注目の本 バックナンバー


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泡坂妻夫引退公演

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ミステリ界の魔術師、最後の贈り物

『泡坂妻夫引退公演』

泡坂妻夫
新保博久

2009年に逝去した泡坂妻夫。チェスタトンばりの逆説を好み、奇抜な発想と巧みな伏線、予想外の結末から「ミステリ界の魔術師」と謳われています。本書では、著者が急逝したため、単行本未収録となってしまった作品を、推理小説のみならず戯曲など幅広く網羅して収録しました。亜愛一郎のご先祖が将軍直属の隠密として幕末を駆ける亜智一郎シリーズやドイツ人とミクロネシア人と大阪人の混血にして、ヨーガと奇術の達人ヨギガンジーシリーズ等お馴染みのキャラクターの短編など、泡坂妻夫ファンの必須アイテムです。
ミステリ界の魔術師による最後の公演をぜひご堪能ください。

【泡坂妻夫の好評既刊】
11枚のとらんぷ
乱れからくり 第31回日本推理作家協会賞受賞作
亜愛一郎の狼狽 デビュー作「DL2号機事件」収録
亜愛一郎の転倒 
亜愛一郎の逃亡
亜智一郎の恐慌
喜劇悲奇劇
妖女の眠り


(2012年9月12日)

湿地

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刊行後、たちまち重版!北欧警察小説の傑作登場

『湿地』

アーナルデュル・インドリダソン
柳沢由実子

『ミレニアム』や、小社から刊行されている「刑事ヴァランダー」シリーズに続く、いままさに北欧で一番の注目作家、アーナルデュル・インドリダソン『湿地』が好評です。6月の刊行直後、重版につぐ重版を重ねています。著者はガラスの鍵賞を2年連続受賞、CWAゴールドダガー受賞という快挙を達成。本作はすでに、世界40カ国で紹介され、累計部数が7百万部を突破しています。
アイスランドというあまり馴染みのない国を舞台していますが、そこで描かれる事件は、ひたすらに真相へと突き進む不器用な中年刑事の物語であり、その事件によって浮かび上がる様々な家族の物語でもあります。真相へと近づく度に、胸にこみ上げてくる切なさ。ラストまで一気に引き込まれます。本作の著者の作品の邦訳はまだ1作のみですが、今後もシリーズとして紹介していく予定です。書評にも多く取り上げられ、注目が高まる本作をぜひお楽しみください。

【書評掲載】
2012年6月27日 日本経済新聞(夕刊)
2012年6月20日 読売新聞「海外ミステリー応援隊」
2012年7月15日 読売新聞
2012年8月05日 朝日新聞
2012年7月12日 翻訳ミステリー大賞シンジゲート「書評七福神の6月ベスト」

いま世界のミステリ読者が最も注目する北欧の巨人、ついに日本上陸
川出正樹氏による解説[全文]を読む【Webミステリーズ!】
編集者イチオシの翻訳ミステリで世界一周! 翻訳ミステリ13の扉

盤上の夜

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デビュー作にして、直木賞候補作にノミネート!期待の新人登場!

『盤上の夜』

宮内悠介

第1回目の「創元SF短編賞」で特別賞の山田正紀賞を受賞した表題作を含むデビュー作『盤上の夜』。刊行以来、口コミや数々の書評で話題沸騰。今後の日本SF界における期待の新人の登場です。将棋以外のルールが全く分からないので、最初は読むのを躊躇っていましたがそんなことは全く問題ありませんでした。さらに、普段SFを読まない方にもおすすめできます。あまりの面白さに寝る間を惜しんでしまいました。

囲碁、チェッカー、麻雀、古代チェス、将棋など盤上で行われる対局をめぐる奇蹟の物語。人間が人間の限界を超えた時、そこに現れるものとは一体なんなのか。読了後、山田正紀先生の「これは運命(ゲーム)と戦うあなた自身の物語」という言葉が頭を離れませんでした。この作品は読んだ人の心にきっと特別な何かを残してくれるはずです。あなた自身で確かめてください。
また、本作は第147回直木賞候補作となりました。


