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道具屋殺人事件

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『六月六日生まれの天使』の著者による、落語ミステリの最高峰!

『道具屋殺人事件』

愛川晶

いま話題となっている『六月六日生まれの天使』の著者が描く、落語とミステリが見事に融合したシリーズ第1弾。
落語とは無縁だった主人公の亮子。しかし、縁あって落語家の妻となり、噺家の女房としても板についてきた。だがその矢先、殺人事件に巻き込まれてしまい……?
謎を鮮やかに解き明かすのは、夫である落語家・寿笑亭福の助の師匠、山桜亭馬春。しかし、馬春はその結末を明確には語らずに、弟子である福の助への芸事の助言として与えます。福の助はヒントを元にその真意を読み取り、実際に噺としてやり遂げ、さらに事件も解決してしまう。その流れは実に見事なものです。落語を知らなくても読み進めるうちに本物が聞きたくなってくる、そんな楽しい落語ミステリです。

●さわや書店 松本大介
ミステリ好きの皆様へ
この本を高く積んでいる書店はどうぞ贔屓にしてやって下さい。ホンモノを知るいい書店です。
(蛇足)
二話目「らくだのサゲ」は落語ファンも思わず唸ってしまう傑作です。

(2010年8月6日)

死闘館

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愛すべき作家・伯方雪日の初長編が登場!

『死闘館』

伯方雪日

デビュー作『誰もわたしを倒せない』で溢れんばかりに表現されていました格闘技への愛、本格ミステリへの愛はパワーアップし、さらに登場人物の人間造形は深みを増して、大変豊かな作品世界が描き上げられました。

仕事、恋人、将来…。人生に悩んで遥かニュージーランドにやってきた城島。しかし、待ち受けていたのは、「最強」に憑かれた一族の間で起こる殺人事件。城島はこれ以上の悲劇を止めるため、そして、弱い自分を変えるため、意を決して捜査に乗り出す。

最初は弱気だった城島が、仲間の協力を得たり、先輩刑事の言葉を思い出したりして徐々に凛とした行動をとっていくようになる様子が、読んでいてとても気持ちが良いです。それぞれ事情を抱えている一族の闇の部分とのコンストラストがまた際立ちます。驚きの本格ミステリとしてはもちろん、闇を抱えるある一族の人間ドラマとして、緊迫感みなぎる格闘小説として、悩め青年刑事・城島の成長小説として。物語のあらゆる愉しみを滑らかな筆致で味わえる、素晴らしい一冊です。

関西出身の作家という事もあり、関西の書店員さんを中心に応援コメントをいただきました!

●紀伊國屋書店梅田本店 星真一
フィジカルに裏づけられない観念や理想は、時として容易に人を殺してしまう。
伯方雪日は肉体と肉体のぶつかり合いを通して、〈最強〉という観念に憑かれた一族の崩壊と再生への希望を、みごとに描きだしてみせた。文字どおりの力技だった。

●ジュンク堂書店大阪本店 一柳友希
死闘館という限られた舞台で繰り広げられる無限大のストーリーに心奪われ夢中になって読みました!格闘技ミステリの生みの親、伯方雪日がFight!!

●ジュンク堂書店梅田ヒルトンプラザ店 藤田聡
ショッキングな冒頭、歴史的背景、ミステリの王道に格闘。
異質な物語の中に確かなメッセージのあるこの血肉のつまったエンターテイメント小説の世界にはまり、一気読みさせていただきました。

●ブックファースト阪急西宮ガーデンズ店 岸田安見
異国に建てられた日本家屋で起こる殺人事件、城島の刑事という職業に対する葛藤、完璧なアオテア柔術とは何なのか?
格闘シーンを愉しみながらも、連続殺人の真相を知りたくて、ページをめくる手は止まりませんでした。
犯人の正体が分かった時の驚愕を皆様もぜひ!!

