twitterで話題! いま注目したい新人作家のデビュー作
4月に刊行された後、twitter上で話題になり書店での展開が大きくなった乾石智子著『夜の写本師』。「ぐいぐいと引き込まれる筆力」「濃密な世界観」「これがデビュー作とは思えない」などの多くの絶賛コメントも書店員様から寄せられました。魔法が存在する世界で、魔術師ではなく、本を書き写す写本師を主人公として描かれる物語は、一人の少年の復讐譚であり再生の物語です。
本に魔法をしたためる、それは写本師だけが使える闇の技術。復讐を誓った少年が手にした力は魔法ならざる魔法〈夜の写本師〉だった──彼の復讐と何千年と繋がる宿命が、綺麗な一つの線のようにとても美しく描かれています。今までにない想像力と卓越した文章で描かれる濃密な世界をぜひ体験してみてください。
【瀧井朝世氏、絶賛!】
本好きにはたまらない魔術の数々、奥深い人間ドラマに感嘆の思い。今もっとも注目すべき新人作家です。
【絶賛の声が続々!! 書店員さんからのコメント】(敬称略 五十音順)
・書楽 和光店 岩崎麻実
これはすごい!ファンタジーの王道をいく世界観に魔法をあやつる写本師というちょっとひねった設定が魅力的。復讐という重いテーマで一気に読ませますが読後は何とも言えない爽やかな脱力感が。今年のベスト1!そして何年も読み継がれてほしい傑作ファンタジーだと思います。
・有隣堂 厚木店 岩堀華江
改めて、ファンタジーってかなり残酷だと感じました。でも、それを読後まで残さず、すっきりと物語を終わらせるのはとても素敵なことです。「これは海外ファンタジーですよ」と言って渡されたら、間違いなく信じてしまうことでしょう。
・ジュンク堂書店 吉祥寺店 岡安小百合
読んで行くうちに面白くなり、後半は一気に読み進めることが出来ました。すごく設定がしっかりしていて、一冊で書ききってしまうにはもったいない気すらします。憎しみと復讐の物語に見せて実は愛の物語……大人に読んでほしいファンタジー。最後のシーンは凄く素敵です!
・有隣堂 アトレ恵比寿店 加藤泉
輪廻を重ね千年かけて復讐を遂げるというスケールの大きさもさることながら、魔法のディテールに至るまで精巧に描かれていて、読みながら圧倒されっぱなしでした。読んでいる間は氷のように冷たい本だと思っていたのですが、読み終わった後は温かい血が流れているように感じられる、不思議な魅力を持った1冊です。
・紀伊國屋書店 新宿本店 小出和代
この物語には上質な、本物の魔法がかけられています。術を発動させるには、丁寧に本を開き、ゆっくり、じっくり、読み飛ばさずに言葉を追うのがコツ。物語というより、本そのものに引きずり込まれるような、不思議な感覚を味わってください。
・有隣堂 八王子店 後藤恭子
魔法・魔道師・呪術。「なんだか聞いた事があるぞ?」と思った私が悪かった。日本人作家であることを忘れてしまう世界が広がり、一気に読んでしまった。写本の描写はたまらなく格好いい!!
・SHIBUYA TSUTAYA 竹山涼子
冒頭からぐいぐい世界は広がっていき、正直収拾つくのか?と思いながら読み進めていった。私が受けた衝撃の程想像つくだろうか?そして結論から言えば私の心配は全くの杞憂であった。このラストは素晴らしいの一言である。
この世界観と描写に引き摺りこまれてあっという間に読み終えた。
・三省堂書店 ルクア大阪店 中澤めぐみ
物語の世界に飲み込まれるという、小説の醍醐味を久方ぶりに体験させてもらいました!!長い長い年月を遡り繋がる物語なのに1冊でまとまっているというのがこれまたすごい。本を媒体にして発動する魔法がものすごく魅力的でした。
・三省堂書店 海老名店 比嘉栄
「え?書いたの日本人だよね?」ヨーロッパの王道傑作ファンタジーが脳裏に浮かぶ。精巧で奥行きのある世界観、心をざわつかせる人物描写、詩的で美しい言葉たち。そして。全てが円環する、完璧なまでのラスト。
「え?これがデビュー作なのっ!?」この作品、あらゆる意味において、尋常ではない。
・旭屋書店 名古屋ラシック店 山崎蓮代
何故カリュドウは生まれ落ちたその手に月・闇・海の印を握りしめていたのか。彼が写しているのはありきたりの文字だけではなく、秘められた魔法の言葉でもあった。1000年にも亘る膨大な時が満ち、その呪いと救いは発動を始める。児童文学ではなく大人ががっつりハマれるファンタジーに出合いました!
