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判型:文庫判
ページ数:456ページ
初版:2000年7月21日
ISBN:978-4-488-40809-1
Cコード:C0193
文庫コード:M-て-1-9
装画:松尾かおる
装幀:柳川貴代
●倉知淳氏推薦――「身代金は100億(高)!! 面白さも額に見合った大傑作!!」
【日本推理作家協会賞受賞】
刑務所の雑居房で知り合った戸並健次、秋葉正義、三宅平太の3人は、出所するや営利誘拐の下調べにかかる。狙うは紀州随一の大富豪、柳川家の当主とし子刀自。身代金も桁違い、破格ずくめの斬新な展開が無上の爽快感を呼ぶ、捧腹絶倒の大誘拐劇。天藤真がストーリーテラーの本領を十全に発揮し、映画化もされた第32回日本推理作家協会賞受賞作。解説=吉野仁
*第1位「週刊文春」ミステリーベスト10/20世紀国内部門
天藤真
(テンドウシン )1915年生、1983年歿。1962年、旧〈宝石〉誌に投じた「親友記」が宝石賞に佳作入選、作家活動を開始する。同年『陽気な容疑者たち』が第8回江戸川乱歩賞の最終候補となり、大下宇陀児の推輓を得て翌年刊行に至った。寡作ながらユーモアと機智に富んだ文章、状況設定の妙と意表を衝く展開を身上とする作品を発表し続け、79年には『大誘拐』で第32回日本推理作家協会賞を受賞。