ミステリーズ ヴォル38

ミステリーズ!vol.38 DECEMBER 2009


ミステリーズ!vol.38 DECEMBER 2009

ジャンル
国内ミステリ > ミステリーズ!

判型:A5判並製
ページ数:320ページ
初版:2009年12月15日

ISBN:978-4-488-03038-4
Cコード:C0093

装画:トヨクラタケル
装幀:WONDER WORKZ。


内容紹介

■『製鉄天使』刊行記念特別企画・桜庭一樹インタビュー。あの“特攻服”誕生秘話も「ぱらりら」と紹介! ■第19回鮎川哲也賞&ポオ生誕200年記念学会&大乱歩展レポート■美波の事件簿前日譚、大人気シリーズ連載再開、谷原秋桜子「イタリア国旗の食卓」■傑作読切 西澤保彦「カモはネギと鍋のなか」、新野剛志「死者に名を」■好評連載最終回 浅暮三文「パリでザグバグ ラストホープ2」■隔号連載 西條奈加「果てしのない嘘」、吉永南央「テリンノム」ほか

※編集部からのお詫びと訂正
編集部の不手際で、『ミステリーズ!vol.38』の目次の小森健太朗先生のお名前が間違って表記されてしまいました。小森先生ならびに読者の皆さまに御迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げますとともに、ここに訂正させていただきます。


目次

〔特別企画〕
『製鉄天使』刊行記念 桜庭一樹インタビュー
第十九回鮎川哲也賞贈呈式レポート
ポオ生誕二百周年記念学会レポート 小森健太朗

【新連載】
谷原秋桜子 イタリア国旗の食卓
●西園寺家を訪ねた修矢だが、なにやら不穏な食事会が……。〈美波の事件簿〉前日譚シリーズ再開!

【連載】
浅暮三文 パリでザグバグ ラストホープ2 最終回
●目的の絵は堅牢なルーブルの地下に。三人組は果たして作戦を遂行できるのか……

皆川博子 双頭のバビロン 第9回
●戦場から戻ったユリアンとツヴェンゲル。そして上海へ渡るゲオルグ。双子の運命は交錯する

大崎 梢 新刊ナイト 出版社営業・井辻智紀の業務日誌
●営業先のわけあり書店員。はたして彼を著者に引きあわせても大丈夫なのか?

西條奈加 果てしのない嘘
●あのとき、あの場所で、あの人と出会わなければ……。偶然のあ出会いを巡る物語

田中啓文 犬猿の仲 永見緋太郎の事件簿
●犬猿の仲の二人が二十五年ぶりにコンビを組むという。ひと波乱ありそうだが……

福田和代 チョイス
●『スクウェア』で出会った元ボクサーが消えた、ある事件の後に。好評連作第三回

吉永南央 テリンノム
●窃盗事件に巻き込まれた瑞輝とランタン楼。大家としてのやりがいを感じはじめたのに……

【読切短編】
新野剛志 死者に名を
●僕が店長をつとめるデリヘルに面接に来た女の子、何やら怪しい? 注目の著者、本誌初登場

西澤保彦 カモはネギと鍋のなか
●あこがれの先輩に呼び出された少年が事件に!? 傑作短編登場

【連載コミック】
芳崎せいむ 鞄図書館 [十六冊目]

【評論】
東 浩紀 セカイから、もっと近くに!──SF/文学論 第十一回 小松左京と未来の問題(1)
千街晶之 原作と映像の交叉光線 第十六回 風とマレビト──『六番目の小夜子』
中辻理夫 淡色の熱情──結城昌治論 第三章 身勝手という罪

【エッセイ】
鯨統一郎 私がデビューしたころ 山あり谷あり
相沢沙呼 私の一枚 『スーパークロースアップマジック 前田知洋 奇跡の指先』
三木笙子 ミステリーズ・バー 絵に描いた酒


【ブックレビュー】
七河迦南 私の一冊 『黄色い部屋の謎』
杉江松恋 路地裏の迷宮踏査(38) 二人でゴールを

宮脇孝雄『今昔奇怪録』朱雀門出
若竹七海『水時計』ジム・ケリー
中村有希『殺気!』雫井脩介
戸松淳矩『ゴーストライター』ロバート・ハリス

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