注目の本 バックナンバー


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奇談蒐集家

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求む奇談!高額報酬進呈──ただし審査あり

『奇談蒐集家』

太田忠司

新聞の片隅に掲載された奇妙な広告。その広告に誘われるように、たどり着いたのは細い路地の奥にあるバー「strawberry hill」。その店の奥にいるのは、「奇談蒐集家」を名乗る体格の良い男・恵比酒と、男とも女とも判別のつかない氷坂と名乗る美貌の助手だった──。自分の影に刺された男、鏡に宿る姫君にとの恋物語、忽然と姿を消した水色の魔人……店に訪れた人々が語る不可思議な体験談。しかし、本当に不思議な話なんて、そう簡単に出会えるものじゃない、と言い切る氷坂。はたして、美貌の助手が語る真相とは……?
話を聞くだけで謎を解決する安楽椅子探偵としての面白さはもちろん、全編を通して醸し出される奇妙な浮遊感は、まるで別世界に迷い込んだように感じられます。怪奇と謎を愛する著者が贈る、安楽椅子探偵譚をぜひご堪能ください。

著者の代表作〈少年探偵・狩野俊介〉シリーズ
月光亭事件
幻竜苑事件
夜叉沼事件
玄武塔事件
天霧家事件

著者のライフワーク〈阿南〉シリーズ
刑事失格
Jの少女たち
天国の破片
無伴奏【単行本】

(2011年12月13日)

ロートケプシェン、こっちにおいで

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同級生の彼女はマジシャン。どんな謎もそのすてきな魔法が解き明かす

『ロートケプシェン、こっちにおいで』

相沢沙呼

第十九回鮎川哲也賞受賞作『午前零時のサンドリヨン』でデビューした著者のシリーズ第2弾が刊行されました。
高校生になった須川くんが出会った同級生の酉乃。学校では少し冷たい感じもする彼女だが、実は隠されたもう一つの顔が……レストラン・バー『サンドリヨン』でマジシャンとして活躍する彼女と平凡な僕の “ボーイ・ミーツ・ガール” ミステリ。前作のラストから進展したかのように思えた2人の恋は実はまだ始まっておらず……?さらに、バレンタインのチョコレートが教卓の上に集められた謎など、学園内で次々と起こる謎をマジックをもとに鮮やかに解決していくおもしろさは格段に上がっています。2人の恋の行く末はもちろん、マジックとミステリの素敵なコラボレーションに、今後も注目してほしいシリーズです。

シリーズ好評既刊
午前零時のサンドリヨン【単行本】

(2011年12月13日)

人魚は空に還る

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明治時代を舞台に描かれる《帝都探偵絵図》、ついに文庫化!

『人魚は空に還る』

三木笙子

ミステリ・フロンティアでデビューし、シリーズ3作目まで刊行されている《帝都探偵絵図》シリーズ第1弾『人魚は空に還る』が待望の文庫化となりました。
時は明治、帝都華やかりしころ。「シャーロック・ホームズ」に心酔する美貌の天才絵師の有村礼と、ホームズのような推理力をもつ心優しき雑誌記者の里見高広。二人が中心となり様々な謎を解き明かすのですが、ワトソン役である絵師の礼があまり気乗りしないホームズ役の高広に謎を解くように仕向ける、少し風変りな相棒です。他にも、高広のクセのある上司や市井を騒がせる「怪盗ロータス」など個性的なキャラクターが次々と登場します。また文庫化にあたり、礼が探偵役ではなく高広に謎を解かせようとするのな何故なのかというエピソードを初収録。新たな探偵小説の幕開けをぜひご一読ください。

シリーズ好評既刊
世界記憶コンクール【単行本】
人形遣いの影盗み【単行本】

(2011年11月8日)

あがり

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第1回創元SF短編賞受賞作を収録。 大学研究室を舞台にした、新しい“理系SF”の誕生!

『あがり』

松崎有理

「年間日本SF傑作選」の中で実施している「創元SF短編賞」の第1回受賞作を表題作にした『あがり』が刊行されました。この短編賞には600作を超える応募があり、その中から選ばれた最優秀作品を含むデビュー作品集です。

遺伝子淘汰論を否定すべく始まった実験。1つの細胞を極限まで増幅させる研究者たち。そして、最後の増幅が終わった時に訪れたものとは──?