*【特別掲載 先行公開】乾石智子『夜の写本師』第一章【Webミステリーズ!】
*これを読まずして日本のファンタジーは語れない! 魔法ならざる魔法、本という名の魔術を操るもの
(2011年7月12日)
人気上昇中!似鳥鶏の描く、にわか高校生探偵団シリーズ
『理由(わけ)あって冬に出る』でデビューし、着実にシリーズファン層を厚くしている似鳥鶏(にたどり・けい)作品の第3弾『まもなく電車が出現します』が刊行されました。短編5編を収録した短編集です。
「幽霊騒動」「壁男事件」で閉鎖されてしまった芸術棟。そこを根城にしていたクラブや同好会たちが活動場所を求めてさまよう中、とある部屋をめぐる騒動が発生!またもや事件に関わる事になってしまった美術部員の葉山君は、面白そうな謎があるのに呼ばないと不機嫌になってしまう伊神先輩と共に謎解きをするはめに……『理由あって冬に出る』から続く本作では、葉山君の苦労が倍増。さらに、脇を固める個性的なキャラクターたちも事件をより一層面白くしていきます。はたして、事件男体質の葉山君に平穏無事な学園生活がやってくるのはいつの日か。コミカルな学園生活と正統な謎解きが楽しめる、ますます目が離せないシリーズにぜひ注目してください。毎回巻末に収録されている大爆笑の著者あとがきもおすすめです!
シリーズ既刊
『理由あって冬に出る』
『さよならの次に来る〈卒業式編〉』
『さよならの次に来る〈新学期編〉』
シリーズ短編収録
『放課後探偵団』
(2011年6月7日)
2011年本屋大賞受賞作家、東川篤哉の代表作!
『謎解きはディナーのあとで』(小学館)で2011年本屋大賞を受賞した東川篤哉氏。軽妙な会話と個性的なキャラクター、そして奇抜なトリック。ユーモアミステリの旗手として人気を博しています。その著者の代表作ともいえるのがこの『館島(やかたじま)』です。
天才建築家・十文字和臣によって瀬戸内海の孤島に建てられた館。奇妙な形のその館で起きたのは、階段からの墜落死!? ありえない死因の謎。それは、事件当日の関係者が再び集まった時に起こった第二の殺人事件へと連鎖していくが……
この奇怪な事件に挑むのが美人が取り柄(!)の女探偵と、そんな探偵に振り回される若手刑事のコンビです。このふたりの掛け合いはもちろん、周囲の面々のおかしなこと。何より、抜群のユーモアの先にある度肝を抜く大仕掛け「えーっ!」とのけぞること間違いなしです。
館、密室、孤島とミステリの様々な要素を盛り込んだ内容と、数行に1回は起こる笑撃をぜひ、ご堪能ください。
(2011年5月13日)
紫式部の名推理、ふたたび! 豪華絢爛な王朝推理絵巻
平安時代の宮中の華やかさと影を描いた大作『源氏物語』の著者とされる紫式部。長い時を経てもなお読み継がれているこの物語には色々な謎が含まれています。失われた巻の存在、タイトルのみがつけられ本文が存在しないなど、様々な研究書などで『源氏物語』についての説が論じられています。その謎を、紫式部本人に語らせ、それも彼女が実在した宮中を舞台に描かれたのが第13回鮎川哲也賞受賞作『千年の黙(しじま)異本源氏物語』です。宮中で起きた「日常の謎」を鮮やかに解き明かす紫式部。やがてそれは『源氏物語』の謎にも迫っていきます。
そして、本作『白の祝宴』では、中宮彰子が土御門邸で親王を出産する様子が描かれている『紫式部日記』を元に、その近辺で起こった事件に挑みます。事件の背景に隠された宮中の光と影、そして『紫式部日記』の真実の著者とは……?
丹念に書き込まれ、豪華絢爛な平安時代へとタイムスリップ出来る1冊です。
シリーズ好評既刊
・千年の黙 異本源氏物語
剣豪・柳生十兵衛が謎を斬る!新感覚時代小説ミステリ登場
第2回ミステリーズ!新人賞受賞作「漂流巌流島」を収録した『漂流巌流島』が好評だった著者の、書き下ろし文庫『柳生十兵衛秘剣考』が刊行されました。前作は、よく知られている歴史的事件を、時代劇の撮影のために膨大な資料をもとに再検討していくうち、新事実が浮かびあがってくる……という、歴史ミステリの傑作でした。
そして本作では、同じく歴史的事実を検証しているのですが、時代は遡ること江戸時代。名だたる剣豪たちが存命している時代。日本国内を廻りながら、剣の修業を続ける若き柳生十兵衛と女剣士・毛利玄達が出会う様々な謎。それは全て「剣」にまつわるもので、歴史好きな方であれば耳にしたことのあるものばかり。果たして柳生十兵衛が紡ぎだす真実とは……!? 謎解きの鮮やかさはもちろん、宮本武蔵などをはじめとする剣豪たちも登場し、剣を交える様は時代小説としても読みごたえ抜群の連作短編集です。
*男装の女剣士と十兵衛が様々な剣豪・流派の謎を解く!