第1回創元SF短編賞 山田正紀賞受賞
●堀晃氏推薦 盤面から理性の限界を超えた宇宙が見える」
●山田正紀氏推薦 これは運命(ゲーム)と戦うあなた自身の物語
●飛浩隆氏推薦 宮内はあなたの瞳(め)に碁石(いし)を打つ。瞬くな



(2012年6月19日)

双頭のバビロン

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作家生活40周年記念作品!二大魔都を舞台に繰り広げられる、壮麗な銀幕綺譚

『双頭のバビロン』

皆川博子

皆川先生はこれまで直木賞をはじめとする数々の賞を受賞されてきました。また、最近では『開かせていただき光栄です』で第12回本格ミステリ大賞を受賞され『双頭のバビロン』も売行き好調です!

オーストリア貴族の血を引く双子、ゲオルクとユリアン。しかし、彼らはある秘密のために引き離され、互いの存在を知らずに成長する。ゲオルクは映画製作の世界で成功を収めたが・・・。1920年代、ハリウッドと上海を舞台に展開する壮大なミステリ。美しい文章にあっという間にひきこまれます。よみごたえ抜群の1冊です。ぜひ、お手にとってみてください!


(2012年6月19日)

フランクを始末するには

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「普通じゃないもの」たくさんあります。奇想とユーモアたっぷりの傑作ミステリ短編集!

『フランクを始末するには』

アントニー・マン
玉木亨

ベテラン刑事の相棒は赤ん坊!? 買いものリストだけで書かれたミステリ……? 誰も思いつかないようなアイデア満載の短編で構成されたアントニー・マン『フランクを始末するには』。表題作が英国推理作家協会賞を受賞している本作は、独特なユーモアで構成された極上のミステリ短編集です。まったく違う内容ですが、読み心地はフェルディナント・フォン・シーラッハ『犯罪』に通ずるものがあります。1編1編に込められた奇抜なアイデアをぜひお手にとってみてください。


書店員さんも絶賛してくださいました!
・代官山蔦屋書店 間室道子
ミステリ作家にとって最も大事なものってなんだろう?文章力?編集者にめぐまれること?原稿料??いやいや、いちばん大事なのは、発想の神様を味方につけることだ。とくに短編ミステリの書き手にとっては。アイデアの神様に愛された作家の、本邦初の書籍化!どれをとっても、今までに見たことのない輝きに満ちています。

『フランクを始末するには』特製ペーパー(PDF)


(2012年5月14日)

魔道師の月

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これを読まずして日本のファンタジーは語れない!驚異の新人が描くファンタジー長編

『魔道師の月』

乾石智子

2011年に刊行されたデビュー作『夜の写本師』が、今までにない想像力と新人と思えぬ卓越した文章で描かれる濃密な世界、と多くの書店員や書評家から絶賛を受けた乾石智子の最新刊『魔道師の月』が刊行されました。前作と同じ世界観で描かれた長編ですが、前作を読まずともその世界観を楽しめる力作です。

繁栄と平和を謳歌するコンスル帝国。しかし、そこに忍び寄る禍々しい太古の闇。それは、人々の心に潜み棲む影を操り、破滅と導いていく……
書物の魔道を創りし者、キアルス 大地の力を操るもの、レイサンダー
それぞれに癒えぬ傷を抱えた若きふたりの魔道師の運命が交錯する時、太古の闇との戦いが始まる!

前作よりも読みやすく、物語への吸引力が増した本作。今後の日本ファンタジーの担い手として注目の新人作家の登場です!