●ブックスキヨスク新大阪店 白濱利奈
本当に全く格闘技を観戦しないので、技もわからないのですが、読んでいると自然と言葉が映像になって、まるで私も屋敷に忍び込んで、一族の闘いを観ている様でした。

●紀伊國屋書店梅田本店 小泉真規子
肉食系男子の熱い闘いに胸踊り、本格謎解きに興奮する。一冊で二度オイシイ本です。

●紀伊國屋書店本町店 村山大
ミステリのギミックが十分に十二分に詰まっていて、ぐいぐい引っ張られ、一気読みでした。詰め込みすぎですね(笑)もちろんいい意味で。

●ジュンク堂書店大阪本店 酒井美里
全ては熱き魂への系譜です。とにかく熱いです。ミステリ×格闘技の、見事なコンボ技!!

●ジュンク堂書店大阪本店 山川美津穂
読みながら、何度もため息が出ました。伯方さん、腕を上げたな。本当に面白かったです。皆さん、読んで損はありません!

●ジュンク堂書店西宮店 地道裕勝
嵐の中次々と起こる事件や争いの中、男たちが「最強」の座を賭けて闘う本格派格闘ミステリ。
技の描写が美しく、目の前で格闘が行われているかのような臨場感。
最後に残るのは誰なのか?そして最強の答えとは?

●ジュンク堂書店西宮店 角石美香
永遠の問い、究極の “なんでもあり” とは何かに迫る格闘技ミステリ。熱すぎる闘いに痺れる至福の時間。「最強」に対する一つの答えがここにある。

●紀伊國屋書店梅田本店 須山香織
伯方雪日の文章は、いつも、なんだかちょっと、格好良い。


(2010年7月6日)

ぼくの名はチェット

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名探偵ホームズとワトソン以来の最高のコンビ登場!

『ぼくの名はチェット』

スペンサー・クイン
古草秀子

ホームズにワトソンという相棒がいたからこそ、物語がより一層面白くなったのだとしたら、この新顔のコンビも負けてはいません。
私立探偵バーニーと、ちょっと食い意地が張るけれどバーニーの危機には誰よりも敏感で悪には勇猛に立ち向かう相棒、大型犬チェットの二人(正確には一人と一匹)です。
さらに本作では、犬であるチェットの視点で物語が進みます。ついつい食べ物の匂いにつられたり、いつの間にか遠吠えしていたりと、犬好きには堪らなくグッとくるかわいらしい描写も満載。バーニーの言葉に独自の解釈を加えてみたり、自分に起きた事を一生懸命伝えようとしている(言葉は通じないので、そのもどかしさも本作の面白さです)姿も健気です。

ミステリとしても秀逸で、ある女子高校生の失踪事件から物語は始まります。一度はただの家出かと思われた事件ですが、バーニーはその裏に何かしらの策略を感じ取ります。
やがて事件の真相は思いもよらぬ方向へ……。スピーディーな展開と意外な真相。チェットとバーニーの活躍をぜひお楽しみください。


名犬チェット、日本上陸!
世界中で大人気の、〈名犬チェットと探偵バーニー〉シリーズ登場!
ここだけの訳者あとがき

温かな手

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切れ味抜群の推理とじんわり切ないラスト、石持ミステリの真骨頂!

『温かな手』

石持浅海

もし、料理上手でいつも自分を気遣ってくれる、そんなパートナーが現れたら? さらにその相手はあなたの過剰なエネルギーを摂取して常に健康状態を保ってくれる。
そんな摩訶不思議な存在が、本作の名探偵ギンちゃん&ムーちゃん兄妹です。

人間じゃないから謎が解ける、なんてことはありません。人でないからこそ、彼らは殺人事件に出くわしても慌てることなく、冷静に謎を解き明かしていきます。
全ては事件に巻き込まれたパートナーの心の平穏を守るため。その方が摂取するときに「おいしから」という理由もありますが、彼らの信頼関係はとても優しさと思いやりに溢れてています。
そして、そのつないだ手の先に訪れる切ないラスト。石持ミステリの真骨頂とも言える連作ミステリです。

巻末にあるユーモア本格ミステリ旗手、東川篤哉氏による爆笑解説も読み逃しなく!

青空の卵

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坂木司のデビュー作「ひきこもり探偵」シリーズが連続ドラマ化!

