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ゴースト≠ノイズ(リダクション)

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続々と絶賛の声! 青春ミステリの新たなる傑作

『ゴースト≠ノイズ(リダクション)』

十市社

刊行後、書評家を中心に傑作として話題を集めている十市 社(とおちの・やしろのデビュー作『ゴースト≠ノイズ(リダクション)』。新たな青春ミステリの書き手として注目を集めています。

教室でのある失敗をきっかけに孤立した主人公、一居士架(いちこじ・かける)。誰とも話せない、話しかけられることもない彼は教室の「幽霊」と呼ばれていた。この状況をあきらめつつも受け入れて、孤独に過ごす架だったが、席替えをきっかけに声をかけてきたクラスメイトの玖波高町(くば・たかまち)の存在が、苦痛に満ちた日々に変化をもたらし始める。
一方、校内では小動物の変死体が発見され、話題となっていた。その事件に何かを知っているかのような高町の言動。架はやがて、彼女の秘密へと近づいていく……。

孤立した少年と大人びた少女。アンバランスな二人が徐々に近づくにつれ、その周辺が変化していく。これが真実かと思わされた矢先、また違う答えが浮かび上がる。「早くも今年度国産ミステリランキング上位確定と断言したい傑作だ。」(小説すばる2014年3月号)と、書評家の大森望氏を始め、北上次郎氏、関口苑生氏が絶賛! 最後まで読者を飽きさせることなく引っ張るリーダビリティと、痛々しい十代の鮮烈さを描く傑作を、ぜひご一読ください。

【電子書籍版】
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(2014年3月20日)

アリス殺し

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不思議の国の住人が殺されていく―― どれだけ注意深く読んでもこの真相は見抜けない!!

『アリス殺し』

小林泰三

10万部突破の『大きな森の小さな密室』の著者による最新長編『アリス殺し』が売れています! 年末ミステリベストにも続々とランクインした本作は「不思議の国のアリス」をモチーフにしたミステリとなっており、アリスが中心に描かれた装丁も好評です。
夢の中の〈不思議の国〉で次々起きる異様な殺人と、現実世界で起きる不審死――主人公の栗栖川亜理は自分が見ている夢が現実とリンクしていることに気付く。
やがて〈不思議の国〉ではアリスが事件の最重要容疑者になってしまう。もしアリスが死刑になれば、現実世界の私はどうなるの……?
夢と現実がない交ぜになって語られる物語は予測もつかない結末へとたどり着く。著者ならではの技巧とブラックユーモアも織り込まれた怪作です。
また、『大きな森の小さな密室』に次いでお届けする、最新文庫『密室・殺人』も好評発売中です。ぜひ、あわせてご堪能ください。

*第4位『このミステリーがすごい!2014年版』国内編
*第6位『2014本格ミステリ・ベスト10』国内編
*第8位『ミステリが読みたい!2014年版』国内編
*第13位『週刊文春 2013年ミステリーベスト10』国内編

【好評既刊】創元推理文庫
大きな森の小さな密室  
完全・犯罪 
密室・殺人 


(2014年1月27日)

リバーサイド・チルドレン

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第16回大藪春彦賞受賞!! 心ふるわす傑作長編ミステリ

『リバーサイド・チルドレン』

梓崎優

デビュー作『叫びと祈り』が数多くの年末ベスト上位にランクインし、翌年の本屋大賞候補作として話題となった梓崎優(しざき・ゆう)の初長編作が第16回大藪春彦賞を受賞いたしました! 本作では、カンボジアを舞台に過酷な環境の中を生きるストリート・チルドレンたちを描いています。
ストリート・チルドレンとして生きる事となった日本人少年ミサキ。彼が出会ったのはどんなにひどい日常だとしても仲間たちと笑いあい逞しく生きていくヴェニイという少年だった。すこしずつ彼らの生活になじみ始めた頃に待ち受けていたのは哀しい別れだった……人として認められていない子供たち。その中で起こる連続殺人。人が人を殺すとは一体何なのか? 深い悲しみと生きることを強く訴える叫びが胸をうつ、心ふるわす傑作ミステリです。ぜひ、お手にとってご堪能ください。

