「普通じゃないもの」たくさんあります。奇想とユーモアたっぷりの傑作ミステリ短編集!
ベテラン刑事の相棒は赤ん坊!? 買いものリストだけで書かれたミステリ……? 誰も思いつかないようなアイデア満載の短編で構成されたアントニー・マン『フランクを始末するには』。表題作が英国推理作家協会賞を受賞している本作は、独特なユーモアで構成された極上のミステリ短編集です。まったく違う内容ですが、読み心地はフェルディナント・フォン・シーラッハ『犯罪』に通ずるものがあります。1編1編に込められた奇抜なアイデアをぜひお手にとってみてください。
書店員さんも絶賛してくださいました!
・代官山蔦屋書店 間室道子
ミステリ作家にとって最も大事なものってなんだろう?文章力?編集者にめぐまれること?原稿料??いやいや、いちばん大事なのは、発想の神様を味方につけることだ。とくに短編ミステリの書き手にとっては。アイデアの神様に愛された作家の、本邦初の書籍化!どれをとっても、今までに見たことのない輝きに満ちています。
・『フランクを始末するには』特製ペーパー(PDF)
(2012年5月14日)
これを読まずして日本のファンタジーは語れない!驚異の新人が描くファンタジー長編
2011年に刊行されたデビュー作『夜の写本師』が、今までにない想像力と新人と思えぬ卓越した文章で描かれる濃密な世界、と多くの書店員や書評家から絶賛を受けた乾石智子の最新刊『魔道師の月』が刊行されました。前作と同じ世界観で描かれた長編ですが、前作を読まずともその世界観を楽しめる力作です。
繁栄と平和を謳歌するコンスル帝国。しかし、そこに忍び寄る禍々しい太古の闇。それは、人々の心に潜み棲む影を操り、破滅と導いていく……
書物の魔道を創りし者、キアルス 大地の力を操るもの、レイサンダー
それぞれに癒えぬ傷を抱えた若きふたりの魔道師の運命が交錯する時、太古の闇との戦いが始まる!
前作よりも読みやすく、物語への吸引力が増した本作。今後の日本ファンタジーの担い手として注目の新人作家の登場です!
著者好評既刊
・『夜の写本師』
・『魔道師の月』『夜の写本師』の宣伝動画公開中
【瀧井朝世氏、絶賛!】
壮大な叙事詩であると同時に名もなき人々による民族の歴史を読んでいるかのよう。硬質な文体で細部まで隙のない世界観にため息がでるばかり。デビュー作を読んだ時も思ったが、改めてまた思う。ものすごい、ファンタジー作家が登場したな、と。
(「ミステリーズ!ブックレビュー」『ミステリーズ!VOL.52』より)
【絶賛の声が続々!! 書店員さんからのコメント】(敬称略 五十音順)
・ジュンク堂書店ロフト名古屋店 石本秀一
背後に広大な世界のひろがりと、悠久の歴史を感じさせる緻密に創り上げられたファンタジー。まだまだこの世界には語られるべき物語がありそうで楽しみだ。
・書楽 和光店 岩崎麻実
太古の闇とそれを退ける光の物語と壮大なテーマの中にも登場人物たちの日常が細かく描かれているのが今回も魅力的でした。そこから生まれる臨場感から次第に主人公たちと心も寄り添い、一緒に長い旅をした気分です。
・ジュンク堂書店吉祥寺店 岡安小百合
面白かったです!政治や住民の生活などの風景もよく見えて、よりスト―リーに入り易かったです。幻想的な場面は山尾悠子的な感じでいいですねぇ。次回作も期待しております。
・紀伊國屋書店横浜店 川俣めぐみ
すごいなぁ…とため息がこぼれる。世界観がゲド戦記並み!ハリーポッターなんか目じゃない!ラストのドキドキは半端なかった!
・紀伊國屋書店新宿本店 小出和代
ふと顔をあげた一瞬、自分がどこにいるのか見失う。そんな目眩の瞬間を何度も何度も味わいました。酔わされるなんてもんじゃない。この物語は人を取り込むよ。なんて強力な魔法!前作『夜の写本師』と同じ世界の古い時代を舞台にしているので『魔道師の月』から読み始めるのもお薦めです。
・オリオン書房ノルテ店 高橋美里
読み終わった今、正直この本について語りたいのに胸がいっぱいでうまく言葉にならないのです。でも、ずっとこういうファンタジーが読みたくてずっとずっと探していた、たった一つの形だと思いました。ただひたすら、この作品に浸って、そしてこの作品について誰かと話がしたくなりました。
・SHIBUYA TSUTAYA 竹山涼子
本を開けば色鮮やかな世界が広がってくる。多くの人と共にこの果てなく広がる世界へ、時も飛び超える旅に出たい。この美しい文章を共に味わいたい。なぜこんなにも魅せられるのか?この本にもきっと魔力が宿っていると私は感じる。
・三省堂書店ルクア大阪店 中澤めぐみ
これを日本人が書いた物語だとはまったくもっておどろき!『指輪物語』とか名だたるファンタジーに匹敵する壮大さと奥深さ。堂々の本格ファンタジーです。乾石智子すごいです!
