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お知らせ

2024.04.25

第2回《なぜ、ワニ町シリーズがここに!》シリーズ翻訳者島村浩子さん、カバーイラスト担当者松島由林さんと読書会! @教文館キリスト教書部が開催されます(5月18日)

 

 
昨年、銀座の書店・教文館キリスト教書部にて初めて開催し、好評のうちに終了した「《なぜ、ワニ町シリーズがここに!》翻訳者島村浩子さんと読書会」。その第2弾が5月18日(土)に再び教文館キリスト教書部にて行われます。島村さんには翻訳者の立場から「新刊の見どころや今後の展開」についてお話しいただくほか、イラストレーターの松島由林さんにも、キャラクターの作りや表紙づくりのウラ話などをお話しいただく予定です。奮ってご参加ください。
*読書会の形式を取るイベントですので、〈ワニ町〉シリーズをご一読のうえご参加いただければ幸いです。
 
第2回《なぜ、ワニ町シリーズがここに!》シリーズ翻訳者島村浩子さん、カバーイラスト担当者松島由林さんと読書会!
登壇者:島村浩子(ワニ町シリーズ翻訳者)
     松島由林(シリーズカバー担当イラストレーター)
日時:2024年5月18日(土)13:00-15:00
会場:教文館3Fキリスト教書部ギャラリーステラ
定員:25名
参加費:1,000円
 
お申し込みやお問い合わせは下記URLまたは電話にて教文館キリスト教書部までお問い合わせください。
銀座教文館公式サイト https://www.kyobunkwan.co.jp/xbook/archives/info/
教文館キリスト教書部 TEL:03-3561-8448
 

 
また、合わせて同階にて「キリスト教+ミステリフェア」(5/17~5/23)も開催。東京創元社の公式グッズも販売いたします。
ぜひお店に足をお運びください。
 

2024.04.24

櫻田智也『六色の蛹』サイン本ネット販売のお知らせ

【ネットサイン本販売のお申し込みは締め切りました】
 

5月31日発売の櫻田智也『六色の蛹』(四六判仮フランス装/税込定価1,980円)の著者サイン本を、ネット予約販売いたします!

 

当サイトを通して『六色の蛹』をお買いあげいただく方へのサービスです。ご応募の締切は5月1日17時といたしますが、先着順で満数になりしだい受付を締め切らせていただきます。なお、お1人様1冊限りとさせていただきます。書籍にはお客様のお名前は入りません。あらかじめご了承ください。


サイン本のお申し込みはこちらから。

※サイン本専用の楽天ブックスのページからのお申し込みとなります。

 

『六色の蛹』内容紹介◆
昆虫好きの心優しい青年・魞沢泉(えりさわせん)。行く先々で事件に遭遇する彼は、謎を解き明かすとともに、事件関係者の心の痛みに寄り添うのだった……。ハンターたちが狩りをしていた山で起きた、銃撃事件の謎を探る「白が揺れた」。花屋の店主との会話から、一年前に季節外れのポインセチアを欲しがった少女の真意を読み解く「赤の追憶」。ピアニストの遺品から、一枚だけ消えた楽譜の行方を推理する「青い音」など全六編。日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞を受賞した『蟬(せみ)かえる』に続く、〈魞沢泉〉シリーズ最新作!

 

著者紹介
櫻田智也(さくらだ・ともや)
1977年北海道生まれ。埼玉大学大学院修士課程修了。2013年「サーチライトと誘蛾灯」で第10回ミステリーズ!新人賞を受賞。17年、受賞作を表題作にした連作短編集でデビュー。18年、同書収録の「火事と標本」が第71回日本推理作家協会賞候補になった。21年、『蝉かえる』で第74回日本推理作家協会賞と第21回本格ミステリ大賞を受賞。

 

お届けは2024年6月上旬になる予定です。あらかじめご了承ください。

 

2024.04.23

第55回星雲賞参考候補作に東京創元社の作品が多数選出されました

4月23日(火)に第55回星雲賞の参考候補作が発表されました。同賞は、日本SF大会参加登録者によるファン投票で決定される、優秀なSF作品およびSF活動に贈られる賞であり、日本のSFおよび周辺ジャンルのアワードとしては最も長い歴史を持つ賞です。

 

第55回星雲賞の投票は4月23日~5月31日におこなわれ、受賞作の発表と贈賞式は7月6日に第62回日本SF大会「やねこんR」(会場:長野県 白樺リゾート池の平ホテル)でおこなわれる予定です。詳細は下記リンク先をご確認ください。