著者好評既刊
『夜の写本師』

『魔道師の月』『夜の写本師』の宣伝動画公開中


【瀧井朝世氏、絶賛!】
壮大な叙事詩であると同時に名もなき人々による民族の歴史を読んでいるかのよう。硬質な文体で細部まで隙のない世界観にため息がでるばかり。デビュー作を読んだ時も思ったが、改めてまた思う。ものすごい、ファンタジー作家が登場したな、と。
(「ミステリーズ!ブックレビュー」『ミステリーズ!VOL.52』より)

【絶賛の声が続々!! 書店員さんからのコメント】(敬称略 五十音順)
・ジュンク堂書店ロフト名古屋店 石本秀一
背後に広大な世界のひろがりと、悠久の歴史を感じさせる緻密に創り上げられたファンタジー。まだまだこの世界には語られるべき物語がありそうで楽しみだ。

・書楽 和光店 岩崎麻実
太古の闇とそれを退ける光の物語と壮大なテーマの中にも登場人物たちの日常が細かく描かれているのが今回も魅力的でした。そこから生まれる臨場感から次第に主人公たちと心も寄り添い、一緒に長い旅をした気分です。

・ジュンク堂書店吉祥寺店 岡安小百合
面白かったです!政治や住民の生活などの風景もよく見えて、よりスト―リーに入り易かったです。幻想的な場面は山尾悠子的な感じでいいですねぇ。次回作も期待しております。

・紀伊國屋書店横浜店 川俣めぐみ
すごいなぁ…とため息がこぼれる。世界観がゲド戦記並み!ハリーポッターなんか目じゃない!ラストのドキドキは半端なかった!

・紀伊國屋書店新宿本店 小出和代
ふと顔をあげた一瞬、自分がどこにいるのか見失う。そんな目眩の瞬間を何度も何度も味わいました。酔わされるなんてもんじゃない。この物語は人を取り込むよ。なんて強力な魔法!前作『夜の写本師』と同じ世界の古い時代を舞台にしているので『魔道師の月』から読み始めるのもお薦めです。

・オリオン書房ノルテ店 高橋美里
読み終わった今、正直この本について語りたいのに胸がいっぱいでうまく言葉にならないのです。でも、ずっとこういうファンタジーが読みたくてずっとずっと探していた、たった一つの形だと思いました。ただひたすら、この作品に浸って、そしてこの作品について誰かと話がしたくなりました。

・SHIBUYA TSUTAYA 竹山涼子
本を開けば色鮮やかな世界が広がってくる。多くの人と共にこの果てなく広がる世界へ、時も飛び超える旅に出たい。この美しい文章を共に味わいたい。なぜこんなにも魅せられるのか?この本にもきっと魔力が宿っていると私は感じる。

・三省堂書店ルクア大阪店 中澤めぐみ
これを日本人が書いた物語だとはまったくもっておどろき!『指輪物語』とか名だたるファンタジーに匹敵する壮大さと奥深さ。堂々の本格ファンタジーです。乾石智子すごいです!

・ブックポート203鶴見店 成川 真
「夜の写本師」の完成度があまりに高いため、その世界観を利用した次作と聞いて、かなり厳しい目で読みはじめました。すみません、その時の自分に土下座させたいです。あの壮大なる物語に勝るとも劣らない、これまた壮大な物語。おそるべき人ですね。

・三省堂書店新横浜店 比嘉 栄
確信した。僕は今、一生モノのファンタジーシリーズが生まれ育つ姿を、目の当たりにしている。


(2012年5月14日)

翼をください

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新鋭の剛腕に驚嘆すること間違いなし!

