注目の本 バックナンバー


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愚行録

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読書家としても知られているモデル・女優の杏さん推薦!

『愚行録』

貫井徳郎

デビュー作であり出世作となった『慟哭』の著者、貫井徳郎が描いた衝撃作『愚行録』を、読書家としても知られているモデル・女優の杏さんが推薦。
するすると読み進めたラストの衝撃に、真っ逆さまに落とされたように感じた、という杏さんの推薦帯をつけて展開中です。

誰もがうらやむ幸福な家族に突如起こった悲劇。そんな彼らについて語り始めた隣人、友人たち。
残虐な事件の「被害者」となった「幸福な家族」の真相。そして、その「真相」作り上げる他人の恐怖。
本当に愚かなのは、誰──?

自分は本当に友人や家族のことを知っているのだろうか?いつの間にか勝手に思い込んでいる人物像を投影しているかもしれないという現実の恐ろしさを、ひしひしと感じさせる作品です。
『慟哭』『プリズム』に続く、貫井徳郎第3の衝撃を感じてみてください。


●大矢博子による解説[全文]を読む【Webミステリーズ!】

(2010年2月5日)

インディゴの夜

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いよいよドラマ化スタート! 渋谷の街をホスト探偵団が駆け抜ける!

『インディゴの夜』

加藤実秋

渋谷のホストクラブ club indigoは、ちょっと変わったホストクラブ。あまり気取らず、友達感覚でホストたちと楽しめる。だけど、そんな彼らのもとに訪れるのは、お客様だけではなく渋谷の街で次々と起こるトラブルもあって……!?

読みやすい語り口と、魅力あふれるキャラクターたちが縦横無尽に駆け巡る。小社の第10回創元推理短編賞受賞した、『インディゴの夜』シリーズが1月5日より映像化となりました。原作の雰囲気をそのままに再現されたclub indigoの仲間たち。ドラマ化に伴い原作にあたる『インディゴの夜』『チョコレートビースト』にはドラマスチール帯をつけて展開中です。またシリーズ第3弾『ホワイトクロウ』も2月に文庫化予定となっています。

『インディゴの夜』がドラマ化&舞台化!

(2010年1月7日)

田舎の刑事の趣味とお仕事

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のんびり楽しめる脱力系ミステリ、ささやかに始動!

『田舎の刑事の趣味とお仕事』

滝田務雄

本ワサビ泥棒、コンビニたてこもり事件、カラスによる宝石の盗難被害、そこから派生したトーテムポール損壊事件……。
ささやかといえばささやかな、けれど、田舎にしては大騒動の事件に、鬼刑事黒川鈴木(姓・名)が果敢に挑みます。
本格好きの心をくすぐるような謎解きはもちろんですが、本書の一番の面白さは、主人公である彼を取り巻く、愉快な脇役たちとの掛け合い。まるで、上質なシチュエーションコメディを観ているかのような、大爆笑必死の面白さなのです。

文庫に収録されている著者のあとがきから引用すると、

「黒川さんの奥さんは神出鬼没でどこまでもフリーダム。課長はとことんマイペース。白石くんは壮絶な天然ボケをかまし、黒川さんが身もだえする横で、赤木くんはあきらめのため息をつく。」

といったような調子で、静かな田舎の騒がしい警察署の日常を描きだしています。ちなみに、本書の中で最強キャラとなりつつあるのは、黒川さんの奥さんで、彼女の繰り出す容赦のない夫いじめ(暴力は一切ありません。が、精神的ダメージは相当なもの)は、読むたびに笑いを引き起こし、かつ、黒川を心から応援したくなります。
全く役に立たない部下白石と、頼りになるけれどボケはかます部下赤木を引き連れて、刑事黒川鈴木の受難……ではなく、事件の日々をぜひ、手にとってお楽しみください。
シリーズ第2弾、『田舎の刑事の闘病記』も近日刊行予定です。

●ここだけのあとがき

(2009年10月7日)

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