セカイキオクコンクール

世界記憶コンクール

  【単行本版】

三木笙子


世界記憶コンクール

ジャンル
国内ミステリ > 短編集
レーベル
ミステリ・フロンティア

判型:四六判仮フランス装
ページ数:228ページ
初版:2009年12月15日

ISBN:978-4-488-01758-3
Cコード:C0093

装画:下村富美
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。


内容紹介

ある日萬朝報に載った『記憶に自信ある者求む』という求人広告。見たものを瞬時に覚えてしまう博一は、義父の勧めもあってその募集に応じ、見事採用となった。高い日給を受け取りながら、大学教授から記憶力の訓練を受けていた博一だが、あるときから教授と連絡が取れなくなり不安を覚える。友人の高広に相談を持ちかけたところ、『赤髪連盟』に酷似したこの出来事に礼が興味を示し──(表題作)。心優しき雑誌記者と美貌の天才絵師。明治の世に生きる若者の姿を、人情味豊かに描いた四編を収録した短編集。好評〈帝都探偵絵図〉シリーズ第二弾。


目次

「世界記憶コンクール」
「氷のような女」
「黄金の日々」
「生人形の涙」



三木笙子

(ミキショウコ )

1975年、秋田県生まれ。2008年『人魚は空に還る』でデビュー。続けて同じ〈帝都探偵絵図〉シリーズである『世界記憶コンクール』『人形遣いの影盗み』『怪盗の伴走者』を刊行。他の著書に『帝都一の下宿屋』『赤レンガの御庭番(エージェント)』『帝都千一夜 美男のシェヘラザード』などがある。