*第3位『2014本格ミステリ・ベスト10』国内編
*第6位『ミステリが読みたい!2014年版』国内編
*第6位『このミステリーがすごい! 2013』国内編
*第7位『週刊文春 2013年ミステリーベスト10』国内編

【著者好評既刊】
叫びと祈り   
*第5回ミステリーズ!新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」収録
*2011年本屋大賞ノミネート作
*第1位 Best Books of 2010/Amazon.co.jpエディターが選ぶ文芸TOP11(2010年12月8日)
*第2位〈週刊文春〉2010ミステリーベスト10 国内部門
*第2位『2011本格ミステリ・ベスト10』国内ランキング
*第3位『このミステリーがすごい!2011年版』国内編
*『ミステリが読みたい!2011年版』【国内部門新人賞】
    

放課後探偵団 
*梓崎 優「スプリング・ハズ・カム」収録


(2014年1月27日)

福家警部補の挨拶

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2014年1月より連続テレビドラマ化!ミステリ界のニューヒロイン登場

『福家警部補の挨拶』

大倉崇裕

犯行現場を訪れた時点で気付く些細な疑問点。それらを地道な証拠集めで解き明かし、ドラマでもよくあるように犯人を何度も訪れて質問攻めにし事件を解決に導いていく。完全犯罪を目論む犯人の工作を様々な方向から看破していく福家警部補は、まさに刑事コロンボ、古畑任三郎の再来と言えます。コロンボは風采の上がらない中年刑事、古畑は少しインテリな警部、そしてこの福家警部補は、経歴や年齢が曖昧です。その風貌や言動から刑事と思われず警官に現場入りを阻まれ、事情聴取の際には話を聞いて貰えないなど、愉快なエピソード満載ですが、ひとたび事件と向き合うと、先輩刑事たち顔負けの推理力と行動力が発揮されます。口ぶりからは、ひたすらクールな感じを受けますが、多岐にわたる趣味(漫才、フィギュア、映画……etc)のマニアぶりも半端ではなく、福家自身の謎も本作の魅力の一部です。
こんな魅力的な福家警部補シリーズが2014年1月よりフジテレビ系にて連続ドラマ化されます。主人公の福家警部補に民放ドラマ初主演の檀れいさん、その上司役にSMAPの稲垣吾郎さんが出演します。ぜひ、ドラマとあわせて原作もお楽しみください。


〈福家警部補〉シリーズ
福家警部補の挨拶  
福家警部補の再訪 
福家警部補の報告 【単行本】

ドラマ「福家警部補の挨拶」
フジテレビ
2014年1月14日 火曜夜9時スタート
出演:檀れい、稲垣吾郎、柄本時生 ほか
公式HPはこちら


(2013年12月27日)

赤々煉恋(せきせきれんれん)

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12月21日より映画公開!直木賞作家が描く切ない余韻の残る連作短編集

『赤々煉恋(せきせきれんれん)』

朱川湊人

本書に収録されている「アタシの、いちばん、ほしいもの」が、若手実力派女優・土屋太凰さん主演で映画化され、12月21日より角川シネマ新宿ほか全国順次ロードショーとなります。この映画公開にあわせ、カバーを新たに装いました。
自ら命を絶った女子高校生の樹理。しかし、意識は消えることなく幽霊となり変わらぬ日常を過ごすことに。誰にも気づかれず、誰にも触れることのない絶対的な孤独の中で出会った一人の少女。心あたたまる交流がはじまるが、やがてそれは衝撃の結末へ……
それぞれの主人公が様々な想いに身を焦がしていくさまを切なく美しく描いた連作短編全5編。ぜひご堪能ください。

【映画情報】
12月21日より角川シネマ新宿ほか全国順次ロードショー
映画「赤々煉恋(せきせきれんれん)」
主演:土屋太凰
監督:小中和哉
CGIモーション監督:板野一郎
映画原作「アタシの、いちばん、ほしいもの」(朱川湊人『赤々煉恋』収録)

公式HPはこちら


(2013年11月27日)

ハルさん

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朝日新聞「売れてる本」で大反響! 最高のラストシーンが涙を誘う、感涙ミステリ