『青空の卵』

坂木司

今年で作家生活10周年目を迎える坂木司のデビュー作『青空の卵』が7月28日よりBS朝日にて連続ドラマとして放映中です。
『青空の卵』『仔羊の巣』『動物園の鳥』 の三部作は、“日常の謎ミステリ”として人気を博している著者の代表作ともいえるシリーズです。複雑な生い立ちなどからひきこもりとなってしまった鳥井真一。そんな彼をどうにか外の世界へと連れ出そうとする、無二の親友、坂木司。二人が出会う「日常の謎」はやがて多くの人々との出会いにつながっていく……。ゆっくりと時には傷つきながら成長していく二人の姿に人と人とのたしかな絆を感じることができる作品です。
ドラマ化に合わせて、シリーズ全作にドラマスチールオビをつけて出荷中です。

【坂木司の好評既刊】
〈ひきこもり探偵〉シリーズ
『青空の卵』
『仔羊の巣』』
『動物園の鳥』

『切れない糸』

ドラマインソムニア「青空の卵」
BS朝日7月28日〜9月29日 毎週土曜日深夜1:30〜2:00
(前週7月21日はナビ番組「放送直前スペシャル」放送予定)
【原作】坂木司『青空の卵』(創元推理文庫刊)
【キャスト】阿久津愼太郎 井上正大/春川恭亮 鈴木勝吾/黒川芽以/平野良 志尊淳ほか
【スタッフ】脚本:松田恵里子 山田典枝 栗原智子/監督:中島良
【主題歌】ぐるたみん「glow」ぐるたみん(ぐるたみんホームページ:http://glutan.jp/
企画:ポニーキャニオン・Thanks Lab. / 企画協力:テレビ朝日・フラミンゴ
制作協力:D+ / 制作:BS朝日・「青空の卵」製作委員

公式HPはこちら(http://www.drama-insomnia.jp/aozora/

田舎の刑事の動物記

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連続テレビドラマ絶賛放映中!脱力系ユーモアミステリ第2弾

『田舎の刑事の動物記』

滝田務雄

『田舎の刑事の趣味とお仕事』『田舎の刑事の動物記』が読売テレビ・日本テレビ系「デカ 黒川鈴木」としてドラマ化!これにあわせてシリーズ第2弾『田舎の刑事の動物記』(『田舎の刑事の闘病記』改題)が文庫化されました。
前作から引き続き、のどかな田舎で巻き起こる大騒動に鬼刑事黒川鈴木(姓・名)が、足を引っ張る部下や最強の嫁など、個性的な周囲の面々に振り回されながらも果敢に挑みます。事件の謎はもちろん、ユーモアもパワーアップ。思わず笑わずにはいられない黒川刑事の受難の日々。ぜひ、前作と合わせてお楽しみください。

・連続ドラマ「デカ 黒川鈴木」
常に役に立たない上司と部下に振り回されながらも事件に奮闘する主役の黒川鈴木を板尾創路、事件が起これば無能な部下の白石を田辺誠一、署内で唯一普通な人である部下の赤木を田中圭が演じます。

読売テレビ・日本テレビ系
2012年1月5日スタート
毎週木曜よる11時58分〜
出演:板尾創路 田辺誠一 田中 圭ほか
脚本:大宮エリー
番組ホームページ

シリーズ好評既刊
田舎の刑事の趣味とお仕事


(2012年2月7日)

MM9

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7月よりドラマ化決定! 頑張れぼくらの”気特対”

『MM9』

山本弘

怪獣が日夜問わずやってくる、そんな危機的状況を回避するために気象庁内に設立された“特異生物対策部”通称“気特対”。
日本の平和を守るため、昼夜問わず駆けまわる!
が、しかーし! その実態は……
当らない天気予報と同じく「無駄な避難命令だしやがって」と野次が飛び、予報通りに被害が大きくなれば「どうして未然で防げなかったのよ」と罵られ、こんなに頑張ってるのにぃ(泣)と半ば泣きながら働く公務員の日々。

ライトスタッフに満ちた職場と日常的な怪獣災害をリアルに描いた傑作です! さらに、なぜ怪獣が出現するのか。そういう小説だからだ、なんて開き直りはございません。山本弘ならではのひねりの効いた展開も、ぜひ読んで実感してみてください。

また7月より連続テレビドラマ化!
放送地域や日付などの詳細はオフィシャルサイト
http://mmmmmmmmm.jp/index.htmlでお確かめください。

【放送局】
・MBS 7月7日 25:30〜
・BS-TBS 7月10日 27:00〜
・CBC 7月16日 26:30〜
・TOKYO MX 7月10日 26:30〜

(2010年7月6日)

愚行録

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読書家としても知られているモデル・女優の杏さん推薦!