・ブックポート203鶴見店 成川 真
「夜の写本師」の完成度があまりに高いため、その世界観を利用した次作と聞いて、かなり厳しい目で読みはじめました。すみません、その時の自分に土下座させたいです。あの壮大なる物語に勝るとも劣らない、これまた壮大な物語。おそるべき人ですね。
・三省堂書店新横浜店 比嘉 栄
確信した。僕は今、一生モノのファンタジーシリーズが生まれ育つ姿を、目の当たりにしている。
(2012年5月14日)
新鋭の剛腕に驚嘆すること間違いなし!
最近よく書店で「イヤミス」という言葉をよく見かけるようになり、盛り上がってきています。そんななか、湊かなえや沼田まほかるに続く新鋭がデビューしました。
ゼミのサークルで訪れることになった孤島で、惨劇が起きた。男を翻弄する女子大生、その同級生たち、殺害計画を練るストーカー、関係者がそれぞれの立場で語ることにより、その事件の実態が浮き彫りとなっていく。悪意と憎悪にみちた犯人の真の目的とは?!
一気読み必至のミステリ、読後ゾクッとししばし呆然としました。読み応えのある1冊です。今後の作品にも注目したい作家です。ぜひ、お手にとってみてください。
(2012年3月15日)
求む奇談!高額報酬進呈──ただし審査あり
新聞の片隅に掲載された奇妙な広告。その広告に誘われるように、たどり着いたのは細い路地の奥にあるバー「strawberry hill」。その店の奥にいるのは、「奇談蒐集家」を名乗る体格の良い男・恵比酒と、男とも女とも判別のつかない氷坂と名乗る美貌の助手だった──。自分の影に刺された男、鏡に宿る姫君にとの恋物語、忽然と姿を消した水色の魔人……店に訪れた人々が語る不可思議な体験談。しかし、本当に不思議な話なんて、そう簡単に出会えるものじゃない、と言い切る氷坂。はたして、美貌の助手が語る真相とは……?
話を聞くだけで謎を解決する安楽椅子探偵としての面白さはもちろん、全編を通して醸し出される奇妙な浮遊感は、まるで別世界に迷い込んだように感じられます。怪奇と謎を愛する著者が贈る、安楽椅子探偵譚をぜひご堪能ください。
著者の代表作〈少年探偵・狩野俊介〉シリーズ
・月光亭事件
・幻竜苑事件
・夜叉沼事件
・玄武塔事件
・天霧家事件
著者のライフワーク〈阿南〉シリーズ
・刑事失格
・Jの少女たち
・天国の破片
・無伴奏【単行本】
(2011年12月13日)
同級生の彼女はマジシャン。どんな謎もそのすてきな魔法が解き明かす
第十九回鮎川哲也賞受賞作『午前零時のサンドリヨン』でデビューした著者のシリーズ第2弾が刊行されました。
高校生になった須川くんが出会った同級生の酉乃。学校では少し冷たい感じもする彼女だが、実は隠されたもう一つの顔が……レストラン・バー『サンドリヨン』でマジシャンとして活躍する彼女と平凡な僕の “ボーイ・ミーツ・ガール” ミステリ。前作のラストから進展したかのように思えた2人の恋は実はまだ始まっておらず……?さらに、バレンタインのチョコレートが教卓の上に集められた謎など、学園内で次々と起こる謎をマジックをもとに鮮やかに解決していくおもしろさは格段に上がっています。2人の恋の行く末はもちろん、マジックとミステリの素敵なコラボレーションに、今後も注目してほしいシリーズです。
シリーズ好評既刊
・午前零時のサンドリヨン【単行本】
(2011年12月13日)
明治時代を舞台に描かれる《帝都探偵絵図》、ついに文庫化!
ミステリ・フロンティアでデビューし、シリーズ3作目まで刊行されている《帝都探偵絵図》シリーズ第1弾『人魚は空に還る』が待望の文庫化となりました。
時は明治、帝都華やかりしころ。「シャーロック・ホームズ」に心酔する美貌の天才絵師の有村礼と、ホームズのような推理力をもつ心優しき雑誌記者の里見高広。二人が中心となり様々な謎を解き明かすのですが、ワトソン役である絵師の礼があまり気乗りしないホームズ役の高広に謎を解くように仕向ける、少し風変りな相棒です。他にも、高広のクセのある上司や市井を騒がせる「怪盗ロータス」など個性的なキャラクターが次々と登場します。また文庫化にあたり、礼が探偵役ではなく高広に謎を解かせようとするのな何故なのかというエピソードを初収録。新たな探偵小説の幕開けをぜひご一読ください。
シリーズ好評既刊
・世界記憶コンクール【単行本】
・人形遣いの影盗み【単行本】
(2011年11月8日)
第1回創元SF短編賞受賞作を収録。 大学研究室を舞台にした、新しい“理系SF”の誕生!