 

第62回日本SF大会「やねこんR」
第55回星雲賞 参考候補作一覧ページ

 

今回、東京創元社の刊行作品で選出されたのは、以下の作品です。

 

【日本短編部門】

わたしたちの怪獣

●久永実木彦「わたしたちの怪獣」/『わたしたちの怪獣』(創元日本SF叢書)
わたしは踏みつぶされるかもしれない。ミサイルに焼かれるかもしれない。それでいい。一番の怪獣は、わたしなのだから――。

高校生のつかさが家に帰ると、妹が父を殺していた。テレビからは東京湾に怪獣が出現したというニュースが流れている。つかさは妹を守るため、父の死体を棄てに東京に行くことを思いつく──「わたしたちの怪獣」
伝説的な“Z級”映画の上映中、街にゾンビが出現。一癖も二癖もある観客たちは映画館内に籠城しようとするが――「『アタック・オブ・ザ・キラー・トマト』を観ながら」ほか、時間移動者の絶望を描く「びびび・びっぴぴ」、吸血鬼と孤独な女子高生の物語「夜の安らぎ」の全四編を収録。
『七十四秒の旋律と孤独』の著者が描きだす、現実と地続きの異界。

 

 

ときときチャンネル 宇宙飲んでみた

●宮澤伊織「宇宙飲んでみた」/『ときときチャンネル 宇宙飲んでみた』(創元日本SF叢書)
配信サービスで《ときときチャンネル》を始めた十時(ととき)さくらは、同居人のマッドサイエンティスト・多田羅未貴(たたらみき)の発明を紹介し、収益化することを目指す。宇宙を飲んで、時間を飼って、目指せチャンネル登録者数一〇〇〇人! 全編配信口調と視聴者コメントで語られる、新感覚の配信者SF!

 

 

 

 

 

【海外長編部門】

文明交錯

●ローラン・ビネ/橘明美訳『文明交錯』(海外文学セレクション)
インカ帝国がスペインにあっけなく征服されてしまったのは、彼らが鉄、銃、馬、そして病原菌に対する免疫をもっていなかったから……と言われている。しかし、もしも、インカの人々がそれらをもっていたとしたら? そしてスペインがインカ帝国を、ではなく、インカ帝国がスペインを征服したのだとしたら、世界はどう変わっていただろうか? 『HHhH――プラハ、1942年』『言語の七番目の機能』で世界の読書人を驚倒させた著者が挑んだ、大胆かつ魅力溢れる歴史改変小説。常に事実とフィクションについて考え続けるローラン・ビネならではの傑作。アカデミー・フランセーズ小説大賞受賞。

 

 

 

人類の知らない言葉

●エディ・ロブソン/茂木健訳『人類の知らない言葉』(創元SF文庫)
近未来。人類は音声ではなくテレパシーを用いて会話する異星文明ロジアと接触し、友好的な関係を築いていた。思念通訳士リディアはロジ人の文化担当官フィッツの専属通訳を務めていたが、通訳の副作用で酩酊に似た状態になっているあいだに、フィッツが何者かに殺害されてしまう。重要容疑者にされたリディアは、自ら捜査をはじめるが……。全米図書館協会RUSA賞SF部門受賞作。

 

 

 

 

【海外短編部門】

ロボット・アップライジング

●アレステア・レナルズ/中原尚哉訳「スリープオーバー」/『ロボット・アップライジング AIロボット反乱SF傑作選』(創元SF文庫)
人類よ、恐怖せよ──猛烈な勢いで現代文明に浸透しつつあるAIやロボット。もしもそれらがくびきを逃れ、反旗を翻したら? ポップカルチャーで繰り返し扱われてきた一大テーマに気鋭の作家たちが挑む。1955年にAI(人工知能)という言葉を初めて提示した伝説的科学者ジョン・マッカーシーの短編を始め、アレステア・レナルズ、コリイ・ドクトロウらによる傑作13編を収録。解説=渡邊利道

 

 

 

 

星、はるか遠く

●フレッド・セイバーヘーゲン/中村融訳「故郷への長い道」/『星、はるか遠く 宇宙探査SF傑作選』(創元SF文庫)
いつの日にか人類は、生まれ育った地球をあとにして、宇宙の深淵へ旅立ってゆく。そのとき彼らが目撃するものは──。SFは1世紀以上にわたって、そこに待ち受けるであろう、想像を超えた驚異をさまざまに物語ってきた。その精華たる9編を収録。舞台となるのは、太陽系外縁部の宇宙空間、人類が初めて出会う種属の惑星、あるいは文明の滅び去った世界。本邦初訳作2編を含む。編者あとがき=中村融