他の作品にも、幸運不運を導き出す方程式や遺伝子間領域など、理系ならではのキーワードが元に描かれます。また、舞台となる北の街にある大学(実は著者が通っていた東北大学)の風景や雰囲気にも独特の静けさが漂い、生活する人々の日常が伝わってきます。今後の活躍が期待される新しいSFの担い手が描く短編集を、お楽しみください。

選考委員も絶賛!
「リアリティ豊かな研究室SF」──大森望(選考委員)
「シンプルかつ独創的なアイデア」──日下三蔵(選考委員)
「堅実でしかも野心的。センスがある」──山田正紀(ゲスト選考委員)


創元SF短編賞 募集中!

その年に発表されたSF短編から選りすぐりの作品を選出!「年間日本SF傑作選」
虚構機関(2007年)
超弦領域(2008年)
量子回廊(2009年)
結晶銀河(2010年)

日本SF界初、前代未聞のオール新人作品アンソロジー!
原色の想像力 創元SF短編賞アンソロジー

(2011年10月12日)

れんげ野原のまんなかで

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元図書館司書の著者が贈る、図書館ミステリ

『れんげ野原のまんなかで』

森谷明子

9月上旬に書籍にまつわるミステリが2点同時刊行されました。ひとつは出版社営業が主人公の『平台がおまちかね』。書店に持ち込まれる様々な謎を書店員たちが解き明かす『配達あかずきん』でおなじみの大崎梢の新シリーズです。
もうひとつが今回紹介する、森谷明子『れんげ野原のまんなかで』。のどかな田舎町のはずれにぽつんと建てられた図書館が舞台です。実はこの2人の著者に実は共通点があります。それは、描かれている職業の経験を持っている(大崎先生は元書店員)ということです。
森谷明子先生は第13回鮎川哲也賞を、平安時代の王朝を舞台に紫式部が名探偵として活躍する『千年の黙(しじま)』で受賞し、デビューされました。そんな時代ミステリから一転して、現代の図書館を舞台に描かれた本作は、さすが経験者が描いたということもあり、普段あまり垣間見れない図書館の日常業務が描かれており、書店とはまた違う本の世界を楽しめます。また、1年の季節を通して描かれる日常が少しずつ変化していく様が、読んでいる側にまるでその図書館に足繁く通っているかのように感じられます。収録されている5編の謎にはたくさんの本と図書館ならではの業務が係わってきたりしていて読み応え抜群です。ぜひあなたも来館してみてください。
解説を『平台がおまちかね』の大崎梢先生が担当されています。

紫式部は名探偵!王朝推理絵巻シリーズ
千年の黙 異本源氏物語
白の祝宴 逸文紫式部日記

(2011年10月12日)

妖精作戦

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売上絶好調!! 歴史を変えた4部作、刊行開始。

『妖精作戦』

笹本祐一

1980年代に朝日ソノラマ文庫より刊行され、爆発的人気を得た笹本祐一『妖精作戦』を復刊いたしました。ライトノベルのジャンルを確立させる原点ともなった作品です。多くの著名作家が影響を受けており、シリーズ第1巻の本作には有川浩氏による解説を収録。また、有川浩氏の著作『レインツリーの国』に登場する”忘れられないライトノベル”は、このシリーズが元ネタとなっています。
夏の終わり、新学期に現れた少女がもたらしたのは忘れられない青春と冒険の日々。ハチャメチャなノリと膨大な蘊蓄で語られるノンストップ・ハイテンションSFをぜひ、お楽しみください。

(2011年9月13日)

TOKYO BLACKOUT

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未曾有の大停電が東京を襲う!超弩級のクライシス・ノヴェル待望の文庫化

