クモノナカノショウニン

雲の中の証人

天藤真


雲の中の証人

ジャンル
国内ミステリ > 本格ミステリ
国内ミステリ > 短編集
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
天藤真推理小説全集 15

判型:文庫判
ページ数:436ページ
初版:2001年5月25日

ISBN:978-4-488-40815-2
Cコード:C0193
文庫コード:M-て-1-15

装画:松尾かおる
装幀:柳川貴代


内容紹介

弁護士事務所に出向した探偵社の社員が勝ち味の薄い難件に直面、やたら不利な情況証拠と人手不足の上に手弁当を強いられ、果ては女難にあえぎつつ東奔西走する中編「雲の中の証人」など9編を収める。解説=横井司


目次

「逢う時は死人」
「公平について」
「雲の中の証人」
「赤い鴉」
「私が殺した私」
「あたしと真夏とスパイ」
「或る殺人」
「鉄段」
「めだかの還る日」



天藤真

(テンドウシン )

東京生まれ(1915‐83)。東京帝国大学国文科卒業。同盟通信記者を経て、戦後は農業に従事し、その傍ら千葉敬愛短期大学で教鞭を執った。62年「親友記」が第3回宝石賞に佳作入選。同年『陽気な容疑者たち』が第8回江戸川乱歩賞の最終候補となり、大下宇陀児の推輓を得て翌年刊行に至る。79年『大誘拐』で第32回日本推理作家協会賞を受賞。著書に『遠きに目ありて』『死の内幕』『鈍い球音』『皆殺しパーティ』『殺しへの招待』『炎の背景』『死角に消えた殺人者』『善人たちの夜』『わが師はサタン』『親友記』『星を拾う男たち』『われら殺人者』『雲の中の証人』『背が高くて東大出』『犯罪は二人で』等。