ツミトモシビ

罪灯

佐々木丸美


罪灯

ジャンル
国内ミステリ > 短編集
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:194ページ
初版:2009年11月27日

ISBN:978-4-488-46708-1
Cコード:C0193
文庫コード:M-さ-4-8

装画:牧野千穂
装幀:柳川貴代+Fragment


内容紹介

「手を下さなければ殺人ではない。私は何もしていない」偶然と悪意が重なる瞬間に“完全犯罪”を成し遂げた、春夏秋冬を名に冠する四人の少女と四つの事件。彼女たちの前に、それぞれの罪を見抜いた男性が現れる時、その心をよぎるものは──。犯罪心理と少女の心の綾を巧みに組み合わせた、全編を通して蓋然性の犯罪を扱う幻のミステリが初文庫化。「危険区域」他、全四編を収録。解説=新保博久


目次

「危険区域」
「顔」
「魔火」
「通訳」


佐々木丸美

(ササキマルミ )

1949年北海道生まれ。75年『雪の断章』でデビュー。77年『崖の館』を発表。叙情と幻想を湛えた独自の作風で人気を博す。主な著作に『忘れな草』『花嫁人形』『水に描かれた館』『夢館』『罪灯』などがある。2005年逝去。