『翼をください』

田南透

最近よく書店で「イヤミス」という言葉をよく見かけるようになり、盛り上がってきています。そんななか、湊かなえや沼田まほかるに続く新鋭がデビューしました。

ゼミのサークルで訪れることになった孤島で、惨劇が起きた。男を翻弄する女子大生、その同級生たち、殺害計画を練るストーカー、関係者がそれぞれの立場で語ることにより、その事件の実態が浮き彫りとなっていく。悪意と憎悪にみちた犯人の真の目的とは?!
一気読み必至のミステリ、読後ゾクッとししばし呆然としました。読み応えのある1冊です。今後の作品にも注目したい作家です。ぜひ、お手にとってみてください。


(2012年3月15日)

奇談蒐集家

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求む奇談!高額報酬進呈──ただし審査あり

『奇談蒐集家』

太田忠司

新聞の片隅に掲載された奇妙な広告。その広告に誘われるように、たどり着いたのは細い路地の奥にあるバー「strawberry hill」。その店の奥にいるのは、「奇談蒐集家」を名乗る体格の良い男・恵比酒と、男とも女とも判別のつかない氷坂と名乗る美貌の助手だった──。自分の影に刺された男、鏡に宿る姫君にとの恋物語、忽然と姿を消した水色の魔人……店に訪れた人々が語る不可思議な体験談。しかし、本当に不思議な話なんて、そう簡単に出会えるものじゃない、と言い切る氷坂。はたして、美貌の助手が語る真相とは……?
話を聞くだけで謎を解決する安楽椅子探偵としての面白さはもちろん、全編を通して醸し出される奇妙な浮遊感は、まるで別世界に迷い込んだように感じられます。怪奇と謎を愛する著者が贈る、安楽椅子探偵譚をぜひご堪能ください。

著者の代表作〈少年探偵・狩野俊介〉シリーズ
月光亭事件
幻竜苑事件
夜叉沼事件
玄武塔事件
天霧家事件

著者のライフワーク〈阿南〉シリーズ
刑事失格
Jの少女たち
天国の破片
無伴奏【単行本】

(2011年12月13日)

ロートケプシェン、こっちにおいで

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同級生の彼女はマジシャン。どんな謎もそのすてきな魔法が解き明かす

『ロートケプシェン、こっちにおいで』

相沢沙呼

第十九回鮎川哲也賞受賞作『午前零時のサンドリヨン』でデビューした著者のシリーズ第2弾が刊行されました。
高校生になった須川くんが出会った同級生の酉乃。学校では少し冷たい感じもする彼女だが、実は隠されたもう一つの顔が……レストラン・バー『サンドリヨン』でマジシャンとして活躍する彼女と平凡な僕の “ボーイ・ミーツ・ガール” ミステリ。前作のラストから進展したかのように思えた2人の恋は実はまだ始まっておらず……?さらに、バレンタインのチョコレートが教卓の上に集められた謎など、学園内で次々と起こる謎をマジックをもとに鮮やかに解決していくおもしろさは格段に上がっています。2人の恋の行く末はもちろん、マジックとミステリの素敵なコラボレーションに、今後も注目してほしいシリーズです。

シリーズ好評既刊
午前零時のサンドリヨン【単行本】

(2011年12月13日)

人魚は空に還る

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明治時代を舞台に描かれる《帝都探偵絵図》、ついに文庫化!

『人魚は空に還る』

三木笙子

ミステリ・フロンティアでデビューし、シリーズ3作目まで刊行されている《帝都探偵絵図》シリーズ第1弾『人魚は空に還る』が待望の文庫化となりました。
時は明治、帝都華やかりしころ。「シャーロック・ホームズ」に心酔する美貌の天才絵師の有村礼と、ホームズのような推理力をもつ心優しき雑誌記者の里見高広。二人が中心となり様々な謎を解き明かすのですが、ワトソン役である絵師の礼があまり気乗りしないホームズ役の高広に謎を解くように仕向ける、少し風変りな相棒です。他にも、高広のクセのある上司や市井を騒がせる「怪盗ロータス」など個性的なキャラクターが次々と登場します。また文庫化にあたり、礼が探偵役ではなく高広に謎を解かせようとするのな何故なのかというエピソードを初収録。新たな探偵小説の幕開けをぜひご一読ください。

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世界記憶コンクール【単行本】
人形遣いの影盗み【単行本】

(2011年11月8日)

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