ヤシャヌマジケン

夜叉沼事件

太田忠司


夜叉沼事件

ジャンル
国内ミステリ > 本格ミステリ
国内ミステリ > 少年・少女探偵
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
少年探偵・狩野俊介シリーズ

判型:文庫判
ページ数:330ページ
初版:2009年10月30日

ISBN:978-4-488-49003-4
Cコード:C0193
文庫コード:M-お-6-3

挿画:竹岡美穂
装幀:波戸恵


内容紹介

俊介が中学生になって2ヶ月が経過したある日。彼の担任教師・松永が石神探偵事務所を訪れ、20年前に兄が被害者となった誘拐殺人の真相解明を依頼した。身代金を強請る電話の後、なぜか犯人は受け渡しを前に約束を翻し、その後死体が発見された。なぜ少年は殺害されたのか? 依頼を受けた所長の野上と俊介が事件関係者を訪ねて回る中、新たな悲劇が起きる。シリーズ長編第3弾。解説=辻真先


太田忠司

(オオタタダシ )

1959年愛知県生まれ。名古屋工業大学卒業。81年、「帰郷」が「星新一ショートショート・コンテスト」で優秀作に選ばれる。『僕の殺人』以下の〈殺人三部作〉などで新本格の旗手として活躍。2004年発表の『黄金蝶ひとり』で第21回うつのみやこども賞受賞。『刑事失格』に始まる〈阿南〉シリーズほか、〈狩野俊介〉〈探偵・藤森涼子〉〈ミステリなふたり〉〈名古屋駅西喫茶ユトリロ〉など多くのシリーズ作品を執筆。その他『奇談蒐集家』『怪異筆録者』『遺品博物館』『麻倉玲一は信頼できない語り手』『喪を明ける』など著作多数。