第5回ミステリーズ!新人賞受賞作収録

サケビトイノリ

叫びと祈り

梓崎優


叫びと祈り

ジャンル
国内ミステリ > 連作短編集
国内ミステリ > ミステリーズ!新人賞
レーベル
ミステリ・フロンティア

判型:四六判仮フランス装
ページ数:286ページ
初版:2010年2月25日

ISBN:978-4-488-01759-0
Cコード:C0093


装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。


内容紹介

砂漠を行くキャラバンを襲った連続殺人、スペインの風車の丘で繰り広げられる推理合戦、ロシアの修道院で勃発した列聖を巡る悲劇……ひとりの青年が世界各国で遭遇する、数々の異様な謎。綾辻行人、有栖川有栖、辻真先三選考委員を驚嘆させた第五回ミステリーズ!新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」を巻頭に据え、美しいラストまで一瀉千里に突き進む驚異の連作推理誕生。大型新人の鮮烈なデビュー作!

*2011年本屋大賞ノミネート作
*第1位 Best Books of 2010/Amazon.co.jpエディターが選ぶ文芸TOP11(2010年12月8日)
*第2位〈週刊文春〉2010ミステリーベスト10 国内部門
*第2位『2011本格ミステリ・ベスト10』国内ランキング
*第3位『このミステリーがすごい!2011年版』国内編
*第5位『ミステリが読みたい!2011年版』国内篇/【国内部門新人賞】
     /サプライズ部門 第2位/本格部門 第3位


目次

「砂漠を走る船の道」
「白い巨人(ギガンテ・ブランコ)」
「凍れるルーシー」
「叫び」
「祈り」



梓崎優

(シザキユウ )

1983年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。2008年、短編「砂漠を走る船の道」で第5回ミステリーズ!新人賞を受賞する。選考委員から激賞された受賞作を第一話に据え連作化した『叫びと祈り』を10年に刊行。同書は《週刊文春》ミステリーベスト10国内部門第2位をはじめ各種年間ミステリ・ランキングの上位を席巻し、2011年本屋大賞にノミネートされた。13年に初長編となる『リバーサイド・チルドレン』を発表し、翌年に第16回大藪春彦賞を受賞。