コロシヘノショウタイ

殺しへの招待

天藤真


殺しへの招待

ジャンル
国内ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
天藤真推理小説全集 6

判型:文庫判
ページ数:350ページ
初版:1997年5月23日

ISBN:978-4-488-40806-0
Cコード:C0193
文庫コード:M-て-1-6



内容紹介

わたしは夫であるあなたを殺します。女であれば誰しもが夫に抱く憎悪が、殺人にまでふくれあがったからです……。五人の男に届いた妻からの殺人予告状。本命の標的はその内の一人なのだが、それが自分でないと言い切れない夫たちは戦々兢々、疑心暗鬼に陥りながらも対策に頭をひねる。追いつめられた男たちの前で事件は二転三転し……。



天藤真

(テンドウシン )

東京生まれ(1915‐83)。東京帝国大学国文科卒業。同盟通信記者を経て、戦後は農業に従事し、その傍ら千葉敬愛短期大学で教鞭を執った。62年「親友記」が第3回宝石賞に佳作入選。同年『陽気な容疑者たち』が第8回江戸川乱歩賞の最終候補となり、大下宇陀児の推輓を得て翌年刊行に至る。79年『大誘拐』で第32回日本推理作家協会賞を受賞。著書に『遠きに目ありて』『死の内幕』『鈍い球音』『皆殺しパーティ』『殺しへの招待』『炎の背景』『死角に消えた殺人者』『善人たちの夜』『わが師はサタン』『親友記』『星を拾う男たち』『われら殺人者』『雲の中の証人』『背が高くて東大出』『犯罪は二人で』等。