『愚行録』

貫井徳郎

デビュー作であり出世作となった『慟哭』の著者、貫井徳郎が描いた衝撃作『愚行録』を、読書家としても知られているモデル・女優の杏さんが推薦。
するすると読み進めたラストの衝撃に、真っ逆さまに落とされたように感じた、という杏さんの推薦帯をつけて展開中です。

誰もがうらやむ幸福な家族に突如起こった悲劇。そんな彼らについて語り始めた隣人、友人たち。
残虐な事件の「被害者」となった「幸福な家族」の真相。そして、その「真相」作り上げる他人の恐怖。
本当に愚かなのは、誰──?

自分は本当に友人や家族のことを知っているのだろうか?いつの間にか勝手に思い込んでいる人物像を投影しているかもしれないという現実の恐ろしさを、ひしひしと感じさせる作品です。
『慟哭』『プリズム』に続く、貫井徳郎第3の衝撃を感じてみてください。


●大矢博子による解説[全文]を読む【Webミステリーズ!】

(2010年2月5日)

インディゴの夜

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いよいよドラマ化スタート! 渋谷の街をホスト探偵団が駆け抜ける!

『インディゴの夜』

加藤実秋

渋谷のホストクラブ club indigoは、ちょっと変わったホストクラブ。あまり気取らず、友達感覚でホストたちと楽しめる。だけど、そんな彼らのもとに訪れるのは、お客様だけではなく渋谷の街で次々と起こるトラブルもあって……!?

読みやすい語り口と、魅力あふれるキャラクターたちが縦横無尽に駆け巡る。小社の第10回創元推理短編賞受賞した、『インディゴの夜』シリーズが1月5日より映像化となりました。原作の雰囲気をそのままに再現されたclub indigoの仲間たち。ドラマ化に伴い原作にあたる『インディゴの夜』『チョコレートビースト』にはドラマスチール帯をつけて展開中です。またシリーズ第3弾『ホワイトクロウ』も2月に文庫化予定となっています。

『インディゴの夜』がドラマ化&舞台化!

(2010年1月7日)

田舎の刑事の趣味とお仕事

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のんびり楽しめる脱力系ミステリ、ささやかに始動!

『田舎の刑事の趣味とお仕事』

滝田務雄

本ワサビ泥棒、コンビニたてこもり事件、カラスによる宝石の盗難被害、そこから派生したトーテムポール損壊事件……。
ささやかといえばささやかな、けれど、田舎にしては大騒動の事件に、鬼刑事黒川鈴木(姓・名)が果敢に挑みます。
本格好きの心をくすぐるような謎解きはもちろんですが、本書の一番の面白さは、主人公である彼を取り巻く、愉快な脇役たちとの掛け合い。まるで、上質なシチュエーションコメディを観ているかのような、大爆笑必死の面白さなのです。

文庫に収録されている著者のあとがきから引用すると、

「黒川さんの奥さんは神出鬼没でどこまでもフリーダム。課長はとことんマイペース。白石くんは壮絶な天然ボケをかまし、黒川さんが身もだえする横で、赤木くんはあきらめのため息をつく。」

といったような調子で、静かな田舎の騒がしい警察署の日常を描きだしています。ちなみに、本書の中で最強キャラとなりつつあるのは、黒川さんの奥さんで、彼女の繰り出す容赦のない夫いじめ(暴力は一切ありません。が、精神的ダメージは相当なもの)は、読むたびに笑いを引き起こし、かつ、黒川を心から応援したくなります。
全く役に立たない部下白石と、頼りになるけれどボケはかます部下赤木を引き連れて、刑事黒川鈴木の受難……ではなく、事件の日々をぜひ、手にとってお楽しみください。
シリーズ第2弾、『田舎の刑事の闘病記』も近日刊行予定です。

●ここだけのあとがき

(2009年10月7日)

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