『ハルさん』

藤野恵美

10月6日(日)朝日新聞「売れてる本」で紹介され、多くの人の感動を誘っています。 
ハルさんは若手の人形作家。最愛の妻、瑠璃子さんを亡くし幼い娘、ふうちゃんと二人暮らし。不便な生活を強いているとふうちゃんに申し訳なく思いながらも一生懸命に愛情を注ぎます。ふうちゃんもそんなハルさんが大好き。成長していく中で自立していくふうちゃんはやがて花嫁となりハルさんの元から巣立っていきます。そんな結婚式当日。ハルさんの胸には幼いころのふうちゃんとの想い出がよぎりはじめ……。消えたお弁当の卵焼き、ふうちゃんの家出騒動など娘の成長を優しく彩った「日常の謎」を描いた連作ミステリ。
「売れてる本」ではライターの瀧井朝世さんが「夫婦の思いと謎解きの描写を両立させたところが見事。……世のお父さんたちにもお薦めしたい」と紹介。幅広い世代に支持される作品として、ぜひこの心あたたまる作品をお手にとってみてください。

【絶賛の声が続々!! 書店員さんからのコメント】(敬称略 五十音順)
・ジュンク堂書店ロフト名古屋店 石本秀一さん
ふうちゃんとハルさん、エピソードを追うごとに成長していく娘と父の間の距離感の描写が、同じく娘を持つ親の目から見ると絶妙に思える。やさしく見守る探偵役の瑠璃子さんも加えて、互いを理解し思いやる親子の姿に心あたたまる思いがするミステリ。

・文教堂書店浜松町店 大浪由華子さん
どの時代のふうちゃんも本当にいとおしくて結婚なんかしなければいいのに、ずっとハルさんの娘でいればいいのにと思いました。でも最後まで読んで、ふうちゃんはきっと幸せになるとわかったので、結婚を許すことにしました。

・小田急ブックメイツ新百合ヶ丘北口店 狩野大樹さん
ハルさんとふうちゃんのお互いの優しさに心うたれた。親子だって自分に足りないものはおぎなえば良いのだから。瑠璃子さんが見守るなか二人はどんどん成長していって心が通じ合えて本当に良かった。

・有隣堂厚木店 佐伯敦子さん
ハルさんとふうちゃんの父娘の関係がとても優しくほのぼのとしていて、読んでいて温かい気持ちになりました。
全国のお父さん、きっと娘が嫁に行く時は、それまでの思い出が走馬灯のようにかけめぐるのですね。それぞれの想い出に、かわいらしい謎がついてきて、ハルさんは本当に理想のお父さん!!

・SHIBUYA TSUTAYA 竹山涼子さん
とても優しい、そして優しくありたいと思わせてくれる物語でした。ハルさんの不器用ながらも一生懸命な娘への接し方を、応援しながら読みました。そして読み終えたあと、父に会って「ありがとう」と言いたくなりました。

・精文館書店 中島新町店 久田かおりさん
「花嫁の父」というのは限りなく晴れがましく、とことん哀しいものなんだ、と自分が花嫁だった日の事を思い出しながら読みました。父親として若く頼りないハルさんの精一杯の子育ては「かつての花嫁の父」への感謝状であり、「未来の花嫁の父」への応援歌なのです。

・ジュンク堂書店 三宮店 水本真友美さん
ハルさんが思いだす謎のひとつひとつが、どれも優しい結末ばかりでとてもあたたかい気持ちになりました。ハルさんのように、ふとした拍子に昔の記憶が蘇ることはよくあります。私も一緒にふうちゃんの成長を見届けてきたようで、最後は涙ぐんでしまいました。

・丸善お茶の水店 吉海裕一
そりゃもう泣きますよ、こんな物語読まされたなら。父親と娘の愛情たっぷりの日常ミステリです。ハンカチを用意してお読みください。

(2013年10月18日)

