」にランクイン。大藪春彦、河野典生と共に国産ハードボイルドの礎を築いた伝説の作家が完全復活! 第1巻は幻の長編を文庫化。
探偵事務所に舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして──犬捜し専門(希望)、二十五歳の私立探偵、最初の事件。
犯人当て、安楽椅子探偵、日常の謎……探偵小説でお馴染みの七つの「お題」に、鬼才・小林泰三が徹底した論理で挑む! 黒い笑いと論理が構築する、精緻なミステリ連作集。
読切短編ほか、コラムも満載。伝説のハードボイルド作家・高城高大特集。井上尚登・連載第二回、篠田真由美・新シリーズ後編ほか、2008年も盛りだくさんな内容でお届け。
雪降りしきる尾瀬沼畔の山小屋の離れで、そこの住人が殺された。山小屋には、被害者に殺意を抱く複数の人間が宿泊していた! 周到なトリックと伏線。中町信待望の新作長編。
吹雪の年末、清沢郷の山荘に降り立つ、人気シリーズの名探偵、ワトスン役6名。首なし死体の謎、呪われた山荘の呪縛を解くことが出来るか。人気作家6名で贈る“豪華”本格リレー・ミステリ。
「奇談求む」。謎めいた新聞広告に誘われた人々が語る不思議な体験は、奇妙な二人組の推理によって全く別の物語になる。怪奇と謎を愛する著者が贈る、安楽椅子探偵奇譚。
中学2年生の1年間で、あたし、大西葵13歳は、ひとをふたり殺した――これは、ふたりの少女の凄絶な《闘い》の記録。業界最注目の気鋭が放った痛切な傑作、遂に文庫化!
私立ルピナス学園高等部卒業から7年後。美しき友人の訃音に接した、かつての名探偵たる少年少女たちの謎に彩られた回想を、卒業式当日まで遡る4編が織りなす連作ミステリ。
アンチ・ミステリの雄編・『虚無への供物』は当初、塔晶夫の名前で発表されていた。だが、もしこの塔が中井英夫とは別に存在したとしたら……。サスペンス味溢れるメタミステリ。
井上尚登の体育会系日常の謎ミステリ、東浩紀のSF評論新連載スタート。大崎梢、北山猛邦、北森鴻、竹内真、樋口有介の連載陣に加え、米澤穂信の読切掲載。
名探偵のギンちゃんとムーちゃんは人ではない!? 謎の生命体が鮮やかな推理で解き明かす、七つの事件。独特の世界観とシャープな謎解きで魅了する、石持ミステリの真骨頂!
シリーズ最終巻は、優雅で趣き深い名編『松風の記憶』と、安楽椅子探偵の妙味が味わえる『第三の演出者』の長編二本を掲載。豊富な資料も併録した《中村雅楽探偵全集》完結。
色覚障害のサイト〈ランボー・クラブ〉のトップページ掲げられたランボーの詩を自分が原語で読めることに疑問を抱いた少年。僕は誰なのか? 鮎川賞作家が贈る傑作ミステリ。
「新宿西口に近づかないで」という恋人の忠告に逆らった結果、ピアノ弾きのタクトは厄介な事件に巻き込まれた! サントリーミステリー大賞受賞作家が放つ躍動感溢れる快作。