シノウチマク

死の内幕

天藤真


死の内幕

ジャンル
国内ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
天藤真推理小説全集 3

判型:文庫判
ページ数:250ページ
初版:1995年3月17日

ISBN:978-4-488-40803-9
Cコード:C0193
文庫コード:M-て-1-3



内容紹介

柏木啓子を中心にしたIGグループの面々――内縁関係を続ける女性たちの集まり――は、メンバーの小田まり子から「長く付き合っていた愛人に結婚するので別れて欲しいといわれ、思わず突き飛ばしたところ、過って相手を殺してしまった」旨を告白される。啓子の内縁の夫松生の入れ知恵もあって、架空の犯人をでっち上げたのだが……!?



天藤真

(テンドウシン )

東京生まれ(1915‐83)。東京帝国大学国文科卒業。同盟通信記者を経て、戦後は農業に従事し、その傍ら千葉敬愛短期大学で教鞭を執った。62年「親友記」が第3回宝石賞に佳作入選。同年『陽気な容疑者たち』が第8回江戸川乱歩賞の最終候補となり、大下宇陀児の推輓を得て翌年刊行に至る。79年『大誘拐』で第32回日本推理作家協会賞を受賞。著書に『遠きに目ありて』『死の内幕』『鈍い球音』『皆殺しパーティ』『殺しへの招待』『炎の背景』『死角に消えた殺人者』『善人たちの夜』『わが師はサタン』『親友記』『星を拾う男たち』『われら殺人者』『雲の中の証人』『背が高くて東大出』『犯罪は二人で』等。