『TOKYO BLACKOUT』

福田和代

電力供給不足から発生した計画停電。それまで聞き慣れなかった言葉は、急速に世間に広まりました。断続的に起こる停電に不便な生活を強いられる事にもなりましたが、まるでその状況を予見したかのように描かれたのが本書『TOKYO BLACKOUT』です。初出は2008年、今年の8月に文庫化となりました。
本作の中で描かれる大停電が発生した状況は膨大な資料と綿密な取材に基づいており、自分たちの生活がどれだけ電気に頼っているのか、また、それを当たり前に感じている事に対する危機感を訴えるものがありました。その反面、どんな危機的状況に陥ってもあきらめることなく立ち上げる人々の姿に、胸を打たれる作品でもあります。
絶望という暗闇に瞬くのは、人という希望。読み終えたあと力強くなれる1冊です。

著者によるコメントや書店員さんから戴いた絶賛コメントはこちら


(2011年9月13日)

夜の写本師

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twitterで話題! いま注目したい新人作家のデビュー作

『夜の写本師』

乾石智子

4月に刊行された後、twitter上で話題になり書店での展開が大きくなった乾石智子著『夜の写本師』。「ぐいぐいと引き込まれる筆力」「濃密な世界観」「これがデビュー作とは思えない」などの多くの絶賛コメントも書店員様から寄せられました。魔法が存在する世界で、魔術師ではなく、本を書き写す写本師を主人公として描かれる物語は、一人の少年の復讐譚であり再生の物語です。
本に魔法をしたためる、それは写本師だけが使える闇の技術。復讐を誓った少年が手にした力は魔法ならざる魔法〈夜の写本師〉だった──彼の復讐と何千年と繋がる宿命が、綺麗な一つの線のようにとても美しく描かれています。今までにない想像力と卓越した文章で描かれる濃密な世界をぜひ体験してみてください。

【瀧井朝世氏、絶賛!】
本好きにはたまらない魔術の数々、奥深い人間ドラマに感嘆の思い。今もっとも注目すべき新人作家です。

【絶賛の声が続々!! 書店員さんからのコメント】(敬称略 五十音順)
・書楽 和光店 岩崎麻実
これはすごい!ファンタジーの王道をいく世界観に魔法をあやつる写本師というちょっとひねった設定が魅力的。復讐という重いテーマで一気に読ませますが読後は何とも言えない爽やかな脱力感が。今年のベスト1!そして何年も読み継がれてほしい傑作ファンタジーだと思います。

・有隣堂 厚木店 岩堀華江
改めて、ファンタジーってかなり残酷だと感じました。でも、それを読後まで残さず、すっきりと物語を終わらせるのはとても素敵なことです。「これは海外ファンタジーですよ」と言って渡されたら、間違いなく信じてしまうことでしょう。

・ジュンク堂書店 吉祥寺店 岡安小百合
読んで行くうちに面白くなり、後半は一気に読み進めることが出来ました。すごく設定がしっかりしていて、一冊で書ききってしまうにはもったいない気すらします。憎しみと復讐の物語に見せて実は愛の物語……大人に読んでほしいファンタジー。最後のシーンは凄く素敵です!

・有隣堂 アトレ恵比寿店 加藤泉
輪廻を重ね千年かけて復讐を遂げるというスケールの大きさもさることながら、魔法のディテールに至るまで精巧に描かれていて、読みながら圧倒されっぱなしでした。読んでいる間は氷のように冷たい本だと思っていたのですが、読み終わった後は温かい血が流れているように感じられる、不思議な魅力を持った1冊です。

・紀伊國屋書店 新宿本店 小出和代
この物語には上質な、本物の魔法がかけられています。術を発動させるには、丁寧に本を開き、ゆっくり、じっくり、読み飛ばさずに言葉を追うのがコツ。物語というより、本そのものに引きずり込まれるような、不思議な感覚を味わってください。

・有隣堂 八王子店 後藤恭子
魔法・魔道師・呪術。「なんだか聞いた事があるぞ?」と思った私が悪かった。日本人作家であることを忘れてしまう世界が広がり、一気に読んでしまった。写本の描写はたまらなく格好いい!!

