佐々木丸美
(ササキマルミ )1949年北海道生まれ。75年『雪の断章』でデビュー。77年『崖の館』を発表。叙情と幻想を湛えた独自の作風で人気を博す。主な著作に『忘れな草』『花嫁人形』『水に描かれた館』『夢館』『罪灯』などがある。2005年逝去。
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ある日突然、友人を殺害した正子。絵の才に恵まれ、幸せに暮らす彼女がなぜ? その心に眠る真相を、医師・吹原が解き明かす。「異常心理」ほか四編の連作ミステリが初文庫化。
手を下さなければ殺人ではない。私は何もしていないのだ──一瞬の悪意から、「殺人」を引き起こした少女たち。「危険区域」ほか、全四編を収録する、幻の短編集が初文庫化。
両親を失った後も、愛猫と幼馴染に護られ逞しく生きる星玲子。初恋の思い出と祖父の遺産を巡る策謀が少女を翻弄する。『雪の断章』ほか、孤児を巡る物語4部作の掉尾を飾る感動作。
両親と四人姉妹が暮す幸せな家庭で、なぜか昭菜だけは存在を無視されていた。罪と秘密、叶わぬ片恋を抱える少女の運命を描く、名作『雪の断章』に連なる、ある家族の物語。
捨て子の葵と美しい弥生。二人の孤児は閉ざされた邸に引き取られ、教育係の高杉を愛するようになるが……「駒」として育てられる少女たちの葛藤を綴る、『雪の断章』姉妹編。
雪街を彷徨う孤児の少女に手を差し伸べたのは、一人の青年だった。二人が育む不思議な絆と、ある殺人を巡って錯綜する人々の想い。雪と少女を書き続けた著者を代表する傑作。
館を求め彷徨う少女・千波は学者の吹原に保護され、その庇護の元成長を遂げるが、輪廻転生に纏わる縁が新たな試練を齎す。単行本未収録短編「肖像」併録、〈館〉三部作完結編。
財産目録作成のため崖の館を訪れた涼子たち。だが、招いた客の中に不審者がいる? 不穏な空気を孕む館で再び起きる密室の怪死、さらに不気味な事件は続く。『崖の館』続編。
おばの住まう崖の館に集ったいとこ達だが、絵画消失を皮切りに怪事件が続発。二年前の少女の死に始まる悲劇が館に昏い影を落とす。叙情と論理が織りなす伝説的傑作、復刊。
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