メグル

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短編の名手が描く、たまらなく切なくやさしい感動の物語

『メグル』

乾ルカ

『あの日にかえりたい』(実業之日本社文庫)で第143回直木賞候補作家となった乾ルカが描く感動傑作が文庫化となりました。
「あなたは行くべきよ、断らないでね」……学生部の女性職員から無理やり斡旋されたアルバイト。
ご遺体と寺の本堂で一晩過ごす「ヒカレル」
市立病院内店舗商品の入れ替え作業「モドル」
旅行中の間に請け負う犬の餌やり「アタエル」
訪問先に用意された食事を食べる「タベル」
庭の剪定や掃除を行う冬囲いの庭仕事「メグル」
請け負った5人の学生たちに起こる小さな奇跡。はたして、物語の結末は何を描くのか――。
それぞれの短編が異なるテイストの作品で構成されており、ラストまで惹きつけられます。中でも「タベル」「メグル」は”あたりまえ”な事の大切さを思う大傑作!ラストの3行に胸がいっぱいになり、思わず涙を誘います。乾ルカ、恐るべし!読者満足度の高い1冊です。



(2013年9月18日)

リバーサイド・チルドレン

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前作『叫びと祈り』を凌駕する、心ふるわす傑作長編ミステリ

『リバーサイド・チルドレン』

梓崎優

デビュー作『叫びと祈り』が数多くの年末ベスト上位にランクインし、翌年の本屋大賞候補作として話題となった梓崎優(しざき・ゆう)の待望の新刊が刊行されました。初長編となる本作では、カンボジアを舞台に過酷な環境の中を生きるストリート・チルドレンたちを描いています。
ストリート・チルドレンとして生きる事となった日本人少年ミサキ。彼が出会ったのはどんなにひどい日常だとしても仲間たちと笑いあい逞しく生きていくヴェニイという少年だった。すこしずつ彼らの生活になじみ始めた頃に待ち受けていたのは哀しい別れだった……人として認められていない子供たち。その中で起こる連続殺人。人が人を殺すとは一体何なのか?
深い悲しみと生きることを強く訴える叫びが胸をうつ、心ふるわす傑作ミステリです。ぜひ、お手にとってご堪能ください。

著者好評既刊
叫びと祈り  
*第5回ミステリーズ!新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」収録
*2011年本屋大賞ノミネート作
*第1位 Best Books of 2010/Amazon.co.jpエディターが選ぶ文芸TOP11(2010年12月8日)
*第2位〈週刊文春〉2010ミステリーベスト10 国内部門
*第2位『2011本格ミステリ・ベスト10』国内ランキング
*第3位『このミステリーがすごい!2011年版』国内編
*『ミステリが読みたい!2011年版』【国内部門新人賞】
    
放課後探偵団 
*梓崎 優「スプリング・ハズ・カム」収録

【書店員さん、大絶賛!!】 
・くまざわ書店南千住店 阿久津武信さん
自らがデビュー作で設定した非常に高いハードルの高さを軽々と超え、この先、どこまで跳んでいってしまうのか楽しみな作家の誕生です。

・アバンティブックセンター 商品部書籍バイヤー 安西京子さん
カンボジアのストリート・チルドレン。子供たちの悲しく厳しい現実を、ここまでリアルにえぐり出した作品は類を見ません。現実から目を背けずに立ち向かうことへの勇気を与えてくれる作品だと思いました。

・文教堂書店 浜松町店 大浪由華子さん
今まで読んだ中で、いちばん悲しくて重い「殺す」理由だったかもしれません。

・イケヤ書店高林店 貝塚知香さん
ミサキ達の行く末が気になって気になって、ぐいぐいと読んでしまった。ちょっともったいなかったかも。もっとじっくり読めばよかった。

・蔦屋書店前橋みなみモール店 小林美菜子さん
待ちに待った。ラストに向かうページをめくるスピードは、明かされる真実への切なさと共に加速した。これは希望の物語。間違いなく梓崎優の代表作の一つになるだろう。

・ブックファーストルミネ北千住店 鈴木香織さん
想像を遥かに超えて素晴らしい作品!圧倒的な”リアル”感に白旗です。描かれる物語の世界はどこまでも厳しく甘さがなくとも、絶望の手前に人や言葉があって心に染みました。

・オリオン書房所沢店 高橋美里さん
少年たちの大きな物語として読み進めてなおミステリとしてのサプライズ! たくさんの新人作家がデビューする中で、この人の世界だ! この人の本だ! と思える一冊でした。

・SHIBUYA TSUTAYA 竹山涼子さん
救いはあるのか、助けはあるのかと胸が苦しかった。でも読むのをやめられなかった。最後に灯った希望の光。とても、とても心が温かくなった。

