ワレラサツジンシャ

われら殺人者

天藤真


われら殺人者

ジャンル
国内ミステリ > 本格ミステリ
国内ミステリ > 短編集
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
天藤真推理小説全集 14

判型:文庫判
ページ数:436ページ
初版:2001年3月30日

ISBN:978-4-488-40814-5
Cコード:C0193
文庫コード:M-て-1-14

装画:松尾かおる
装幀:柳川貴代


内容紹介

ある男の殺害期成同盟を結んだ4名の目論見と決行の実際を描く「われら殺人者」や、最後の一行へ見事に収斂する緊迫感に満ちた佳品「崖下の家」など11編を収める。解説=細谷正充


目次

「夜は三たび死の時を鳴らす」
「金瓶梅殺人事件」
「白昼の恐怖」
「幻の呼ぶ声」
「完全なる離婚」
「恐怖の山荘」
「袋小路」
「われら殺人者」
「真説・赤城山」
「崖下の家」
「悪徳の果て」



天藤真

(テンドウシン )

東京生まれ(1915‐83)。東京帝国大学国文科卒業。同盟通信記者を経て、戦後は農業に従事し、その傍ら千葉敬愛短期大学で教鞭を執った。62年「親友記」が第3回宝石賞に佳作入選。同年『陽気な容疑者たち』が第8回江戸川乱歩賞の最終候補となり、大下宇陀児の推輓を得て翌年刊行に至る。79年『大誘拐』で第32回日本推理作家協会賞を受賞。著書に『遠きに目ありて』『死の内幕』『鈍い球音』『皆殺しパーティ』『殺しへの招待』『炎の背景』『死角に消えた殺人者』『善人たちの夜』『わが師はサタン』『親友記』『星を拾う男たち』『われら殺人者』『雲の中の証人』『背が高くて東大出』『犯罪は二人で』等。