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死角に消えた殺人者

天藤真


死角に消えた殺人者

ジャンル
国内ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
天藤真推理小説全集 8

判型:文庫判
ページ数:467ページ
初版:2000年5月19日

ISBN:978-4-488-40808-4
Cコード:C0193
文庫コード:M-て-1-8



内容紹介

驟雨に洗われた坂道を疾走し、崖を飛び越えた真新しいブルーの車体――。その朝、千葉県銚子の景勝屏風浦で、大破した車の中から同乗四名の遺体が収容された。現場の状況から単なる事故ではなく殺人事件と断定されるが、懸命の捜査にも拘らず被害者間の交友関係は浮かんでこない。母の亡骸に復讐を誓った塩月令子もまた真相を追うが……



天藤真

(テンドウシン )

東京生まれ(1915‐83)。東京帝国大学国文科卒業。同盟通信記者を経て、戦後は農業に従事し、その傍ら千葉敬愛短期大学で教鞭を執った。62年「親友記」が第3回宝石賞に佳作入選。同年『陽気な容疑者たち』が第8回江戸川乱歩賞の最終候補となり、大下宇陀児の推輓を得て翌年刊行に至る。79年『大誘拐』で第32回日本推理作家協会賞を受賞。著書に『遠きに目ありて』『死の内幕』『鈍い球音』『皆殺しパーティ』『殺しへの招待』『炎の背景』『死角に消えた殺人者』『善人たちの夜』『わが師はサタン』『親友記』『星を拾う男たち』『われら殺人者』『雲の中の証人』『背が高くて東大出』『犯罪は二人で』等。