・精文館書店三ノ輪店 保母明子さん
殺人に至る理由がこれほど悲しいとは思いませんでした。彼らが殺されなければならなかったのか、のなぜの部分。まさにその一点が読むべき部分でした。悲しく暗いけれど光のある作品でした。

・丸善日本橋店 松橋由紀子さん
あまりに高いハードルを自らに課した著者に小説家としての覚悟を見た。長らく次作を待ち望んでいた一ファンとしてこんなに心強い答えを得られた事がただただ嬉しい。

・平安堂書店長野店 町田佳世子さん
行き場のない苛烈な状況の中で片寄せあって生きるストリート・チルドレンの主人公が仲間の死を乗り越えたくましく成長する姿に感動しました。

・丸善横浜ポルタ店 柳幸子さん
待ちに待っていた1冊。この世界は時に残酷で厳しく生きにくいけど生きていく事が優しさであり救いになると思いました。この本を1人でも多くの方に届くのを願わずにはいられません。




(2013年9月18日)

HHhH

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刊行直後より、多くの読書人から絶賛の嵐!ゴンクール賞最優秀新人賞受賞作

『HHhH』

ローラン・ビネ
高橋啓

ナチによるユダヤ人大量虐殺の首謀者で責任者であったラインハルト・ハイドリヒ。〈金髪の野獣〉と恐れられた男を暗殺する計画が、二人の青年によって決行された……。
ナチとは何か?
ハイドリヒとはいかなる怪物だったのか?
そして小説とは何か? 
ノンフィクション的な手法で描かれた本作は、史実を題材に描かれた小説。そこには、小説を書くという本質を著者自らに、そして読者にも問いかける衝撃のデビュー作。
読み終えたあなたは必ず圧倒されているはず。小説の新たな可能性を示した本書はまさに桁外れの作品と言えます。本年度”最重要翻訳小説”のひとつとして全ての文学ファンにおすすめいたします。ネット上でも多くの書評家や読書人から熱い支持を得ている本作、後悔はさせません。ぜひ、お手に取ってみてください。

≪マリオ・バルガス・リョサ絶賛!!≫ 
この緊迫感溢れる小説を私は生涯忘れないだろう。傑作小説いうよりは、偉大な書物と呼びたい。


(2013年8月16日)

遮断地区

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本の雑誌2013年上半期翻訳ミステリ第1位!

『遮断地区』

ミネット・ウォルターズ
成川裕子

現代英国ミステリの女王、ミネット・ウォルターズが描く本書は、これまでの彼女の著作とは一味違う弩級の傑作長編です。
舞台となるのは低所得者が多く住むバシンデール団地通称アシッドロウ。この団地に小児性愛者と噂される親子が越してきたところから物語は始まります。彼らを排除しようとする抗議デモが起こり、やがて彼らが以前住んでいた街に住む10歳の少女の失踪が発覚することで、抗議デモは警察の手にも負えない暴動へと発展していきます。群像劇スタイルの本書は団地に住む様々な人々の行動の様子が描かれており、スピーディな展開にもかかわらず、丁寧な人物描写で読者を物語の世界に引き込みます。手に汗握るスリリングな場面が続き、序盤から最後まで全く先の読めない事態にとにかく気が抜けません。本書は序章部分で暴動による被害状況を明記しています。読者は死者の数を序章でいきなり知ることができますが、それが誰なのかは読み進めていかないとわかりません。魅力的なキャラクターが数多く登場し、その誰もがいつ命を落としてもおかしくはないので、とにかくハラハラし過ぎて、本当に心臓に悪いです!
『本の雑誌2013』で「豊作が続く翻訳ミステリ傑作群の上に立つ作品」と評され、上半期翻訳ミステリ第一位に輝いたのは伊達じゃない、一気読み必至の著者最高傑作です!

【著者好評既刊】
氷の家 英国推理作家協会(CWA)賞新人賞受賞作
女彫刻家 アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長編賞受賞
*第1位「週刊文春」1995年ミステリーベスト10/海外部門
*第1位「このミステリーがすごい! 1996年版」海外編ベスト10
病める狐〈上〉 英国推理作家協会(CWA)賞ゴールド・ダガー受賞作
病める狐〈下〉
破壊者


(2013年8月16日)

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