・SHIBUYA TSUTAYA 竹山涼子
冒頭からぐいぐい世界は広がっていき、正直収拾つくのか?と思いながら読み進めていった。私が受けた衝撃の程想像つくだろうか?そして結論から言えば私の心配は全くの杞憂であった。このラストは素晴らしいの一言である。
この世界観と描写に引き摺りこまれてあっという間に読み終えた。

・三省堂書店 ルクア大阪店 中澤めぐみ
物語の世界に飲み込まれるという、小説の醍醐味を久方ぶりに体験させてもらいました!!長い長い年月を遡り繋がる物語なのに1冊でまとまっているというのがこれまたすごい。本を媒体にして発動する魔法がものすごく魅力的でした。

・三省堂書店 海老名店 比嘉栄
「え?書いたの日本人だよね?」ヨーロッパの王道傑作ファンタジーが脳裏に浮かぶ。精巧で奥行きのある世界観、心をざわつかせる人物描写、詩的で美しい言葉たち。そして。全てが円環する、完璧なまでのラスト。
「え?これがデビュー作なのっ!?」この作品、あらゆる意味において、尋常ではない。

・旭屋書店 名古屋ラシック店 山崎蓮代
何故カリュドウは生まれ落ちたその手に月・闇・海の印を握りしめていたのか。彼が写しているのはありきたりの文字だけではなく、秘められた魔法の言葉でもあった。1000年にも亘る膨大な時が満ち、その呪いと救いは発動を始める。児童文学ではなく大人ががっつりハマれるファンタジーに出合いました!


*【特別掲載 先行公開】乾石智子『夜の写本師』第一章【Webミステリーズ!】
*これを読まずして日本のファンタジーは語れない! 魔法ならざる魔法、本という名の魔術を操るもの



(2011年7月12日)

まもなく電車が出現します

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人気上昇中!似鳥鶏の描く、にわか高校生探偵団シリーズ

『まもなく電車が出現します』

似鳥鶏

『理由(わけ)あって冬に出る』でデビューし、着実にシリーズファン層を厚くしている似鳥鶏(にたどり・けい)作品の第3弾『まもなく電車が出現します』が刊行されました。短編5編を収録した短編集です。
「幽霊騒動」「壁男事件」で閉鎖されてしまった芸術棟。そこを根城にしていたクラブや同好会たちが活動場所を求めてさまよう中、とある部屋をめぐる騒動が発生!またもや事件に関わる事になってしまった美術部員の葉山君は、面白そうな謎があるのに呼ばないと不機嫌になってしまう伊神先輩と共に謎解きをするはめに……『理由あって冬に出る』から続く本作では、葉山君の苦労が倍増。さらに、脇を固める個性的なキャラクターたちも事件をより一層面白くしていきます。はたして、事件男体質の葉山君に平穏無事な学園生活がやってくるのはいつの日か。コミカルな学園生活と正統な謎解きが楽しめる、ますます目が離せないシリーズにぜひ注目してください。毎回巻末に収録されている大爆笑の著者あとがきもおすすめです!

シリーズ既刊
『理由あって冬に出る』
『さよならの次に来る〈卒業式編〉』
『さよならの次に来る〈新学期編〉』

シリーズ短編収録
『放課後探偵団』

(2011年6月7日)

館島

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2011年本屋大賞受賞作家、東川篤哉の代表作!

『館島』

東川篤哉

『謎解きはディナーのあとで』(小学館)で2011年本屋大賞を受賞した東川篤哉氏。軽妙な会話と個性的なキャラクター、そして奇抜なトリック。ユーモアミステリの旗手として人気を博しています。その著者の代表作ともいえるのがこの『館島(やかたじま)』です。
天才建築家・十文字和臣によって瀬戸内海の孤島に建てられた館。奇妙な形のその館で起きたのは、階段からの墜落死!? ありえない死因の謎。それは、事件当日の関係者が再び集まった時に起こった第二の殺人事件へと連鎖していくが……
この奇怪な事件に挑むのが美人が取り柄(!)の女探偵と、そんな探偵に振り回される若手刑事のコンビです。このふたりの掛け合いはもちろん、周囲の面々のおかしなこと。何より、抜群のユーモアの先にある度肝を抜く大仕掛け「えーっ!」とのけぞること間違いなしです。
館、密室、孤島とミステリの様々な要素を盛り込んだ内容と、数行に1回は起こる笑撃をぜひ、ご堪能ください。

(2011年5月13日)

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