好評既刊
・漂流巌流島
(2011年3月8日)
世界中を虜にした極上の物語が遂に日本上陸!
数々の賞を受賞し、世界各国の書評などで大絶賛を博した桁外れの傑作が、遂に日本に登場しました! これがとにかく素晴らしい!
1913年、オーストラリアの港にたったひとり取り残されていた少女。何があったのか? 少女は何者なのか? 時は流れ2005年。祖母ネルを看取った孫娘カサンドラにもたらされた驚くべき知らせ。ネルが彼女にイギリスのコーンウォールにコテージを遺してくれていた……。なぜそんなコテージを? ネルは何を伝えたかったのか?
謎の向こうに広がる豊饒な物語は圧倒的なリーダビリティで読者を引き込みます。真実に近づいていく高揚感が、登場人物たちの感情の揺れが、胸にストレートに響いてきます。一気読み必至です。そして結末を知った時のあの気持ち……、読み終えてしまった時の一抹の寂しさ……。ぜひ、この読書体験を。
物語を愛する全ての人に贈ります。
・デュ・モーリアの後継とも評されるモートン渾身の傑作!
【各国の書評】
●サンデー・テレグラフ
暗くサスペンスフルで魔力に満ちた香り高い物語(……)足を踏み入れたが最後、虜になること間違いなしの傑作。
●イヴニング・ガゼット
最初から最後まで、ひねりと意外性の連続。最終章まで謎に翻弄され続ける一冊。
●ニューキャッスル・ヘラルド
魔力に満ちた一冊。
●カーカス・レビュー
最後の最後に明かされる真実。驚愕の真相とはまさにこのこと。
●ウォーターストーンズ・ブックス・クォータリー
『忘れられた花園』は優雅で美しいけれど強力な魔法を読者にかける。
●ル・フィガロ
ダフネ・デュ・モーリアの完璧なまでの後継者。
●NYデイリー・ニュース
読者を現実から遠く離れた別世界に誘う壮大で豪奢な作品。
●デイリー・エクスプレス
あざやかな筆致、堪能すること間違いなしの作品。
●イラワラ・マーキュリー
ミステリとロマンスとサスペンスのブレンドされた、麻薬のような小説。
●スター・テレグラム
最後の最後に真相が明かされるまで、読者を謎の虜にする、桁外れの作品だ。
モートンは(……)読者を時に驚かし、時に当惑させ、そして徹底して楽しませてくれる。
●ドーセット・エコー
素晴らしい手応え、見事な物語。
【訳者、装幀者、校正者他のおすすめコメント】
読み応えありました! 校正なのに堪能してしまいました……。
校正者 H・H(男性)
すごく楽しませていただきました! 壮大な話ですが読みやすく、登場人物が愛しくなるような……。私は原稿指定をチェックしなくてはならないので、はじめに最後まで目を通す必要があるのですが、先に結末を知ってしまうのがもったいなく思えるほどでした。
校正者A・K(女性)
オーストラリアから1913年のロンドン、1907年コーンウォールの花園へ続く“茨の迷路”や、お伽噺集に散りばめられた象徴に翻弄されて、続きが気になり一気に上下巻を読んでいました。桑原弘明氏のScope作品(表紙写真)を見つめた時のように『忘れられた花園』の世界へ迷い込んでいたみたいです。
装幀者 柳川貴代
サスペンスフルな筋運びがなんとも秀逸! はじめてこの作品を手にしたとき、文字通り、寝食を忘れて一気に読みました。ゴシック・ロマンスとかミステリといったジャンルの枠をやすやすと飛び越えてしまう、豊穣な世界がそこに広がっていたのです。情感豊かな物語に酔いしれる喜びを与えてくれたケイト・モートンの筆力に脱帽です。
訳者 青木純子
文章はまるで映画を見ているかのよう。いくつもの時代が絡まるストーリーに一気読み必至です。通勤電車の中央線が短く感じられたのは久しぶり。物語を読むことがすきな人すべてにぜひお薦めしたい作品です。翻訳小説ということ、上下巻であることに怯んではもったいない。まずはご一読ください!