 

 

 

 

最後の三角形

●ジェフリー・フォード/谷垣暁美訳「エクソスケルトン・タウン」/『最後の三角形 ジェフリー・フォード短篇傑作選』(海外文学セレクション)
アコースティックギターの調べは、ぼくの目の前に金色の雨として現われる。指で絹をなでたときには、レモンメレンゲの風味とねっとりした感触を舌に感じる。ぼくは「共感覚」と呼ばれるものの持ち主だった――コーヒー味を通してのみ互いを認識できる少年と少女の交流を描くネビュラ賞受賞作「アイスクリーム帝国」、エミリー・ディキンスンが死神の依頼を受けて詩を書くべく奮闘する「恐怖譚」、マッドサイエンティストが瓶の中につくりあげたメトロポリスの物語「ダルサリー」、町に残される奇妙なしるしに潜む魔術的陰謀を孤独な男女が追う表題作ほか、繊細な技巧と大胆な奇想に彩られた全十四篇を収録する。

 

 

 

 

【ノンフィクション部門】

創元SF文庫総解説

●東京創元社編集部・編『創元SF文庫総解説』(A5判並製)
1963年9月に創刊した日本最古の現存する文庫SFレーベル、創元SF文庫。そこから現在まで連なる創元SFの60周年を記念した、史上初の公式ガイドブック。フレドリック・ブラウン『未来世界から来た男』に始まり、E.R.バローズ『火星のプリンセス』、ネヴィル・シュート『渚にて』、J.P.ホーガン『星を継ぐもの』など800冊近い刊行物の書誌情報&レビューのほか、草創期の秘話や装幀をめぐる対談、創元SF文庫史概説、創元SF文庫以外の東京創元社のSF作品にまつわるエッセイを収める。口絵には創元SF文庫の歴史を彩ってきた全作品の初版カバーをフルカラーで掲載。SFファン必携の一冊。

 

 




2024.04.23

櫻田智也『六色の蛹』ネットサイン本販売開始日のお知らせ

5月31日発売予定の櫻田智也先生『六色の蛹』(四六判仮フランス装/税込定価1,980円)のサイン本を、ネットで予約販売いたします。
当サイトを通して『六色の蛹』をお買いあげいただく方へのサービスです。
ご応募開始は4月24日(水)夕方17時より、5月1日(水)夕方17時といたしますが、先着順で満数になりしだい受付を締め切らせていただきます。なお、お1人様1冊限りとさせていただきます。書籍にはお客様のお名前は入りません。あらかじめご了承ください。
 

楽天ブックスを通じてのお申し込みとなります。

お届けは2024年6月上旬になる予定です。あらかじめご了承ください。

 

2024.04.22

第15回創元SF短編賞 受賞作決定

 

【正賞】稲田一声「廃番の涙」

 

選考委員に飛浩隆先生と宮澤伊織先生を迎え、東京創元社・小浜徹也を加えて2024年4月22日に東京創元社会議室で行なった最終選考会の結果、受賞作を上記のとおり決定いたしました。
※受賞作は最終選考会前の改稿時に「廃番となった感情について」から改題いたしました。

 

受賞作は8月刊行予定の『紙魚の手帖vol.18』に収録したのち、単体の電子書籍として刊行し、また朗読音源化して配信いたします。

 

選評は、近日中に『Web東京創元社マガジン』に掲載いたします。

 

創元SF短編賞のページ

 




2024.04.12

フォン・シーラッハの戯曲『神』が劇団ワンツーワークスにより東京・下北沢で上演されます(7月19日~28日)

 

 
東京創元社より好評発売中のフェルディナンド・フォン・シーラッハの戯曲『神』が劇団ワンツーワークスにより、2024年7月に下北沢・駅前劇場での上演が決定しました。スケジュールやチケットの発売など、詳細については劇団の公式サイトでご確認ください。
 
ワンツーワークス#40 シリーズ「命を見つめる」①
『神[GOTT]』

原作:フェルディナント・フォン・シーラッハ
翻訳:酒寄進一 (『神』東京創元社刊)
演出: 古城十忍
日時:2024年7月19日(金)~28日(日) 計12ステージを予定
会場:駅前劇場(下北沢)
 
https://www.onetwo-works.jp/
 

2024.04.09

第2回創元ミステリ短編賞の応募を締め切りました

 
東京創元社が主催する短編ミステリの新人賞である、第2回創元ミステリ短編賞は、2024年3月31日をもちまして受付を締め切らせていただきました。
 
応募総数は496作品でした。今回も多数のご応募をいただき、誠にありがとうございました。
 
今後の選考経過につきましては、随時創元ミステリ短編賞のページでお知らせいたします。
https://www.tsogen.co.jp/award/sogenmystery/
 