「年間日本SF傑作選」の中で実施している「創元SF短編賞」の第1回受賞作を表題作にした『あがり』が刊行されました。この短編賞には600作を超える応募があり、その中から選ばれた最優秀作品を含むデビュー作品集です。
遺伝子淘汰論を否定すべく始まった実験。1つの細胞を極限まで増幅させる研究者たち。そして、最後の増幅が終わった時に訪れたものとは──?
他の作品にも、幸運不運を導き出す方程式や遺伝子間領域など、理系ならではのキーワードが元に描かれます。また、舞台となる北の街にある大学(実は著者が通っていた東北大学)の風景や雰囲気にも独特の静けさが漂い、生活する人々の日常が伝わってきます。今後の活躍が期待される新しいSFの担い手が描く短編集を、お楽しみください。
選考委員も絶賛!
「リアリティ豊かな研究室SF」──大森望(選考委員)
「シンプルかつ独創的なアイデア」──日下三蔵(選考委員)
「堅実でしかも野心的。センスがある」──山田正紀(ゲスト選考委員)
*創元SF短編賞 募集中!
その年に発表されたSF短編から選りすぐりの作品を選出!「年間日本SF傑作選」
・虚構機関(2007年)
・超弦領域(2008年)
・量子回廊(2009年)
・結晶銀河(2010年)
日本SF界初、前代未聞のオール新人作品アンソロジー!
・原色の想像力 創元SF短編賞アンソロジー
(2011年10月12日)
元図書館司書の著者が贈る、図書館ミステリ
9月上旬に書籍にまつわるミステリが2点同時刊行されました。ひとつは出版社営業が主人公の『平台がおまちかね』。書店に持ち込まれる様々な謎を書店員たちが解き明かす『配達あかずきん』でおなじみの大崎梢の新シリーズです。
もうひとつが今回紹介する、森谷明子『れんげ野原のまんなかで』。のどかな田舎町のはずれにぽつんと建てられた図書館が舞台です。実はこの2人の著者に実は共通点があります。それは、描かれている職業の経験を持っている(大崎先生は元書店員)ということです。
森谷明子先生は第13回鮎川哲也賞を、平安時代の王朝を舞台に紫式部が名探偵として活躍する『千年の黙(しじま)』で受賞し、デビューされました。そんな時代ミステリから一転して、現代の図書館を舞台に描かれた本作は、さすが経験者が描いたということもあり、普段あまり垣間見れない図書館の日常業務が描かれており、書店とはまた違う本の世界を楽しめます。また、1年の季節を通して描かれる日常が少しずつ変化していく様が、読んでいる側にまるでその図書館に足繁く通っているかのように感じられます。収録されている5編の謎にはたくさんの本と図書館ならではの業務が係わってきたりしていて読み応え抜群です。ぜひあなたも来館してみてください。
解説を『平台がおまちかね』の大崎梢先生が担当されています。
紫式部は名探偵!王朝推理絵巻シリーズ
・千年の黙 異本源氏物語
・白の祝宴 逸文紫式部日記
(2011年10月12日)
売上絶好調!! 歴史を変えた4部作、刊行開始。
1980年代に朝日ソノラマ文庫より刊行され、爆発的人気を得た笹本祐一『妖精作戦』を復刊いたしました。ライトノベルのジャンルを確立させる原点ともなった作品です。多くの著名作家が影響を受けており、シリーズ第1巻の本作には有川浩氏による解説を収録。また、有川浩氏の著作『レインツリーの国』に登場する”忘れられないライトノベル”は、このシリーズが元ネタとなっています。
夏の終わり、新学期に現れた少女がもたらしたのは忘れられない青春と冒険の日々。ハチャメチャなノリと膨大な蘊蓄で語られるノンストップ・ハイテンションSFをぜひ、お楽しみください。
(2011年9月13日)
未曾有の大停電が東京を襲う!超弩級のクライシス・ノヴェル待望の文庫化
電力供給不足から発生した計画停電。それまで聞き慣れなかった言葉は、急速に世間に広まりました。断続的に起こる停電に不便な生活を強いられる事にもなりましたが、まるでその状況を予見したかのように描かれたのが本書『TOKYO BLACKOUT』です。初出は2008年、今年の8月に文庫化となりました。
本作の中で描かれる大停電が発生した状況は膨大な資料と綿密な取材に基づいており、自分たちの生活がどれだけ電気に頼っているのか、また、それを当たり前に感じている事に対する危機感を訴えるものがありました。その反面、どんな危機的状況に陥ってもあきらめることなく立ち上げる人々の姿に、胸を打たれる作品でもあります。
絶望という暗闇に瞬くのは、人という希望。読み終えたあと力強くなれる1冊です。
・著者によるコメントや書店員さんから戴いた絶賛コメントはこちら
(2011年9月13日)

