営業部A・S(女性)
ひとつの謎の後ろに広がる物語は圧倒的なリーダビリティ。読めない時間には禁断症状すら感じました。
登場人物たちの喜び、怒り、哀しみに思いを馳せ、涙。
営業部Y・S(男性)
古びたお伽噺集、茨の迷路、封印された花園、壮大なブラックハースト荘……こう書いただけで、すでにすべてを知っているのにドキドキしてしまいます。物語を読む喜びを是非皆さんにも味わっていただきたい!
編集担当M・I(女性)
(2011年3月8日)
近くて遠い、遠くて近い──そんな微妙な距離感を 繊細な文章で紡いだ連作短編集
本作では、ランタン楼という外国人向けのアパートが舞台。様々な事情を抱える入居者たち、次々と起こるトラブル、そんな彼らを不審な目で見てしまう周辺の住人達。ちょっとハラハラさせられる日常を、成り行きでアパートの大家になった青年の視点で描かれていきます。
分かりあえるようで分かりあえない。本来なら、それはとても、もどかしいのですが彼らの関わりあい方はそんな距離感のままで、むしろそれが心地よく感じてきます。青年の成長とともに、アパートの存在と周辺住民との関わりが少しずつ変化していく。その様子を間近に感じながら”きっと、大丈夫”、そんな気持ちになれる1冊です。
ちなみに「アンジャーネ」という不思議なタイトルは、関東北西部などで使われる方言「あんじゃあねえ」からつけられました。これは「案ずることはない、大丈夫だ」という意味をもっています。
(2011年2月8日)
日本SF界初、前代未聞のオール新人作品アンソロジー!
なんと収録している全員が新人かつデビュー作(第1回創元SF短編賞受賞作家は除く)という異色のSFアンソロジーが刊行されました。
昨年より始まった「創元SF短編賞」に応募された作品の中から、審査委員である大森 望氏、日下三蔵氏、山田正紀氏が選び抜いた9編を収録。そこに、第1回創元SF短編賞受賞作家、松崎有里による受賞後第1作を含む意欲溢れるアンソロジーです。
ファンタジックな世界観から、王道な宇宙SFまで幅広く選出された作品群たちが織りなす新しいSFの息吹をぜひ感じてみてください。
また、小社HPにて収録作の人気投票を開催中です。皆様の投票をお待ちしております。
*【収録作品の読者人気投票を開催! 2011年3月31日締切】
【収録作】
高山羽根子「うどん キツネつきの」(第1回創元SF短編賞 佳作)
端江田仗「猫のチュトラリー」
永山驢馬「時計じかけの天使」
笛地静恵「人魚の海」
おおむら しんいち「かな式 まちかど」
亘星恵風「ママはユビキタス」
山下 敬「土の塵」(第1回創元SF短編賞 日下三蔵賞)
宮内悠介「盤上の夜」(第1回創元SF短編賞 山田正紀賞)
坂永雄一「さえずりの宇宙」(第1回創元SF短編賞 大森望賞)
*
松崎有理「ぼくの手のなかでしずかに」(第1回創元SF短編賞 受賞後第1作)
(2011年1月12日)
次世代を担う新人作家たちが描く謎と推理と恋のスクールライフ!
小社からデビュー、またはこれから新刊が刊行される新人作家5名が織りなす、魅力満載の学園ミステリ・アンソロジーが刊行されました。
ここに収録されている作家陣は、ぜひ名前を覚えておいてほしい!と思わせるそんな気鋭の新人ばかりです。
また、「学園ミステリ」という定義で描かれている本作は「学生」という限られた時間をとても鮮やかに描き出しています。
それぞれの作家が描く青春と日常の謎。この機会にぜひ新しい息吹を感じてください。
収録作家と作品をご紹介
・似鳥 鶏(にたどり・けい)「お届け先には不思議を添えて」
『理由あって冬に出る』のシリーズで人気を集める気鋭が贈る、にわか探偵団シリーズ最新作。
・鵜林伸也(うばやし・しんや)「ボールがない」
2011年、長編ミステリで本格的デビューを果たす大型新人が放つ、デビュー先行短編。
・相沢沙呼(あいざわ・さこ)「恋のおまじないのチンク・ア・チンク」
第19回鮎川哲也賞受賞作『『午前零時のサンドリヨン』に続く、待望のシリーズ受賞第1作!
・市井 豊(いちい・ゆたか)「横槍ワイン」
第5回ミステリーズ!新人賞佳作入選の新人作家による、〈聴き屋〉シリーズ最新短編。
・梓崎 優(しざき・ゆう)「スプリング・ハズ・カム」
2010年、『叫びと祈り』が絶賛の嵐を呼んだミステリ界再注目の新鋭が贈る、傑作学園小説。
(2010年12月21日)

