2024.04.05

東京創元社ゆかりのイラストレーターが多数参加する展覧会「装画の仕事 vol.7」が東京・北青山で開催されます(4月9日~20日)

 

  

 
4月9日(火)より東京・北青山の〈ギャラリー・ダズル〉にて、展覧会「装画の仕事 vol.7」が開催されます。
2023~2024年に描かれた書籍の装画と、本の実物をあわせて展示する催しで、東京創元社の書籍では市川憂人『ヴァンプドッグは叫ばない』(東京創元社)の影山徹先生、ジル・ペイトン・ウォルシュ『ケンブリッジ大学の途切れた原稿の謎』(創元推理文庫)の北住ユキ先生、フレドリック・ブラウン『死の10パーセント』(創元推理文庫)のもんくみこ先生がそれぞれ装画の原画を出展されます。ほかにも、安藤巨樹先生、金子幸代先生、千海博美先生、引地渉先生、古屋智子先生、前田なんとか先生、松島由林先生、吉實恵先生など、東京創元社ゆかりのイラストレーターが多数参加しますので、お近くにお越しの際は、ぜひ足をお運びください。
 
「装画の仕事 vol.7」
日時:2024年4月9日(火)~4月20日(土)
    12:00~19:00(最終日は17時まで)、15日(月)は休廊
会場:GALLERY DAZZLE
    東京都港区北青山2-12-20-101
    TEL:03-3746-4670
 
詳細については公式サイトをご覧ください。
http://gallery-dazzle.com/

 

2024.04.05

第34回鮎川哲也賞が決定いたしました

2024年4月2日、第34回鮎川哲也賞の最終選考会が、青崎有吾・東川篤哉・麻耶雄嵩の三選考委員によりおこなわれ、下記のとおり決定しました。
 
【受賞作】
山口未桜『禁忌の子』

 
選考経過等の詳細は2024年10月刊行の『紙魚の手帖 vol.19』に掲載予定です。
 
鮎川哲也賞の詳細については下記のページでご確認ください。
https://www.tsogen.co.jp/award/ayukawa/
 
ayukawa_main_title.jpg

2024.04.04

作家・山本弘氏ご逝去

2024年3月29日(金)、作家・ゲームデザイナーの山本弘氏が誤嚥性肺炎により68歳でご逝去されました。葬儀は近親者で営みました。
代表作に、第28回吉川英治文学新人賞ならびに第27回日本SF大賞候補となった『アイの物語』のほか、『神は沈黙せず』〈MM9〉〈BISビブリオバトル部〉シリーズなどがあります。また、「と学会」初代会長をつとめ、〈トンデモ本〉ブームの先駆者としても知られています。
 
山本氏は1956年、京都府生まれ。京都市立洛陽工業高等学校卒業。78年、「スタンピード!」で第1回奇想天外SF新人賞佳作を受賞。88年『ラプラスの魔』で本格的に小説家デビューを果たします。その前年に設立されたクリエーター集団「グループSNE」の一員として、テーブルトークRPG〈ソード・ワールド〉の立ち上げに参画、〈サーラの冒険〉シリーズをはじめとする〈ソード・ワールド〉に基づく小説の執筆、テーブルトークRPG〈ガープス〉から派生した〈妖魔夜行〉〈百鬼夜翔〉シリーズの小説版を手がけました。オリジナルの作品として『時の果てのフェブラリー』などライトノベルレーベルでのSF作品をはじめ、『闇が落ちる前に、もう一度』『シュレディンガーのチョコパフェ』など本格的なハードSF短編集を発表し、2011年に『去年はいい年になるだろう』で第42回星雲賞(日本長編部門)を、16年には「多々良島ふたたび」で第47回星雲賞(日本短編部門)をそれぞれ受賞しました。また、本格ミステリ大賞候補となった『僕の光輝く世界』などミステリ作品へのチャレンジのほか、漫画原作やアンソロジー編集まで幅広いジャンルで活躍されました。弊社刊の『創作講座 料理を作るように小説を書こう』が最後のご著書となりました。
 
どうぞ安らかにお休み下さい。